2011‐12シーズン バイエルンに勝利しCLを初制覇したチェルシー。決勝のピッチに立った14人+監督の現在は?
- 2022.02.22
- Column
- ランパード, バイエルンミュンヘン, ドログバ, チェルシー, Chelsea, チャンピオンズリーグ
チャンピオンズリーグ2021‐22の決勝トーナメント1回戦がスタートした。チェルシーは、2シーズン連続のビッグイヤー獲得を目指し、2月22日(※日本時間23日)にホーム・スタンフォードブリッジで、フランスのリールと第1レグを戦う。
今回は、2011‐12シーズンにバイエルンミュンヘンに勝利し、クラブ史上初めてCLを制覇をしたメンバーの”今”を追跡。決勝のピッチに立った14人+監督の現在は?
【GK】
ペトル・チェフ
2004年夏にレンヌからチェルシーに移籍し、公式戦494試合に出場。2015年にはライバルチームであるアーセナルに移籍し、2019年に引退。現在は、チェルシーのテクニカルアドバイザーに就任。2020年12月には、チェルシーU-23の一員としてトッテナムU-23の試合にフル出場したことも話題になった。
【DF】
ジョゼ・ボシングワ
2008年夏にポルトからチェルシーに移籍し、公式戦126試合に出場。2012年にチェルシーを退団しQPRへ。2013年夏には、トルコのトラブゾンスポルへ移籍し、2016年に引退。現在は、サッカー関連のメディアなどに出演。
ガリー・ケーヒル
2012年冬にボルトンワンダラーズからチェルシーに移籍し、公式戦290試合に出場。2017-18シーズンからはチェルシーの主将を務め、2019年に退団し、クリスタルパレスへ。現在は、チャンピオンシップのボーンマスで現役を続けている。
ダビド・ルイス
2011年冬にベンフィカからチェルシーに移籍。2014年夏にはPSGへの移籍が決まったが、2016年夏にチェルシーに復帰。チェルシーでは、公式戦248試合に出場。2019年のヨーロッパリーグ優勝にも貢献したが、同年の夏にアーセナルに移籍。現在は、フラメンゴに所属。
アシュリー・コール
2006年夏にアーセナルからチェルシーに移籍し、公式戦338試合に出場。2010年には、イングランド・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー最優秀選手に選出。2014年夏にチェルシーを退団し、ローマへ。その後はロサンゼルスギャラクシー、ダービーカウンティでプレーし、2019年8月に現役を引退。2019年10月に、チェルシーU-15チームのコーチに就任。現在は、ランパード氏が監督に就任したエヴァートンのチームスタッフになっている。
【MF】
ジョン・オビ・ミケル
2006年夏にリン・オスロからチェルシーに移籍し、公式戦372試合に出場。2017年1月にチェルシーを退団し、中国の天津泰達へ。その後は、ミドルズブラ、トラブゾンスポル、ストークシティといったクラブに在籍。2021年夏にはアルクウェートへ移籍したが、同年11月に退団。現在は、フリーとなっている。
フランク・ランパード
2001年夏にウエストハムユナイテッドからチェルシーに移籍し、公式戦648試合に出場したレジェンド。2011-12CL決勝では、出場停止のジョン・テリーに代わりキャプテンマークを巻いた。2014年にチェルシーを退団し、マンチェスターシティ、ニューヨークシティでプレーし、2017年に現役を引退。2018年5月にダービーカウンティの監督に就任し、翌年、監督としてチェルシーに帰還。2019-20シーズンは、補強禁止&新型コロナウイルス蔓延という厳しい状況の中、アカデミー出身選手を積極的に起用し、リーグ4位でCL出場権を獲得。しかし2020‐2021シーズンの途中で成績不振となり、2021年1月に解任。現在は、エヴァートンの監督を務めている。
サロモン・カルー
2006年夏にフェイエノールトからチェルシーに移籍し、公式戦255試合に出場。左右のWGポジションで活躍し、2012年夏にチェルシーを退団。その後は、リール、ヘルタベルリン、ボタフォゴとプレーを続けて、現在はフリーとなっている。
フアン・マタ
2011年夏にバレンシアからチェルシーに移籍し、公式戦135試合に出場。2011-12CL決勝のバイエルン戦では、ドログバのヘディングによる同点ゴールをアシストし優勝に貢献。2014年1月にマンチェスターユナイテッドに移籍、現在も同クラブでプレーを続けている。
ライアン・バートランド
2005年ジリンガムユースからチェルシーユースチームに移籍。CL決勝のバイエルン戦でチャンピオンズリーグデビューを果たし、一躍有名に。しかしレギュラーの座は奪えず、レンタル移籍を繰り返し、2015年にサウサンプトンに完全移籍。現在はレスターシティでプレーをしている。
【FW】
ディディエ・ドログバ
2004年夏にマルセイユからチェルシーに移籍し、絶対的なストライカーとして君臨。2011-12CL 決勝では、1点ビハインドから同点ゴールを決め、PK戦でも最後のキッカーとして成功させチームを優勝に導いた。2012年夏にチェルシーを退団し、上海申花に移籍。その後ガラタサライを退団し、2014年夏にチェルシーに復帰し、1年後に退団。チェルシーでは公式戦381試合に出場。その後は、米国のモントリオールインパクト、フェニックスライジングにて共同オーナー兼選手としてプレーし、2018年11月に現役を引退。現在は、チェルシーのアンバサダーや実業家として活躍している。
【交代選手】
フローラン・マルダ
2007年夏にリヨンからチェルシーに移籍し、公式戦229試合に出場。2010年3月にはプレミアリーグ月間MVPに選出。2013年夏にチェルシーを退団し、トラブゾンスポルに移籍。その後フランス、インド、ルクセンブルクでプレーし、2018年夏に現役を引退。2019年にはチューリッヒでコーチ職をスタートしたが、2カ月後に退団。現在は、コメンテーターなどメディアに携わっている。
フェルナンド・トーレス
2011年冬にリヴァプールからチェルシーに移籍し、公式戦172試合に出場。2011-12CL準決勝のバルセロナ戦では土壇場でゴールを決め、チェルシーを決勝に導いた。2014年夏にレンタルでミランへ。その後、古巣のアトレティコマドリードや日本のサガン鳥栖でプレーし、2019年夏に現役を引退。現在は、アトレティコマドリードU-19のコーチとして、若手選手の育成に携わっている。
【監督】
ロベルト・ディ・マッテオ
2011年にチェルシーのアシスタントコーチに就任。2012年3月に、アンドレ・ビラス・ボアス監督が解任されたことで、暫定監督に昇格。そこからCL、FAカップを制したものの成績不振により、2012年11月に解任。その後は、シャルケやアストンビラの監督に就任したが、現在はフリーとなっている。
※データは2022年2月22日時点(Transfermarkt参照)
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