【チェルシー移籍の噂】ユベントス所属のラビオ獲得に関心。カンテ&ジョルジーニョのバックアップとして期待

【チェルシー移籍の噂】ユベントス所属のラビオ獲得に関心。カンテ&ジョルジーニョのバックアップとして期待

3月から続いた制裁により、選手の獲得や新契約の締結が禁止されていたチェルシー。しかし、5月30日に新オーナーが決定したことにより、獲得や契約の話がようやく進むことになった。

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様々な噂が流れている中、チェルシーはユベントスに所属するアドリアン・ラビオ(27)の獲得について興味を示していると、イタリアのCorriere Dello Sportが報じた。

ラビオは、188センチと大柄ながら足元の技術、豊富な運動量を持ち合わせる万能ミッドフィルダー。2010年にPSGの下部組織に加入し、2年後にトップチームに昇格すると、同年8月にプロデビューを果たした。2019年には、フリーでユベントスに移籍。今シーズンは公式戦に45試合出場し、2アシストを記録。中盤の中央で起用されることが多いが、今季は左ミッドフィルダーとして17試合に出場するなど、プレーの幅を広げている。

チェルシーは、エンゴロ・カンテ、ジョルジーニョが1シーズンを通してフル稼働ができないと考えており、新たなセントラルミッドフィルダーの確保を進めているようだ。また、両選手ともに30歳を超え契約満了まであと1年、そしてサウールの完全移籍の可能性が少ない状況も加味されている。

ラビオは、ユベントスとの契約満了まであと1年。移籍金は発生するものの1500万ユーロ(約20億円)ほどになる予定で、財務的には問題ない金額だ。また、獲得が噂されているモナコのオーレリアン・チュアメニはレアルマドリードへの移籍が現実味を帯びてきており、ウエストハムユナイテッドのデクラン・ライスについては、移籍金が1億3000万ユーロ以上(約180億円)と報じられているため、今シーズンの獲得は現実的ではない状況。

2018年には、PSGでトゥヘル監督の元プレーをしていたが、クラブとの間で延長の契約交渉が決裂したため、約半年間チームから離脱せざる負えない状態になっていたラビオ。しかし、その前までは、ほぼフル出場しており、トゥヘル監督からも信頼されていた様子。

カンテ、ジョルジーニョ、マテオ・コバチッチのバックアップとしてラビオ、そしてローンバックするコナー・ギャラガー、ルベンロフタスチークがいれば、怪我人が出たとしても1シーズンを通して、安定して戦うことができる可能性が高いだろう。