「ギルクリストのリーグデビューは素晴らしかった」チェルシーU-21監督マーク・ロビンソンが今季最も重要だったことを明かす
2022年5月にチェルシー育成チームのヘッドコーチに任命されたマーク・ロビンソン氏。今季はU-21の監督を務め、プレミアリーグ2で4位という成績を残し、プレーオフの準決勝に進出したがトッテナムに敗れて惜しくも敗退。
加えて、プレミアリーグ・インターナショナル・カップでもベスト4に進出するなど好成績を収めたが、タイトルを獲得することはできなかった。プレミアリーグ2で最も若いチームの1つであったチェルシーU-21を指揮したロビンソン監督が、今シーズンを振り返った。
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個々の成長が見えた1年
「リーグ2では4位に終わったが、個人の成長という点では大いに成功したシーズンだった。残念ながらかなりの数の選手が負傷し、シーズンの終わりには出場できなかった選手が多かったが、18歳以下、17歳以下、さらには16歳以下の選手がプレミアリーグ2やカップ戦でプレーしていたことは非常に喜ばしいこと。今シーズンの選手たちの個々の成長は大きな成功で、今後のシーズンに向けて大きな助けになると思う」
不安定なスタートを乗り越えられた理由
「シーズン序盤に3連敗(ブライトン、ノリッジシティ、MKドンズ)したチームは年齢層がかなり高かった。ただ大差で負けたわけではなく、僅差だったんだ。心配したことはなかったけど、どれくらい時間がかかるのかは心配していた。だけど幸い、それほど長くはかからなかった。最初の数試合を除けば、私たちはかなり安定していた。
プレミアリーグ2準決勝に出場した選手と、シーズン当初のチームを比べてみると、同じ選手はほとんどいなかった。それでも、あらゆる面で競争力を維持することができた。年齢に関係なく、すべての大会で競争力を維持し、選手に必要な経験を与えることができ、好調だった選手たちが負傷してもメンバーを入れ替え、若い選手たちに素晴らしい経験を与えることができたんだ。だから、個人的には本当に成功だったと思う」
課題に残った部分
「プレッシャーのかかる大きな試合で、自分たちの実力を発揮できず、試合を支配できていないと感じることがあった。それが少しネガティブな点だったね。しかし、プラスの面としては、そうした試合で逆転して勝つという気概を見せてきたこと。だから、ちょっと複雑な気持ち…次の段階は、そもそも自分自身をそのような立場に置かないようにすることだね」
ギルクリストとの絆
「私にとっての個人的なハイライトは、アルフィー・ギルクリストがこれまでの努力の成果を収め、スタンフォードブリッジでのトッテナム戦でプレミアリーグ初先発を果たしたこと。彼のことを素晴らしい選手だと思ったよ。
彼が初出場したとき、チェルシーのピンバッジを買ってくれたから、アルフィーが出場する男子の試合ではいつもそれを付けている。彼のように今シーズンは多くのユース選手がシニアデビューを果たした。その多さを忘れてはいけないし、それが最も重要なことなんだ」
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今シーズンはシニアチームで多くの選手が怪我で離脱。そのような中で、ギルクリストは常にメンバーに入り、公式戦17試合に出場、そしてエヴァートン戦では待望の初ゴールも記録した。その他にもジョシュ・アチェンポン(18)、ジミ・タウリアイネン(20)、マイケル・ゴールディング(18)といった選手がトップチームでの出場機会を得た。
リーグ2ではタイトルこそ逃したが、ユースからシニアデビューをした選手が多く輩出したことがロビンソン監督の大きな功績。来シーズンも若手選手の成長を助ける役割を担う予定で、その手腕に期待がかかる。
Source:Chelsea FC
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