約97億円を投じてママドゥ・サール、ナナシなど13選手を獲得【ストラスブール2024年夏の移籍市場まとめ】

約97億円を投じてママドゥ・サール、ナナシなど13選手を獲得【ストラスブール2024年夏の移籍市場まとめ】

2023年6月に7500万ユーロ程度で、ストラスブールのほぼ100パーセントの株式を取得したチェルシーのオーナーを務めるコンソーシアム「BlueCo」。『若手のスーパースターたちに、公式戦の出場時間を与えながら、チェルシーのピッチに立つための道筋を作る』ことを計画し、買収した経緯がある。

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プレミアリーグ同様、2024年8月30日の23時(日本時間31日7時)に移籍市場がクローズとなったリーグ・アン。今回は、チェルシーと姉妹クラブとなったストラスブールの移籍(獲得選手、退団選手)についてまとめた。

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チェルシーからは3選手がレンタル移籍

今シーズンからパトリック・ビエイラ氏に変わり、リアム・ロシニアー氏を新監督として招集したストラスブール。レンタル移籍も含めて、合計13選手を補強した。

《加入選手》

GK】

ジョルジェ・ペトロヴィッチ←チェルシー(レンタル)

カール=ヨハン・ヨンソン←ボルドー(フリー)

DF】

ママドゥ・サール←リヨン(1000万ユーロ・約16億円)

ゲラ・ドゥエ←レンヌ(600万ユーロ・約10億円)

ヨニ・ゴミス←ル・アーヴルAC(200万ユーロ・約3億円)

ケイレブ・ワイリー←チェルシー(レンタル)

MF】

 セバスティアン・ナナシ←マルメ(1100万ユーロ・約17億円)

 フェリックス・ルマレシャル←モナコ(600万ユーロ・約10億円)

 アンドレイ・サントス←チェルシー(レンタル)

 ダウダ・ディオン←AFダルーサラム(120万ユーロ・約2億円)

FW・WG】

セク・マーラ←サウサンプトン(1200万ユーロ・約19億円)

ディエゴ・モレイラ←チェルシー(750万ユーロ・約12億円)

オスカル・ペレア←アトレティコ・ナシオナル(500万ユーロ・約8億円)

チェルシーからは、ディエゴ・モレイラを完全移籍で獲得。そしてペトロヴィッチ、アンドレイ・サントス、ケイレブ・ワイリーをレンタルで獲得するなど「BlueCo」がオーナーを務めるクラブとして、多くのチェルシー選手が同クラブでプレーをすることになった。

また守備的MFのダウダ・ディオン(18)、WGのオスカル・ペレア(18)、CBのママドゥ・サール(19)など、将来的にチェルシーで活躍する可能性がある選手をストラスブール経由で契約。

その他にも将来的に大きな成長が期待できる攻撃的MFのナナシ(22)、FWのセク・マーラ(22)を獲得。13選手に投じた移籍金は、6070万ユーロ(約97億円)となった。

9選手がフリーで退団

《退団選手》

GK】

アレクサンドル・ピエール→FCソショー(フリー)

DF】

フレデリック・ジルベルト→レッチェ(フリー)

リュカ・ペラン→ハンブルガーSV(フリー)

MF】

イブラヒム・シソッコ→ボーフム(フリー)

ジャン・ユード・アフル→アンジェ(フリー)

ジョーダン・ロビナード→所属先未定

FW・WG】

ノルディン・カンディル→アミアン(フリー)

レボ・モティバ→所属先未定

ケビン・ガメイロ→所属先未定

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100億円程度の資金を投入して補強を行ったが、収入は無く、9選手がフリーor契約満了でチームを去ることになった。

「BlueCo」がオーナーになり、2シーズン目に突入したストラスブール。現在リーグでは、1勝1分1敗で9位。ロシニアー監督がどのような采配で若い選手を成長させていけるのかが、最大の焦点になるだろう。

(※移籍情報や移籍金は、海外メディアのBBC、Sky  Sports、The Athletic、Goal、Evening Standard、Fabrizio Romanoなどを参照。また移籍金のアドオンがない状態の金額を記載。2024年9月6日時点)