「U-21のサッカーから大きなステップアップとなった」オマリ・ハッチンソンが語るイプスウィッチタウンでの成長

「U-21のサッカーから大きなステップアップとなった」オマリ・ハッチンソンが語るイプスウィッチタウンでの成長

2022年夏に、アーセナルからチェルシーに移籍したオマリ・ハッチンソン(20・WG)。今シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)のイプスウィッチタウンにレンタル移籍し、公式戦50試合に出場。11ゴール・6アシストを記録し、同クラブのシーズン最優秀若手選手賞を受賞。そして、22シーズンぶりのプレミアリーグ復帰にも大きく貢献した。

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充実したシーズンを過ごしたハッチンソン。コブハムに戻り、今季を振り返った。

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璧なレンタル移籍

「おそらく完璧なレンタル移籍だったと言えるだろうね。これ以上良い移籍はないよ。昇格できたことは理想的なことだったし、チームに加わり、多くの出場時間と経験を積むつもりできた。そして、それが実現したんだ。

私がこのビルに足を踏み入れた瞬間から、選手たちはみんなやる気満々だった。トレーニングのとき、彼らは私に自信を与えてくれた。そして私たちは冷静さを保ち、冷酷さを示し、プレミアリーグに進出した。素晴らしいシーズンであり、素晴らしい年になったよ」

の『シニアチーム』挑戦で成長したこと

「U-21サッカーからは、大きなステップアップとなったね。初めての一人暮らしはいつもと違ったけど、パーソナルスペースは大切にしているし、家族もとても協力的だった。試合には必ず顔を出してくれていたよ。

チェルシーでは多くの経験を積んだけど、毎週のようにトップチームのロッカールームにいるのとはわけが違った。彼ら(シニア選手たち)がやっていることを見たり、どのように食事をして、サウナに入るかなど、細かいことが私にとても役立ったよ。年上の選手たちと話をして、彼らが他のクラブで経験したこと、彼らが経験しなければならなかったこと、彼らが払った犠牲について学ぶだけでも、僕にとっては本当に重要なことだった」

ェルシーとの繋がりに感謝

「アシスタントヘッドコーチとしてミルウォールにアンディ・マイヤーズが行く前までは、彼が僕の面倒を見てくれた。彼は素晴らしい人物で、いつも僕に電話をかけてきて、僕が何を改善できるかなどをチェックしてくれた。

その後、カルロ・クディチーニが引き継いで、同様のことをしてくれた。彼もまた素晴らしい人物。改善できる点についてのクリップを送ってくれて、とにかく続けるようにアドバイスをくれたんだ」

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チャンピオンシップという環境ではあったが、自身の実力を十分に発揮したハッチンソン。来季はシュツットガルト、ボルシアMG、プレミアリーグに昇格したイプスウィッチタウンがレンタルでの獲得を希望している中、チェルシーは彼の契約を2026年夏まで延長するオプションを行使したようだ。

“若い選手にとって勝利の環境に身を置くこと、勝利の感覚を得ることは良い事”とコメントを残したハッチンソン。来シーズンはどこで輝きを見せ、勝利に貢献していくのか。今後もさらに才能が開花する予感がする。

Source:Chelsea FC、BBC