ベンヤミン・シェシュコの獲得に強い関心【チェルシー1週間のニュース(2024年4月24日~4月30日)】
チェルシー1週間(2024年4月24日~4月30日)の主なニュースを紹介。『エンソ・フェルナンデスが鼠径部の手術を受け今シーズン終了』、『ベンヤミン・シェシュコの獲得に強い関心』、『チアゴ・シウバが今シーズンで退団』、『プレミアリーグが支出上限ルールを導入予定』、『リーグ終了。5月の試合スケジュール』などの話題があった。
【4月26日】
フェルナンデスが鼠径部の手術を受け今シーズン終了
エンソ・フェルナンデスが、鼠径部の手術を行ったことをクラブが発表した。1年ほど前からヘルニアに悩まされていたフェルナンデス。試合前に注射を打ちながらプレーをしていたこともあり、手術を決断した。
「半年ほど痛みを引きずっていたので、この手術を受ける必要があったんだ。数週間前から痛みがどんどん強くなってきて、トレーニングやプレーをするにつれて悪化していった。チェルシーのジャージを着てプレーするときは、代表チームと同じように、いつもベストを尽くそうとしていたんだけど、もう我慢できなかった。いつもメッセージや励まし、愛の言葉をありがとう。 これまで以上に強くなって戻ってくることを約束する」
と自身のSNSを通じてコメントを出した。今後はコブハムでリハビリを開始する予定。チェルシーでの今シーズンの残り試合を欠場することになった。(Chelsea FC)
【4月27日】
アストンヴィラに追いつきドロー
プレミアリーグ33試合目が行われ、チェルシーはアウェイでアストンヴィラと対戦。結果は2対2の引き分けに終わった。試合後ポチェッティーノ監督は、『今日の試合で一番重要だったこと』、『チアゴ・シウバの怪我の具合』、『主審の一貫性のない判定』などについて話した。
【関連記事:後半に2点を追いつきアストンヴィラと引き分けたチェルシー。主審の一貫性のない判定についてポチェッティーノ監督が激怒】
アストンヴィラに追いつくゴールを決めたギャラガーは、
「後半は素晴らしいキャラクターを見せたから、勝つチャンスはあった。後半のパフォーマンスについては胸を張るべきだと思うよ。僕は常にベストを尽くしている。自分のプレーのあらゆる面において…より良いチームプレーヤー、リーダーになるために、改善しなければならないことがたくさんある。 まだ先は長い。 常に向上できるように努力していく」
とリーダーの一人として、チームをけん引していきたいと話した。
【4月28日】
シェシュコ獲得に強い関心
チェルシーは、約2年前からベンヤミン・シェシュコ(20)に関心を示しており、熱心に彼のスカウトを行なっている。194センチという長身ながら、足元の優れた選手で運動量も多く、両サイドのウィンガーとしてもプレーが可能という万能型のストライカーは、今季も所属するRBライプツィヒで公式戦39試合に出場し、15ゴール・2アシストを記録している。
彼のリリース条項は5000万ユーロ(約84億円)。クラブはストライカーにいくらかけるのか、その予算を決めている最中で、シェシュコの他にもビクトル・オシムヘン(ナポリ)とイヴァン・トニー(ブレントフォード)、元チェルシーのタミー・エイブラハム(ローマ)もリストに名を連ねているようだ。(Fabrizio Romano、Evening Standard)
【4月29日】
シウバが今シーズンで退団
チェルシーは、チアゴ・シウバが今シーズンでクラブを退団することを発表した。2020年夏にフリーでチェルシーに加入したシウバ。2020-21シーズンには初のチャンピオンズリーグ優勝を達成、その後FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップとチェルシーで3度のカップ獲得に貢献した。
「4年間、ここでやったことすべてにおいて、私は常に全力を尽くしてきたと思う。 でも残念ながら何事にも始まりがあり、終わりがある。 だからといって、これが決定的な終わりというわけではない。 近い将来、ここで別の役割とはいえ、戻ってこられるようにドアを開けておきたいんだ。
世界有数のビッグクラブで、これほど偉大なことを成し遂げ、チャンピオンズリーグという最高のタイトルを獲得できるなんて、夢にも思っていなかった。『さよなら』は去って戻ってこない人のためにある。 だから、いつか戻ってくるつもりだよ…」
と涙ながらに話した。ここまで公式戦151試合に出場し、9ゴール・3アシストを記録。昨夏多くの選手が他のチームに移籍していく中、若手選手の成長を助けるために残留したシウバ。プレミアリーグの最終戦となるホームでのボーンマス戦では、キャプテンマークを巻く予定となっており、スタンフォードブリッジのサポーターは涙ながらに彼を送りだすはずだ。(Chelsea FC)
【4月30日】
プレミアリーグが支出上限ルールを導入予定
プレミアリーグは、2025-26シーズンから『支出上限のルール』を設ける予定となった。支出制限ルールは現在の財務規則である「収益性と持続可能性に関する規則(PSR)」に代わるもので、支出(給与、償却移籍金、代理人手数料)上限はプレミアリーグが管理する放映権料+商業契約収入が最も低いクラブが受け取る金額の倍数に設定。
『The Athletic』が、昨季最下位に終わったサウサンプトンが得た収入でシミュレーションしたところ、同クラブは1億360万ポンド(約204億円)で、上限はその4~5倍の4億1440万ポンド(約817億円)~5億1800万ポンド(約1020億円)になる。なお、これを超過していたのはチェルシーの5億3900万ポンド(約1062億円)のみであり、マンチェスターシティ(5億100万ポンド・約987億円)以下のクラブは該当しないようだ。
29日にロンドンで行われたプレミアリーグ株主総会で、今回の支出上限設定を進めることで合意に至たり、6月のリーグ年次総会で採決される予定。今回の支出上限に関してプレミアリーグ側は、プロサッカー選手協会(PFA)の承認が必要なことも理解しており、今後も協議が続いてく予定だ。
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5月の試合スケジュール
5月は、プレミアリーグ5試合が行われる。2日はトッテナム(ホーム)。5日はウエストハムユナイテッド(ホーム)。11日はノッティンガムフォレスト(アウェイ)。15日はブライトン(アウェイ)、19日はボーンマス(ホーム)というスケジュール。
現在9位のチェルシーは、欧州のコンペティションに出場するため最低でも7位以内に入ることを目標にしている。現在7位のニューカッスルユナイテッドとは勝点差5差、そして6位のマンチェスターユナイテッドとは勝点差6となっている。チェルシーは両クラブよりも消化していない試合が1つあるため、まずは2日のトッテナム戦で勝利し、差を縮めなくてはいけない。
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