2022-23シーズン 攻守のMVPは？ゴール数・出場試合数など…記録で見るチェルシー選手の活躍度

チェルシーの2022-23シーズンが5月28日に幕を閉じた。今シーズンは、公式戦50試合を戦いプレミアリーグで12位（11勝11分16敗・勝点44）、チャンピオンズリーグ・ベスト8、カラバオカップ3回戦、FAカップ3回戦という結果に終わった。

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新オーナーに変わり、チェルシーは転換期となっていたが、良い方向に進むことができず、トーマス・トゥヘル氏を早々に解任。グレアム・ポッター氏をブライトンから引き抜いたものの成績は向上せず、今年4月に解任。その後は、クラブのレジェンドであるフランク・ランパード氏が暫定監督に就任したが、成績は振るわず…リーグ12位と1993‐94シーズン（14位）以降最も悪い成績で終えることになった。

近年で最も悪いシーズンを過ごした選手たち。そのような中、個人としての記録はどうだったのか。今シーズンのチェルシー選手の様々な個人記録を記載した。

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【総ゴール数】

1位：カイ・ハヴァーツ、ラヒーム・スターリング（9）

3位：ジョアン・フェリック（4）

4位：コナー・ギャラガー、メイソン・マウント、ジョルジーニョ（3）

昨シーズンは、ロメル・ルカクが公式戦15ゴールでトップスコアラーとなっていたが、今季はハヴァーツが9得点という結果で、チーム内トップとなっていた。昨シーズンは4名（ルカク、ハヴァーツ、マウント、ヴェルナー）が2桁ゴールを記録していたが、今季は0人とチームの不調を物語る結果となった。そのような中で、アトレティコマドリードから1月にローンで加入したフェリックスが約5カ月間で4ゴールを記録し、3位に入った。

【総アシスト数】

1位：メイソン・マウント（6）

2位：ラヒーム・スターリング、ベン・チルウェル（4）

4位：ハキム・ツィエク（3）

5位：ルベン・ロフタスチーク、マテオ・コバチッチ、チアゴ・シウバ、マルク・ククレジャ、クリスチャン・プリシッチ、リース・ジェームズ、ミハイロ・ムドリク、エンソ・フェルナンデス（2）

昨シーズンのトップはマウントの13アシスト。アシスト数は約半分になったものの、マウントが2シーズン連続でチーム内のアシストランキング1位に輝いた。また、冬に加入したムドリク、フェリックスが2アシストを記録できたことは明るい材料。来シーズン以降さらなる活躍が期待できそうだ。

【総試合出場数】

1位：カイ・ハヴァーツ（47）

2位：コナー・ギャラガー（45）

3位：ケパ・アリサバラガ（39）

4位：ラヒーム・スターリング（38）

5位：マテオ・コバチッチ（37）

【総試合出場時間】

1位：ケパ・アリサバラガ（3465分）

2位：カイ・ハヴァーツ（3256分）

3位：チアゴ・シウバ（2993分）

4位：ラヒーム・スターリング（2561分）

5位：カリドゥ・クリバリ（2549分）

総試合出場数はハヴァーツ、そして総試合出場時間はケパがトップという結果になった。ハヴァーツは、公式戦50試合中47試合に出場と、チームの状態が悪い中、センターフォワードとしてほぼフル出場した。また総試合出場時間でもフィールド内ではトップと、監督が変わってもチームに欠かせない存在となっていた。

【まとめ】

攻撃的な選手では、ハヴァーツが今シーズンのMVPになるだろう。ゴール数・出場試合数がトップ。加えて出場時間でもフィールド内トップと、1シーズンを通して大きな怪我をせず、フル稼働をした。そして守備的な選手では、ケパがMVPに値する活躍を見せた。正GKとして公式戦39試合に出場し、12のクリーンシートを記録。加えて、昨年10月のアストンビラ戦で見せたスーパーセーブ3連発が、プレミアリーグのカストロール・セーブ・オブ・ザ・シーズンを受賞するなど、昨シーズンが公式戦15試合に止まっていただけに、今季は復活の兆しを見せた。

また、冬にベンフィカから完全移籍をしたエンソ・フェルナンデスは、プレミアリーグ初挑戦にも関わらず、素晴らしいパフォーマンス見せていた。1月下旬に加入後、公式戦22試合全てに先発出場し、怪我人の多かった中盤においてフル稼働。来季の活躍がさらに楽しみな選手となった。

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昨夏・今冬と多くの選手が加入したことで、今夏は放出される選手が多くなる可能性が高い状況。過去2シーズン連続で最優秀選手賞を獲得しているマウントは、契約延長をせず、チームを離れる予定。またハヴァーツ、ロフタスチーク、コバチッチ、プリシッチといった選手たちも他クラブに移籍する可能性があり、今夏はメンバーが一新されそうだ。

※Source：Transfer Markt