約58億円でチェルシーに移籍したリアム・デラップ。『プロフィール』『経歴』『ポジション&プレースタイル』を紹介

約58億円でチェルシーに移籍したリアム・デラップ。『プロフィール』『経歴』『ポジション&プレースタイル』を紹介

2025年6月4日、チェルシーはイプスウィッチタウンからリアム・デラップ(22)を獲得したことを発表した。契約は2031年夏までの6年契約を締結。リリース条項となっていた3000万ポンド(約58億円)を移籍金として支払うことになった。

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マンチェスターシティ下部組織出身のデラップは、昨夏にイプスウィッチタウンに加入。チームは降格するも公式戦40試合で12ゴール・2アシストを記録。多くのクラブが獲得を狙っていたがCL出場、若いチーム、そしてパーマーとのプレーを希望したことから、チェルシーを選択した。9番を背負うことになった彼の『プロフィール』や『経歴』、『代表歴』、『ポジション&プレースタイル』などを見ていこう。

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【プロフィール】

名前:リアム・デラップ (Liam Rory Delap)

生年月日:2003年2月8日

国籍:イングランド

移籍金:3000万ポンド(約58億円)

契約:2031年夏

市場価値:4000万ユーロ(約65億円)(Transfermarkt 2025/06/05)

【経歴】

2009年にダービーカウンティの下部組織で、サッカーをスタート。2019年にマンチェスターシティの下部組織に加入し、ラヴィアやパーマーらと共に成長。マレスカ氏からも指導を受けていた時期があり、2020年9月のEFLカップ(ボーンマス)でトップチームデビューし、初得点も記録。

その後、2022年夏にストークシティへレンタル移籍。2023年冬には、プレストン・ノースエンドへレンタル。2023年夏にハルシティにレンタル移籍すると、公式戦32試合に出場し、8ゴール・2アシストを記録。そして翌シーズンには、プレミアリーグ昇格が決まったイプスウィッチタウンに5年契約で完全移籍を果たしていた。

【代表歴】

イングランド代表ではU-15から段階を経て、現在U-21として公式戦12試合(3ゴール)に出場。2022年のUEFA U-19欧州選手権では優勝に貢献。なおA代表にはまだ選出されておらず、イングランド代表orアイルランド代表として出場する資格を持っている。

【ポジション】

正に!9番タイプのセンターフォワード

これまで、マンチェスターシティユース、ストークシティ、プレストン・ノースエンド、ハルシティ、イプスウィッチタウンでキャリアを積み上げてきた。ハルシティでは右サイドで8試合起用されていたこともあったが、それ以外はセンターフォワードのポジションで起用。スピードと対人の強さに加えて、左右で力強いシュートを打てることも彼のストロングポイント。ザ・9番タイプのストライカーとして成長している。

2024-25シーズンのジャクソンとの比較を見てみると…空中戦と攻撃的なアクションはデラップのほうが数値は高いが、ゴール・アシスト期待値はジャクソンのほうが大きく上回っている。ただ、ゴール数はリーグ戦でジャクソンよりも2つ多く決定力は高い。チェルシーには良いパサーが多くいるため、加入後はこの期待値も大きく改善されそうだ。

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【小ネタ・エピソードetc】

父&弟もサッカー選手

現役時代、サウサンプトンやストークシティで活躍し、驚異的な飛距離が出るロングスローでスタジアムを沸かせたロリー・デラップが父親。2013年に現役を引退し、指導者としての道を歩んでいる。

なお弟のフィン(19)もプロサッカー選手。現在はバートン・アルビオンに所属。兄とは違いCBのポジションでプレーをしている。