約98億円でチェルシーに加入したロメオ・ラヴィア。チェルシー移籍を決断した『3つの理由』を明かす
2023年8月13日に、サウサンプトンからチェルシーに移籍したロメオ・ラヴィア。移籍金は、6200万ユーロ(約98億円)+600万ユーロ(約9億円)で、2030年夏までとなる7年間の長期契約を締結した。
リヴァプールも彼の事を高く評価し、獲得を試みていたが、最終的に選んだクラブはチェルシー。そんな彼がコブハムでの最初のインタビューで、チェルシーを選んだ3つの理由について話をした。
「チェルシーを選んだのは、プロジェクトとクラブの目標が重要な要素となったんだ。このクラブの一員となり、クラブの歴史を刻むということは本当に刺激的なこと。本当に幸せだし、このユニフォームを着られるのは特別な気分。今シーズンにチェルシーが契約した選手のほとんどは、自分が対戦して『おっ、この選手はすごいな』と思ったから、彼らと一緒にプレーできるのは最高の気分だよ。チームメイトは若くて良い選手たちだから、お互いを高め合うことになるだろうし、それが成功する唯一の方法だと思っている」
と若手選手が多くいる新生チェルシーの中で、切磋琢磨して向上していきたいと話した。ラヴィアは、2004年生まれの19歳。母国ベルギーのアンデルレヒトで育つと、2020年夏にマンチェスターシティのアカデミーに加入。昨年夏にサウサンプトンへ完全移籍。昨シーズンはハムストリングの負傷により離脱する時期もあったものの、公式戦34試合に出場し、1ゴール・1アシストを記録。
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まだ10代ながらボールを奪取する力に定評があり、複数人を相手にしてもボールをキープして前へと推進していく能力がある。素晴らしいポテンシャルを秘めているラヴィア。彼は、マウリシオ・ポチェッティーノ監督がその力を最大限に引き出してくれると信じている。
「彼のこれまでの監督としてのキャリアは誰もが知っている。ポチェッティーノ監督と話したとき、彼は自分が何を望んでいるのか、チームにどういう方向性を求めているのか、はっきりと話してくれた。彼が望んでいることを聞けて本当に嬉しかったし、彼のエネルギーは自分と一致するものだった。そして家族には、これまで自分のためにしてくれたことについて、本当に感謝している。彼らの絶え間ないサポートがなかったらここにいなかっただろうし、彼らとこの瞬間を共有できて幸せなんだ」
『ポチェッティーノ監督』、『クラブのプロジェクト』、『チームの目標』と3つの要素がブルーズ加入の決め手となったというラヴィア。ベルギー出身のディエゴ・モレイラとはユース時代に定期的に対戦しており、同じフランス語圏出身のウェズレイ・フォファナとも仲が良いという。また、移籍前にはレンヌから移籍したレスリー・ウゴチュクなどともコンタクトを取るなど、チームに合流してからスムーズにメンバーの一員になることを考えていたようだ。
チェルシーではベルギー出身の選手として、エデン・アザールが公式戦352試合に出場し110ゴール・92アシストという記録を残し、6つのトロフィー獲得に貢献していた。アザールの背中を見てきたラヴィア。彼もチェルシーで多くのトロフィー獲得に貢献してほしい。
Source:Chelsea FC、The Athletic
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