2023-24シーズンのMVPは?ゴール数・出場試合数など…記録で見るチェルシー選手の活躍
チェルシーの2023-24シーズンが5月19日に幕を閉じた。今シーズンは、公式戦51試合を戦いプレミアリーグで6位(18勝9分11敗・勝点63)、カラバオカップ準優勝、FAカップ準決勝という結果に終わった。
新オーナーに変わり、2シーズン目となったチェルシー。マウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘して国内の戦いだけに集中していたが、シーズン序盤は怪我人が続出する中で結果が出さない日々を過ごしていたが、2024年に入り徐々にチーム力が向上。リーグ最後の5試合で5連勝を飾り、6位という結果で欧州のコンペティション出場権(ECL or EL)を獲得した。
ただ、夏の補強の関与などについてポチェッティーノ氏とクラブ側の意見が一致しなかったことが原因となり、双方合意の上で契約を解除…。現在は、後任候補を探している段階だ。
そのような中、個人としての記録はどうだったのか。今シーズンのチェルシー選手の様々な個人記録を見てMVPを発表する。
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【総ゴール数】
1位:コール・パルマー (25)
2位:ニコラス・ジャクソン(17)
3位:ラヒーム・スターリング(10)
4位:ノニ・マドゥエケ(8)
5位:コナー・ギャラガー、ミハイロ・ムドリク、エンソ・フェルナンデス(7)
昨シーズンは、カイ・ハヴァーツ(現アーセナル)、ラヒーム・スターリングが公式戦9ゴールでトップスコアラーとなっていたが、今季は加入1年目のパルマーが25得点という結果で、チーム内トップとなった。
昨シーズンは2桁ゴールを記録していた選手が0人とチームの不調を物語っていたが、今季は3人が二桁得点。パルマー、ジャクソンは加入1年目ながら、その才能を発揮。パルマーに至っては、プレミアリーグの2023-24シーズン年間最優秀若手選手賞を受賞するなど、大きく飛躍したシーズンとなった。
【総アシスト数】
1位:コール・パルマー(15)
2位:コナー・ギャラガー、マロ・ギュスト(9)
4位:ラヒーム・スターリング(8)
5位:ニコラス・ジャクソン(6)
昨シーズンのトップはメイソン・マウント(現マンチェスターユナイテッド)の6 アシストという寂しい数字だったが、今季はパルマーが15アシストを記録しトップ。得点&アシストの2冠をチーム内で達成した。また、ジェームズが怪我で長期離脱をする中、ギュストが右サイドを任され大きく成長。9アシストを記録するなど、攻守において活躍し大きな注目を集めた。
【総試合出場数】
1位:コナー・ギャラガー(50)
2位:モイセス・カイセド(48)
3位:コール・パルマー(45)
4位:アクセル・ディサシ、ニコラス・ジャクソン(44)
【総試合出場時間】
1位:コナー・ギャラガー(4036分)
2位:モイセス・カイセド(3899分)
3位:アクセル・ディサシ(3689分)
4位:コール・パルマー(3613分)
5位:ニコラス・ジャクソン(3532分)
総試合出場数&総試合出場時間ともにギャラガーがトップという結果になった。ギャラガーは、唯一チェルシーで50試合に出場&出場時間4000分を突破。ジェームズ&チルウェルが離脱する中、キャプテンマークを巻きチームをけん引した。
【まとめ】
攻撃的な選手では、パルマーが今シーズンのMVPになるだろう。ゴール数・アシスト数ではトップ。そして出場試合数(3位)、出場時間(4位)も上位とチームの勝利に多きく貢献。彼がいなかったら降格争いをしていたというデータもあり、チェルシーのエースとして素晴らしいパフォーマンスを披露した。
守備的な選手では、モイセス・カイセドがMVPに値する活躍を見せていた。昨夏にブライトンから加入し、当初は期待通りの活躍が出来ていなかったが、徐々にフィットしていき、中盤でフル稼働しながら、チームをピンチの芽を摘んでいた。シーズン途中からの加入となったが、怪我をすることなく公式戦48試合に出場、出場時間も約3900分とフル稼働した。そして最終節には、50.5ヤードという長距離からチェルシーで初のゴールを決めるなど、来季以降さらに頼れる存在になるだろう。
また総合的なMVPとしてはギャラガーしかいないだろう。昨シーズンも公式戦45試合に出場していたが、サブからのスタートが多くレギュラーポジションを掴めない状況だった。しかし、今季はシーズン当初からレギュラーの座を守り、チーム唯一公式戦50試合に出場。出場時間も昨シーズンより2000分以上も多くプレーしており、中盤の要となった。加えて、30試合でキャプテンマークを巻くなど、チームに欠かせない存在であることを証明した。
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昨シーズンが12位と1993‐94シーズン(14位)以降最も悪い成績で終えていたチェルシー。多くの選手が入れ替わる中で結果が出せるかどうか不安を感じていたが、パルマー、ギャラガー、カイセド、ジャクソンなど素晴らしいパフォーマンスを見せ、最終的には6位という成果を残した。
来シーズンは、さらに期待が膨らみそうな予感がしたが…ポチェッティーノ氏が退任し、チームの支柱だったチアゴ・シウバもチームを離れた。加えてPSRの関係でギャラガーを筆頭に、トレヴォ・チャロバー、アルマンド・ブロヤ、イアン・マートセンなどアカデミー出身の選手が売却候補に上がっており、もし実現するような事態になれば、チームとして再び厳しいシーズンを過ごすことになるかもしれない。
まずは、誰が監督を務めるのか?その後にチームの編成を決めていくと思うが、今夏も多くの選手の入れ替えが行われるのかもしれない…。
※Source:Transfer Markt
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