約36億円でチェルシーに加入したダリオ・エスーゴ。『プロフィール』『経歴』『ポジション&プレースタイル』を紹介

約36億円でチェルシーに加入したダリオ・エスーゴ。『プロフィール』『経歴』『ポジション&プレースタイル』を紹介

チェルシーは、2025年6月3日にスポルティングCPからダリオ・エスーゴ(20)を獲得したことを発表。移籍金は2200万ユーロ(約36億円)で、契約は2033年夏までの8年契約となった。

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9歳からスポルティングCPのアカデミーに所属し、2021年3月に最初のプロ契約を締結したエスーゴ。2024-25シーズンはスペインのラス・パルマスにレンタル移籍し、公式戦27試合に出場するなどシニアチームで成長。チェルシーは今冬の移籍市場から彼の獲得に動いており、3月の時点でクラブ間合意していた。

そんな彼の『プロフィール』や『経歴』、『代表歴』、『ポジション&プレースタイル』、『小ネタ・エピソードetc』を掲載した。

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【プロフィール】

名前:ダリオ・カシア・ルイス・エスーゴ(Dário Cassia Luís Essugo)

生年月日:2005年3月14日

国籍:ポルトガル

移籍金:2200万ユーロ(約36億円)

契約:2033年夏

市場価値:2000万ユーロ(約33億円)(Transfermarkt 2025/06/27)

【経歴】

9歳からスポルティングCPのアカデミーに所属し、2021年3月に最初のプロ契約を締結。その4日後のヴィトーリアSC戦に途中出場し、クラブ史上最年少となる16歳と6日でトップチームデビュー。同年12月には、チャンピオンズリーグのアヤックス戦でポルトガル人として史上最年少となる16歳268日で同コンペティションに初出場。翌年3月には、FCアロウカとのホーム戦で、最年少先発出場(16歳11カ月17日)を果たし、ルイス・フィーゴの記録を上回った。

2024年夏にスペインのラス・パルマスにレンタル移籍。当初はリザーブ選手として登録されていたが、9月にトップチームでリーグデビューを果たし、公式戦27試合に出場し、1ゴールを記録した。

【代表歴】

ポルトガルのU-15から代表入りし、2022年のUEFA U-17欧州選手権ではフランスとの準々決勝でゴールを決めるが、PK戦の末敗北を喫していた。そして2023年9月、U-21ポルトガル代表に初選出され、ここまで8試合に出場。まだA代表には選出されていない。

【ポジション】

中盤の門番!(守備的MF)

スポルティングCP、レンタル先であったラス・パルマスなどで公式戦66試合に出場しているが、そのうち54試合で守備的な中盤のポジションで起用されており、ザ・DMFといっても過言ではない。

カイセド、アンドレイ・サントスと比較するとディフェンスアクションは96.1%と最も高く、デュエルも80%を越えている。守備的な能力が高く、試合終盤に投入され、失点を防ぐという役割が多くなりそうだ。実際、クラブワールドカップのロサンゼルスFC戦&ESチュニス戦ではリードした後半に投入され、ディフェンス的な役割をこなしていた。今季は、カイセドやラヴィアの負担を軽減する働きを期待されている。

 

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【小ネタ・エピソードetc】

スマイリーワンと呼ばれていたアカデミー時代

スポルティングCPのアカデミーコーチだった、ファビオ・ロケ氏はエスーゴのアカデミー時代のエピソードについてこう語る。

「彼は謙虚な少年だった。リーダーシップも持ち合わせていたし、よく人の話を聞き、誰に対しても敬意を払うんだ。いつも前向きで明るいので、私たちは彼を『スマイリーワン』と呼んでいたね。彼の姿勢と人柄は、どんなコーチも魅了されるはずだよ。少しエンゴロ・カンテに似ているかもしれない。

また彼は、太りすぎではなかったけど体脂肪を減らす必要があった時があったんだ。トレーニングは順調だったので、何が起こっているのかを突き止めるのは大変で…でも彼と長いこと話をしていると、“コーチ、学校が終わるとよくサルシッチャ(※食材を腸詰めにした料理)を食べにいくんだ。大好きだから、ほとんど毎日食べている!”と言われ脂肪がどこから来ているのか、分かったんだよ! 彼はすぐに食べるのをやめて、問題は解決したんだ」(GIVE ME SPORT)

デビュー戦で感極まる

スポルティングCPで、クラブ史上最年少となる16歳と6日でトップチームデビューを果たしたエスーゴ。この試合(ヴィトーリアSC)では後半39分に投入され、チームは1対0で勝利。試合終了のホイッスルを聞いた時に、ピッチ上で涙を流した。試合終了後のインタビューで、「言葉では言い表せない感覚だったし、ずっと夢見ていた」と喜んだ。