【PL2024-25】終盤にクリスタルパレスに追いつかれ勝点2を落としたチェルシー。勝てなかった理由は?

【PL2024-25】終盤にクリスタルパレスに追いつかれ勝点2を落としたチェルシー。勝てなかった理由は?

2025年1月4日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ20試合目が行われ、チェルシーはアウェイでクリスタルパレスと対戦。結果は、1対1の引き分けに終わった。

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プレミアリーグ2024-25・クリスタルパレス戦(アウェイ)

スターティングメンバー(4-2-3-1)

サブメンバー:ヨルゲンセン、ディサシ、アダラビオヨ、ジェームズ、ベイガ、マドゥエケ、フェリックス、ギウ、エンクンク。

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【前半14分・チェルシーゴール(パーマー)】

左サイド深くに侵攻したサンチョが相手ディフェンダー3人を引き付けてゴール前のパーマーに横パス。パーマーは、グエイのスライディング時に開いた足元のスペースを見つけ、そこを狙う形でシュート。それがゴール右のサイドネットを揺らし先制に成功。

その後は、クリスタルパレスの攻撃を抑え1点のリードで前半を終える。

【後半37分・クリスタルパレスゴール(マテタ)】

パーマーへのパスを中盤でムニョスにカットされる。それをサール、エゼと左に展開され、最後は正確な折り返しをゴール前のマテタに流し込まれ、そのまま試合終了。1対1の引き分けとなった。

【まとめ】

チェルシーは支配率62%、シュート15本(枠内1本)、コーナー6本、パス565回、ゴール期待値は1.47でクリスタルパレスの1.32を上回った。

【マレスカ監督コメント】

 てなかった理由は?

「試合に勝つために、十分な力を発揮したと思う。前半と後半で、試合に勝つチャンスは十分に作った。しかし、サッカーでは臨機応変に対応しなければ、試合は常にオープンになる。特にこのスタジアムではそう。どんなトランジションでも、どんなコーナーでも、相手チームのエネルギーは高まる。残念ながら最後に失点してしまったが、全体としては十分な力を発揮していた。

ただ。試合に勝てなかった理由を私が決めなければならないとしたら、試合を終わらせるチャンスがあるときに決定的なプレーをできなかったこと。2対0なら試合はおそらく終わっていたが、オープンなままでいると、いくつかのトランジションやコーナーキックを許してしまい、その後失点してしまう可能性がある」

チャンポンは最高の選手。補強については…?

「今日の選手は全員良かったが、もし1人を選ぶとしたら、間違いなくアチャンポンが最高の選手だったと思う。今日(先発出場を)決めたのは、彼が準備ができていることを示したと思ったんだ。彼は自分がいかに優れているかを示した。これからも一生懸命に努力をして、次のチャンスをつかむ必要がある」

ジョシュが十分な実力を持っていることは、すでに分かっていたが、フォファナとバディアシルの負傷している。(冬の移籍市場で)何が起こるかどうかを見てみることになる」

手交代は2人。その判断を説明

「選手交代をするとき、選手の一人が十分ではないから別の選手と交代することもある。あるいは単純に、プレー中の選手が疲れていて、プレッシャーがうまくかかっていないということもある。ただ今日は、ピッチ上の11人全員が良かったと思う。

ネトはとても良かったし、サンチョも良かったし、ジャクソンも良かったし、パーマーも良かったし、フェルナンデスも良かったし、カイセドも良かったし、コルウィルも良かったし、アチャンポンも良かったし…変更のために変更を加えるのは好きじゃない。

理由がわかっているときに変更を加えるのが好き。ジャクソンを変更した理由は、彼が少し疲れていたからだ。ギウはフレッシュで新しいエネルギーがあったし、サンチョの代わりにマドゥエケを入れたのもまさに同じ。これが交代の理由だ」

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【今後の試合と感想】

プレミアリーグ20試合を終えて、10勝6分4敗。リーグ戦直近4試合で勝点2しか上積みできない厳しい状況に陥っているチェルシー。

次戦は、1月11日(日本時間12日)にホームでモアカムとFAカップ3回戦を戦う。昨年の9月以降初めてミッドウィークの試合が無く、1週間準備に使えることはチームにとってポジティブ。また、中盤で代えのきかないカイセド、フェルナンデスをモアカム戦で温存できれば、リフレッシュして再スタートできる可能性が高くなる。

ただ1つの不安要素はラヴィアになる。今季こそ公式戦10試合には出場しているが、ハムストリングや太ももの怪我で9試合に欠場と計算ができない選手の一人となっており、12月に彼を欠いたことで、カイセド、フェルナンデスはフル出場を余儀なくされている。

計算できない選手を信頼するのはかなりの賭け。ここを補強するのか。それともウゴチュクやアンドレイ・サントスをレンタル先からリコールするのか。とにかく、もう一人ここのポジションの選手を加えることができなければ、今後も苦戦するだろう。監督やフロントがどう判断するのか。冬の移籍市場はオープンしており、決断が迫られそうだ。