CL決勝トーナメント1回戦チェルシーはリールに2対0で先勝。負傷交代したコバチッチ&ツィエクの怪我の状況は?

CL決勝トーナメント1回戦チェルシーはリールに2対0で先勝。負傷交代したコバチッチ&ツィエクの怪我の状況は?

2022年2月22日(日本時間23日)に、チャンピオンズリーグ(CL) 決勝トーナメント1回戦のファーストレグが行われ、チェルシーはホーム・スタンフォードブリッジでリールと対戦。結果は2対0(チェルシー:ハヴァーツ、プリシッチ)で、チェルシーが勝利。2点のアドバンテージを持って、セカンドレグに臨めることになった。

Embed from Getty Images

チェルシーのスターティングメンバーは、メンディ、クリステンセン、シウバ、リュディガー、アスピリクエタ、カンテ、コバチッチ(ロフタスチーク、後半6分~)、アロンソ(サール、後半35分~)、ツィエク(サウール、後半15分~)、プリシッチ(ヴェルナー、後半35分~)、ハヴァーツでフォーメーションは3-4-3。なお、チルウェル、ジェームズ、オドイは怪我のため欠場となった。

前半開始から、チェルシーはリールのゴールを脅かす。前半4分に、アスピリクエタの低く速い右クロスをニアサイドに飛び込んだハヴァーツが合わせるが、ゴール上へと外れる。

その3分後には、ペナルティエリア内右でボールを受けたハヴァーツが左足でゴール左隅を狙ってシュート打ったが、これは相手ゴールキーパーのジャルディムにはじかれ、左コーナーキックに。これをツィエクが蹴ると、ゴール前に飛び込んだハヴァーツが、ヘディングシュートを叩きつけて、ゴール左上のネットを揺らし、チェルシーが先制する。

先制したチェルシーだったが、その後は簡単なパスミスなどから、徐々にリールペースに。前線からプレスをかけてくるリールに対して、中々ボールを前に運ぶことができない時間帯が続いたが、相手の猛攻を凌ぎ、前半を1対0で終えた。

後半開始からチェルシーは攻撃のギアを上げ直し、中盤でカンテがフリーな状況を作り攻撃を展開していたが、後半6分にコバチッチが足を痛め、ロフタスチークと交代。その9分後にはツィエクも足を痛めて倒れ込んだため、サウールとの交代を余儀なくされた。

2人の交代でフォーメーションを3-5-2気味に変更して、中盤をロフタスチーク、サウール、カンテの3枚にしたチェルシー。それを上手く利用し、後半18分にカウンターから中盤を突破したカンテがエリア内左に走り込んだプリシッチにラストパスを供給。それをプリシッチが落ち着いてゴール右隅へと流し込み、チェルシーがリードを2点に広げた。

その後、疲労が見えてきたリールに決定的なチャンスを作らせず、試合終了。2対0でチェルシーが勝利した。試合後、トゥヘル監督は、

「リールは非常によく準備していた。とてもアグレッシブで、とてもフィジカルな相手だったので、精神的にタフに、そしてディフェンス面でも非常に堅固になることが必要だった。それが実現できたし、相手にチャンスを与えず、試合全体を通して良い感触を得ることができたね。攻撃的な3人が一緒になって、非常にアグレッシブなハイラインを作った。今日は、試合全体を通して、一貫してインテンシティと高いワークレートを発揮するためのフォーメーションだった」

と前線3人の仕事について、満足していると話した。また、怪我で途中交代したコバチッチとツィエクについては、

「怪我についてはまだ分からないんだ。ただコバチッチについては、ハーフタイムに交代させるべきだったと思っている。ツィエクの怪我については、まだドクターと話していないんだ。でも今日は火曜日で、リーグカップの決勝は日曜日。あまりひどくならないことを祈るし、選手を回復させるのに十分な時間があると思う」

と話した。次戦は2月27日、カラバオカップ決勝でリヴァプールと対戦する。今シーズン3つ目のタイトルがかかるチェルシー。調子が良いツィエク、コバチッチが戻ってくれば、チームメイトも心強いはずだ。

・メンディはCLで18試合先発し、14度目のクリーンシートを達成

・チェルシーは欧州チャンピオンズカップ/CLの歴史上、得点を許さずホームゲームで5連勝した最初のイングランドのチームに