約74億円でチェルシーに加入したコール・パルマー。移籍の理由やスターリング&マドゥエケとの良好な関係を明かす

約74億円でチェルシーに加入したコール・パルマー。移籍の理由やスターリング&マドゥエケとの良好な関係を明かす

2023年9月1日、チェルシーはマンチェスターシティからコール・パルマーを獲得したことを発表した。移籍金は、4700万ユーロ(約74億円)+600万ユーロ(約9億円)で、契約は7年+1年間の延長オプション付きとなった。

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現在21歳のパルマーは、U-8からマンチェスターシティの下部組織に所属。2019-20シーズンにはU-18チームをリーグとFAユース杯の2冠にチームを導くと、2020年9月にトップチームデビュー。

昨シーズンは公式戦25試合に出場し、1ゴール・1アシストを記録。今シーズンはコミュニティシールドで先制点を挙げたほか、UEFAスーパーカップで貴重な同点弾を記録するなど、活躍を見せていた。そんな彼がなぜチェルシーに移籍を決断したのか? その理由や好みのポジション、ラヒーム・スターリングやノニ・マドゥエケとの関係などについて話をした。

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「新たなスタートに興奮しているし、契約を締結することができて最高の気分なんだ。チェルシーに加入したのは、プロジェクトが良いと判断したからで、このクラブで自分の才能を発揮するため努力していこうと思ったんだ。若くてハングリーなチームだし、ここで何か特別なことを成し遂げたい」

と若い選手を中心とした新生チェルシーのプロジェクトに魅力を感じたようだ。また、マンチェスターシティに在籍していたときに共にプレーをしていたスターリングやユース時代から仲の良かったマドゥエケらの存在も移籍の決め手になったという。

「ラズ(スターリング)は、マンチェスターシティでプレーをしていたとき、いつも面倒を見てくれた。だから感謝をしているんだ。彼のような能力と国際的な経験を持つ人がそうしてくれることは、自分にとって素晴らしいことだった。彼は自分のポテンシャルに気づいてくれて、トレーニングでやっていることを見せてくれたし、少しずつ話すようになったんだ。ラズには質問を多くしていたから、いつも連絡を取り合うようになった。試合でも何度か一緒にプレーをしたことがあるし、今はもっと良いプレーができるようになったと思っているから、これから一緒に良いプレーができることを願っている。

そして、マドゥエケとは15歳のときからの付き合いなんだ。初めて一緒にキャンプをしたときから、いつも仲良くしていたし、それから今に至るまで、ずっと仲良くやっている。コルウィルとは代表チームからの付き合いで、その前から少し知っていたし、対戦したこともある。彼らとは、一緒に U-21欧州選手権2023でも優勝したんだ。素晴らしい夏を過ごすことができた。

またロメオ・ラヴィアとも仲が良いんだ。シティでは2、3年一緒にプレーしたからね。ここにはすでに4人の本当に良い仲間がいて、自分が馴染んで適応できるようにサポートしてくれる。彼らを知っていることが、ここに来る決断を後押ししてくれたんだ。早く馴染んで、チームの勝利に貢献し、できるだけ多くのトロフィーを獲得したいね」

移籍の翌日に行われたノッティンガムフォレスト戦では、途中出場し早速スターリングとプレーをすることができたが、チームは0対1で敗戦と残念なデビュー戦となった。

-様々なポジションをこなせるパルマー-

父親がマンチェスターのサンデーリーグでプレーするのをピッチサイドで見て育ったパルマー。6歳のときからボールを蹴り始めたという。

「小学校のとき、自分と友達の2人でクラス全員と対戦するゲームをよくやったのを覚えているよ。そこで初めて自分はサッカーが得意だと思ったんだ。マンチェスターシティに初めて行ったのは、それから間もなくのことだったよ。

U-10の時には、左サイドバックをやっていた。それから中盤をやって、右ウイング、左ウイング、ストライカーでもプレーをしたね。シティでの初先発はストライカーだったけど、右ウイングと10番が自分のベストポジションだと感じている。アカデミーでは10番を務めることが多かったし、この3年間は主に右ウイングでプレーをしてきた。でも、チームのために必要ならどこでもプレーする。自分はまだ若いけど、常勝チームの中でやってきた経験がある。何が必要かは理解している」

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2021年10月、チャンピオンズリーグのクラブブルージュ戦(グループステージ)でパルマーがゴールを決めたとき、マンチェスターシティのグアルディオラ監督は、『彼はゴール前で特別なクオリティを持っている。5億ユーロでも売りたくない』とコメントを残していた。ブルーズでもその才能を発揮してくれることを願っている。

Source:Chelsea FC、BBC