【PL2024-25】パーマーで先制も…後半終盤に2失点で逆転負けを喫したチェルシー。負けた理由をマレスカ監督が言及

【PL2024-25】パーマーで先制も…後半終盤に2失点で逆転負けを喫したチェルシー。負けた理由をマレスカ監督が言及

2024年12月26日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ18試合目が行われ、チェルシーはホームでフルハムと対戦。結果は、1対2チェルシーが逆転負けを喫した。

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プレミアリーグ2024-25・フルハム戦(ホーム)

スターティングメンバー(4-2-3-1)

サブメンバー:ベッティネッリ、ヨルゲンセン、アチャンポン、カサデイ、T・ジョージ、フェリックス、ギウ、エンクンク。

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【前半16分・チェルシーゴール(パーマー)】

最終ラインでボールを持ったコルウィルが斜めのパスを差し込むと、敵陣中央でパーマーが反転からドリブルを開始。ボックス手前まで突き進むと、左足で相手ディフェンダーの股を抜く技ありのシュートがゴールに吸い込まれ先制。

その後も何度かチャンスがあったが、1点のリードで前半を終える。

【後半37分・フルハムゴール(ウィルソン)】

チェルシーの右サイドの守備が安定しない中、左から何度も攻撃を受ける展開が続いていたチェルシー。

終盤まで凌いでいたが、ロビンソンに深い位置からクロスボールを送られると、ファーサイドで待っていたカスターニュにヘディングで折り返され、最後はフリーのハリー・ウィルソンが押し込まれ同点に追いつかれる。

【後半45分+5分・フルハムゴール(ムニョス)】

サンチェスからの不用意なロングフィードを簡単に拾われ、そこからカウンターの起点に。

前かがりとなっていたチェルシーの陣形が崩れ、一気に前進されると、ウィルソンからのスルーパスで右サイドを抜け出したルキッチが中央へ。ファーサイドへ走り込んでいたムニョスに右のサイドを揺らされ、逆転負けを喫した。

【まとめ】

チェルシーは支配率47%、シュート12本(枠内8本)、コーナー3本、パス500回、ゴール期待値は0.81でフルハムの1.27を下回った。

【マレスカ監督コメント】

手の戦術を知っていたのに…最後は嫌な気分

「特に最後に失点してしまったことについて、フラストレーションはある。何度も言ってきたように、勝てないときは負けないことが大切。だから、嫌な気分だよ。特に後半の15分~20分までは気に入らなかった部分。トランジションを許しすぎたし、相手はイウォビ、トラオレ、ロビンソン、ヒメネスといったトランジションからチームを作り上げていることを知っていたからだ。

前半は試合をうまくコントロールできたと感じた。得点し、チャンスも作った。しかし後半は相手にエネルギーを与えすぎたと思う。同点に追いつかれた後も、ククレジャとサンチョにチャンスはあったが、残念な結果だった」

スケットボールのような展開は不向き

「これは攻撃する前にパス、パス、パスを回す必要がある試合だった。1、2本のパスで攻撃しようとすると、私たちは全体が伸びきってしまいオープンになり、相手に痛めつけられることがある。しかし、それは私たちが学ぶべき教訓。フルハムは、素早く攻撃してくるチームで、バスケットボールのような試合になる。それは我々には向いていない展開。もっとうまくコントロールする必要がある」

ドゥエケ欠場の理由

「彼がメンバー入りしなかったのは、怪我ではなく戦術的な判断によるものだよ。そして、起用したのはエンクンク。フェリックスは、パーマーと同じようなポジションでプレーする。彼らはすでに一緒にプレーもしているが、バランスの問題で出場しなかった」

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【今後の試合と感想】

プレミアリーグ18試合を終えて、10勝5分3敗。リーグ戦では、10月のリヴァプール戦以来となる敗北を喫したチェルシー。

この試合は、マドゥエケ、ラヴィア、ベイガといった選手が不在ということもあり、試合を途中から変化させるオプションも少なく、GKからのパス精度も低くかったことが敗因の一因となった。

特にセーブは抜群なサンチェスだが、フィードの成功率がとても低い。ロングボールの精度が低く、この問題をどのように対処していくのか。マレスカ監督の今後の課題なのかもしれない。

次戦は、12月30日(日本時間31日)にアウェイでイプスウィッチタウンとリーグ戦を戦う。年内最後の試合。悪い流れを断ち切りたい一戦になる。