ラヤン・チェルキの移籍金は?【チェルシー1週間のニュース(2023年11月8日~14日)】

ラヤン・チェルキの移籍金は?【チェルシー1週間のニュース(2023年11月8日~14日)】

チェルシー1週間(2023年11月8日~14日)の主なニュースを紹介。トッテナム戦のプレー時間はわずか47分、ガブリエウ・モスカルド(コリンチャンス)獲得に高い関心、ラヤン・チェルキ(リヨン)の移籍金、プレミアリーグの負傷者数は103人、ヘイズ氏が米国女子代表監督に就任などの動きがあった。

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【11月8日】

トッテナム戦のプレー時間はわずか47分

プレミアリーグのトッテナム対チェルシーの試合は、1対4でチェルシーが勝利を手にしたが、そのプレー時間に注目が集まった。『OPTA』によると、試合時間は前後半合わせて『111分15秒』だったが、実際にプレーが行われていたインプレー時間は『47分57秒』と、わずか43パーセントしかなく、これは過去2シーズンのプレミアリーグの試合の中で最も低い割合だったという。

今シーズンからプレミアリーグでは「ゴール&セレブレーション」「選手交代」「ケガ&治療」「PK」「レッドカード」などの場面でプレーが止まった際に、止まった瞬間から再開するまでの時間を計測し、それがアディショナルタイムに足されるよう新たなルールが導入されている。そんななかで何度もゴールチェックが繰り返されたほか、負傷者の治療や退場の確認が何度か必要だったこともあり、インプレー時間は、45分ハーフを少し上回る程度で終わっていたことが明らかになった。

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【11月9日】

モスカルド獲得に高い関心

コリンチャンスに所属するガブリエウ・モスカルド(18・ブラジル・MF)の獲得を希望しているチェルシー。彼は17歳の時点でコリンチャンスのU-21のキャプテンを務め、今年5月のFIFAユースカップ決勝に進出し、トーナメント最優秀選手の栄誉を獲得。中盤の選手として『優れたビジョン、正確なパス、献身的な守備、前への推進力。さらには若くしてリーダーの素質も備えている』として、アーセナルに所属するデクラン・ライスと比較される逸材として、多くのクラブから関心を示されている。モスカルドは、

「もちろん、いろいろなクラブから関心があることは知っているし、 数カ月前にはチェルシーから強い関心があったことも聞いている」

と明かした。チェルシーは今夏に提示した2500万ユーロ(約40億円)よりも高い提案を新たに提出。早ければクラブの会長選挙後(11月下旬)に、彼の去就が決定する予定となっている。(Goal、TNT Sports)

【11月10日】

ラヤン・チェルキの移籍金は?

チェルシーは、リヨンに所属するラヤン・チェルキ(20・フランス・MF)の獲得について興味を示している。2019年にトップチームデビューを果たしたチェルキは、昨シーズン公式戦通算39試合に出場し、5ゴール6アシストを記録。攻撃的な若手選手で、今夏チェルシーの獲得リストに名前は挙がっていたようだが、具体的なアプローチは無く移籍市場が閉幕した。

しかし彼は、2025年夏までの契約を延長しない可能性が高くなっており、そうなった場合2024年夏に、2500万ユーロ(約40億円)程度でリヨンが売却に応じるようだ。チェルシーのほかにもニューカッスルユナイテッドやレアルマドリードなども動向を注視しており、争奪戦は激しいものになることが予想されている。(Fichajes)

【11月13日】

マンC相手に4対4のドロー

プレミアリーグ12戦目が行われ、チェルシーはホームでマンチェスターシティと対戦。結果は、4対4の引き分けに終わった。試合後ポチェッティーノ監督は、テイラー主審に激怒した理由、コルウィルの状態、3度も追いついた選手たちのメンタリティなどについて話をした。

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また、この試合で得点を決めたスターリングは、

「良い試合だったから、勝ちたかった。でも戦って、ビハインドを背負っても盛り返せるチームのメンタリティを見せることができた。挫折もあったし、残念な結果もあったけど、少しずつ前進している」

とチームの状態が上向いていることを明かした。(Chelsea FC、Sky Sports)

【11月14日】

プレミアリーグの負傷者数は103人

インターナショナルマッチウィークに入るため、プレミアリーグはおよそ2週間試合が無くなる。そのような中、現在プレミアリーグの20クラブでは、合計で103人の選手がケガまたは病気で離脱している。中でも大きな影響を受けているのがマンチェスターユナイテッド、ニューカッスルユナイテッド、シェフィールドユナイテッドで、それぞれ9名が離脱。

一時期、多くの怪我人を抱えていたチェルシーは、6人(フォファナ、チルウェル、エンクンク、ラヴィア、チュクエメカ、チャロバー)と減少傾向にあったが…代表に選出されていたコルウィル(イングランド代表)、ギュスト(U-21フランス代表)が怪我のため離脱するなど、怪我の具合が気になる状況。しかし代表戦後は、エンクンクやラヴィアが復帰予定となっているため、明るいニュースもある。なお、最少はウエストハムユナイテッドで、現状の負傷離脱者は0となっている。(Mirror Football)

ヘイズ氏が米国女子代表監督に就任

チェルシー女子チームの監督を今シーズンで退任するエマ・ヘイズ氏が、米国女子代表の監督に就任することが決まった。ヘイズ氏は、2012年からチェルシーの女子チームを率いて、通算6度のWSL制覇を含む15個のタイトルを獲得するなど大きく貢献。

現在の給与よりも4倍近いオファーをチェルシーは出したようだが、週6日働いている中で、家族との時間も大切にしたいという考えから退任する決断を下していた。就任が決まったヘイズ氏は、

「世界のサッカー史で、最も素晴らしいチームを指導する機会を与えられ、大変光栄に思います。最高のレベルで継続的に勝利するという目標を達成するために、やるべきことがあるのは承知しています。そこに到達するには、選手、スタッフ、そして米国サッカー連盟の全員の献身と協力が必要です」

来年5月のシーズン終了後から指揮を執り、7月末に開幕するパリオリンピックでは金メダル獲得を目指す。(U.S. Soccer)