3月18日に入札が終了。チェルシー購入に手を挙げたのは7グループ

3月18日に入札が終了。チェルシー購入に手を挙げたのは7グループ

ロマン・アブラモビッチ氏に代わり、チェルシーの売却を行っているアメリカの銀行レイングループ。その銀行を通じて3月18日に入札が終わり、6件の入札があったとSky Sportsが報じた。

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入札をしたと報じられているのは以下の通り。

ニック・キャンディ

4歳からチェルシーのサポーターだったと話すキャンディ氏は、ロンドンを拠点とする高級不動産開発会社を経営。今回の正式オファーにあたって韓国のハナ金融グループ、C&Pスポーツグループと共同事業体を結成。20億ポンド(約3160億円)以上の入札を行ったが、週末に韓国の金融機関が加わったことで、投資額を増額することをレイングループに伝えたと報じられた。

 

セントリカス

ロンドンを拠点とする世界的投資会社。チェインキャピタルのジョナサン・ラウリー氏、タリスキャピタルのボブ・フィンチ氏と協力して入札を行った。セントリカスの共同創業者ニザル・アルバサム氏、CEOのガース・リッチー氏、ラウリー氏、フィンチ氏は、4名ともにチェルシーの年間チケット所持者だという。

 

リケッツ家&ケネス・グリフィン氏

MLBシカゴカブスのオーナー、リケッツ家と金融サービス会社シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏が共同で入札。グリフィン氏はアブラモビッチ氏の3倍の資産を持ち、チェルシー買収に興味を持っている個人としてはもっとも裕福な人物。

 

トッド・ベーリー氏&ハンユルグ・ウィス氏

アメリカ人実業家ベーリー氏とスイスのビジネスマンであるウィス氏の共同事業。そして、バーバラ・シャロン氏(音楽専門のPR会社創業者)、ダニエル・フィンケルスタイン氏(イギリスのジャーナリスト、議員)、ジョナサン・ゴールドスタイン氏(ロンドンを拠点とする不動産投資家)らも加わっている。

 

マーティン・ブロートン氏

ブリティッシュエアウェイズの元会長で、プレミアリーグのリヴァプールでも会長を務めた経験のある実業家のブロートン氏。加えて、世界陸連の会長でロンドン五輪では組織委員会会長を務めたセバスチャン・コー氏も参加したようだ。

 

アエセルパートナーズ

ロンドンを中心に活動する投資会社。ポルトガル人の起業家リカルド・シウバ氏が代表。クラブの一時的な資金不足を補うため、即座に5000万ポンド(約80億3000万円)を投入できると報じられた。

またGOALによると、締め切り1時間前に、サウジメディアグループを運営しているモハメド・アルヘレイジ氏が入札を行ったと報じた。チェルシーを購入するために、27億ポンド(約4166億円)のオファーを出したようで、合計で7件が入札を正式に行ったようだ。

現在レイングループがすべての入札に目を通し、最終候補を作成するための会議を開いている。その結果2~3社が優先交渉権を獲得し、チェルシーとプレミアリーグの弁護士がさらに詳しく検討する予定となっており、新オーナーが決まるまでには、2~4週間かかる見込みとなっている。