「チェルシー移籍は大きな決断だった」コール・パルマーが約15年間所属したマンチェスターシティを離れた理由を明かす

「チェルシー移籍は大きな決断だった」コール・パルマーが約15年間所属したマンチェスターシティを離れた理由を明かす

今夏の移籍市場最終日に、マンチェスターシティからチェルシーに移籍したコール・パルマー。移籍金は、4700万ユーロ(約74億円)+600万ユーロ(約9億円)で、契約は7年+1年間の延長オプション付きとなった。

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21歳のパルマーは、マンチェスター出身でU-8からマンチェスターシティの下部組織に所属。2020年9月にはトップチームデビューを果たし、昨シーズンは公式戦25試合(1ゴール・1アシスト)に出場していた。今シーズンもコミュニティシールドやUEFAスーパーカップで得点を挙げるなど活躍。グアルディオラ監督も彼を高く評価しており『5億ユーロでも売りたくない』と言っていたほどの逸材だったが、チェルシー移籍を決断。その理由を明らかにした。

「これ(移籍)は大きな決断だった。木曜日に練習場を出た後、翌日ロンドンに行くことは分かっていた。車に座って出発しようとしていた時にすべてを思い出していた。“ここに15年いたんだな”と考えていたよ。もちろん、(マンチェスターシティの)競争を避けたかったわけではないんだ。僕は数年間トップチームにいたから、もっと自分のポジションでプレーする機会が欲しかったし、影響を与えたかった。

ローンにも行ったことがないし、マンチェスターから引っ越したこともなかった。マンチェスターの外に出るのは休暇かアウェイの試合の時だけだった。そこ(ロンドン)に行くのは変な感じだったけど、時間を無駄にすることはできないと思ったんだ」

と出場機会を増やすために移籍を決めたと話した。チェルシー加入後すぐに、ノッティンガムフォレスト戦で途中出場していたパルマー。なぜ新天地としてブルーズを選択したのだろうか。

「チェルシーがプロジェクトについて説明してくれて、そのプロジェクトを気に入ったことが移籍の理由。チームに影響を与えられると思ったんだ。ここではさらなる責任がたくさんあり、次のレベルに進むために改善しなければならない部分もある。(移籍の)金額については考えていない。ただフットボールを楽しみたい」

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最後に、マンチェスターシティのアカデミーについて感謝のメッセージを送った。

「シティのアカデミー選手たちに近々会いに戻れることを願っている。6歳の頃から一緒だったスタッフたちもまだいる。スタンフォードブリッジかエティハドスタジアムでプレーをする時には、きちんと別れの挨拶をしてありがとうと言いたい」

マンチェスターシティとは11月11日にスタンフォードブリッジで対戦予定。チェルシーで活躍する姿をシティのスタッフたちに見せることが、彼の恩返しになるはずだ。

Source:Daily Mail