カサデイやモレイラがローンバックも…獲得選手は0人【チェルシー2023-24シーズン冬の移籍市場まとめ】
- 2024.02.02
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2024年2月1日23時(※日本時間2月2日8時)にプレミアリーグの冬の移籍市場が終了。チェルシーは怪我人続出に加え、ポチェッティーノ監督初の冬の移籍市場ということもあったが、獲得選手は0人。なおローンバックで3人が戻ってくる形となった。
昨シーズンの冬はエンソ・フェルナンデス、ミハイロ・ムドリク、ノニ・マドゥエケなど8名の選手を獲得。移籍金の総額は3億3200万ユーロ(約466億円)と冬の移籍市場においてクラブ最高額となっていた。しかし今冬は、ストライカー獲得の噂は出ていたもののPSR(※プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則)を守らなければいけない状況にあったため、獲得選手は0人。今夏の移籍市場に資金を投じる見込みだ。
【関連記事:約466億円でE・フェルナンデス、ムドリクなど8名を獲得・チェルシー2022-23シーズン冬の移籍市場まとめ】
またアカデミー出身のコナー・ギャラガー、トレヴォ・チャロバーらに移籍の噂があったが、退団選手は0人。ローン移籍選手は6人となった。2024年冬の加入選手、ローン移籍選手の詳細をまとめた。
《加入選手》
【DF】
ザック・スタージュ(ピータバラユナイテッド※ローンバック)
【MF】
チェーザレ・カサデイ(レスターシティ※ローンバック)
【FW】
ディエゴ・モレイラ(リヨン※ローンバック)
多くの怪我人に加えて、決定力不足が課題となっており、カリム・ベンゼマ(アル・イテハド)やカラム・ウィルソン(ニューカッスルユナイテッド)、ジョン・デュラン(アストンヴィラ)らを短期レンタルで獲得することを模索していたが、最終的に補強することはなかった。移籍金が1億ユーロ(約160億円)以上といわれているビクター・オシムヘン(ナポリ)やヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティングCP)を今夏に確実に獲得するため、今冬に資金を投じないことを決断したようだ。
なお、ローンバックという形でチェーザレ・カサデイ、ディエゴ・モレイラ、ザック・スタージュが復帰。カサデイは背番号31に決まり、早速リヴァプール戦(1月31日)でリーグデビューを果たしていた。モレイラは攻撃陣に怪我人が出た場合、トップチームに帯同する可能性がある。またスタージュは、U-21でプレーを行う予定となっている。
-最終日にブロヤがフルハムにレンタル-
《レンタル移籍選手》
【GK】
ジェイミー・カミング(オックスフォードユナイテッド)
【DF】
イアン・マートセン(ドルトムント)
【MF】
アンドレイ・サントス(ストラスブール)
アレックス・マトス(ハダースフィールドタウン)
【FW】
アルマンド・ブロヤ(フルハム)
ダヴィド・ダトロ・フォファナ(バーンリー)
PSRのために利益率100%のギャラガー、チャロバーらの売却を検討していたが、どちらも具体的な交渉はなく今冬は残留。また、ユースチームでトレーニングを積んでいるマラング・サールは、チェルシーと契約解除の合意に達しなかったため残留することになった。
レンタル移籍した選手は全部で6人。ノッティンガムフォレストからローンバックしたサントスは、『BlueCo』がオーナーを務めるストラスブールに再レンタル。加えて、ウニオンベルリンからローンバックしたフォファナはプレミアリーグのバーンリーに半年間加わることが決まった。
移籍期間最終日には、ブロヤがフルハムにレンタルされることが発表。レンタル料は400万ポンド(約7億5000万円)となっているが、一定数試合に出場した場合、レンタル料は0になる契約となっているようだ。
【関連記事:リーグの財務規定をクリアしたチェルシー】
2022年夏の移籍市場~2023年夏の移籍市場まで、約1650億円を投じてきたが今冬の支出は0円。長期契約による移籍金の分割計上ができなくなったこと、そしてプレミアリーグの財務管理が厳しく取り締まられることになり、チェルシーだけではなく他のプレミアリーグのチームも消極的な補強期間となった。
(※移籍情報や移籍金はBBC、Sky Sports、The Athletic、Evening Standard、Fabrizio Romanoなどを参照。データは2024年2月2日時点)
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