アンドレイ・サントスが労働許可証を取得【チェルシー1週間のニュース(2023年7月18日~7月24日)】
チェルシー1週間(2023年7月18日~7月24日)の主なニュースを紹介。W・フォファナが膝の怪我で長期離脱、アンパドゥがリーズユナイテッドに完全移籍、アンドレイ・サントスが労働許可証を取得、ヴィヴェルTDがクラブを離れる、モハメド・クドゥス&マイケル・オリーズの獲得を検討などの動きがあった。
【7月18日】
W・フォファナが膝の怪我で長期離脱
膝の怪我により、米国でのプレシーズンに帯同できなかったウェズリー・フォファナ。診断の結果、前十字靱帯断裂のため手術を行ったとクラブが発表した。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、
「本当に悲しいニュース。本当に心を痛めているし、私たちにできることは彼を助けること。厳しい怪我であることは分かっているが、できるだけ早くチームに帯同できることを願っている」
とコメント。今後はコブハムでメディカル部門とともにリハビリに取り組むことになるが、復帰までには6~9カ月間かかることが予想されている。フォファナは、レスターシティ時代の2021-22シーズンに脚を骨折し長期離脱、チェルシーに加入した昨シーズンも膝の怪我により、公式戦22試合の出場に止まっていた。
フォファナの離脱により、センターバックの補強も考慮しなくてはいけない状況となったチェルシー。現在、アカデミー出身のマーク・グエヒ(クリスタルパレス)、マンチェスターユナイテッドに所属するハリー・マグワイアの名前が挙がっているが、具体的な交渉はまだ行っていない。(90MIN、The Guardian)
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【7月19日】
アンパドゥがリーズUに完全移籍
チェルシーは、イーサン・アンパドゥがリーズユナイテッドに移籍したことを発表した。2017年夏にチェルシーに加入後、公式戦12試合に出場。RBライプツィヒやスペツィアなどにローン移籍をして、経験を積んでいたが、トップチームでチャンスを与えてもらえず、クラブを退団することになった。アンパドゥは、
「ファルケ監督と話をして、自分が何を望んでいるのかが分かったんだ。彼は、私のどこが気に入っているのか、そしてプレーヤーとしてどこを改善できると思うのかを教えてくれた。それがリーズを選ぶきっかけになったんだ」
と加入を決めた理由を話した。(Leeds United、Chelsea FC)
【7月20日】
プレシーズン初戦を勝利で飾る
米国プレシーズン初戦で、レクサム(ナショナルリーグ)と戦ったチェルシー。結果は5-0で、チェルシーが勝利。若手選手主体の起用で、マートセン×2、ギャラガー、エンクンク、チルウェルがゴールを決めた。ポチェッティーノ監督は、
「選手たちの姿勢には満足している。だけど、もちろん今は改善する時期。この時期はチームがどういうプレーをするか学ぶプロセスにあるし、フィジカル面の強化も必要だ。パフォーマンスには満足しているが、今一番大事なのは、バカンス明けにまたポジティブな気持ちをもってプレーをスタートさせることだと思う。選手たちは、異なるレベルで入ってきている。今はシーズンを戦い抜くために、全員を同じようなレベルにすることが大事だ」
とさらなる改善を求めた。チェルシーは、7月22日にブライトン(4対3でチェルシーが勝利)、26日にニューカッスルユナイテッド、30日にフルハムと試合を行い、プレシーズンの最後には昨シーズンCLベスト16で対戦したドルトムント(8月2日)と試合を行う予定となっている。(ChelseaFC)
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【7月21日】
ハッチンソンがローンでイプスウィッチへ
チェルシーはオマリ・ハッチンソンが、イプスウィッチタウンにローン移籍したことを発表した。ハッチンソンは、
「監督の話しを聞くのがとても楽しかったので、彼のチームでプレーするのを楽しみにしている。素晴らしいサッカーをしてボールを保持して、得点をしてチャンスを作り出すのが好き。そして、人々に笑顔をもたらすのも好きだから、ここでそれができればいいね。3万人の前でプレーするのはクレイジーだし、とても楽しみにしているんだ」
と初のシニアローンに胸を躍らせた。昨シーズンは下部リーグなどで、公式戦25試合に出場し、8ゴール・10アシストを記録。その活躍もあり、プレミアリーグのマンチェスターC戦でトップチームデビューを果たしていた逸材。今後の成長が楽しみな選手だ。(Ipswich Town)
A・サントスが労働許可証を取得
アンドレイ・サントスが、イギリスの労働許可証を取得したとEvening Standardが報じた。今冬ヴァスコダガマから約21億円の移籍金で獲得したサントスだったが、イギリスで働くための労働許可証が取得できなかったため、今年3月に古巣ヴァスコダガマへレンタル移籍をしていた。米国でのプレシーズンではチームに帯同し、レクサム戦とブライトン戦に出場。コバチッチやカンテといった中盤の選手が退団した中、今季チェルシーのトップチームに残る可能性が出てきたようだ。
【7月22日】
オーバメヤンが1シーズンで退団
チェルシーは、ピエール=エメリク・オーバメヤンが、マルセイユに完全移籍したことを発表した。昨年夏にチェルシー加入後、公式戦21試合に出場し、3ゴール・1アシストを記録。わずか1シーズンでの退団となった。(ChelseaFC)
ヴィヴェル氏がクラブを離れる
昨年の冬に、チェルシーのテクニカルディレクターに就任したクリストファー・ヴィヴェル氏。しかし、現在ヴィヴェル氏は“ガーデニングリーブ(※高位の退職者が競合会社に転職する際、元の会社が即座の転職を阻止するために与える有給の長期休暇)に入っており、退団が決定的な状態となっている。これを受け、共同スポーツディレクター(SD)のポール・ウィンスタンレイ氏とローレンス・スチュワート氏が、リクルート部門のすべてを担当することになったようだ。
ヴィヴェル氏はチェルシーに引き抜かれるまで、RBライプツィヒのテクニカルディレクターを務めていた人物で、全年齢層を対象としたリクルートとスカウティングを担当。また、レッドブル社のサッカー部門全体のチーム作りと人材採用も担っていたが、わずか7カ月でチェルシーを離れることになった。(Nathan Gissing)
【7月23日】
クドゥス&オリーズの獲得を検討
チェルシーは、アヤックスに所属するモハメド・クドゥス(22・ガーナ・OMF)の獲得に関心を示している。2000年8月生まれのクドゥスは、本職のトップ下だけでなく、ストライカーやウイング、中盤など複数のポジションをカバーできる万能性を持ち味としている。母国クラブ、ノアシェラン(デンマーク)を経て、2020年夏にアヤックスに移籍。昨シーズンは公式戦42試合に出場し、18ゴール・7アシストを記録するなど活躍。個人合意は間近で、クラブ間交渉をスタートさせているようだ。(The Athletic)
加えて、クリスタルパレスに所属するマイケル・オリーズ(21・フランス・WG)の獲得についても検討を開始したようだ。2021年夏にレディングからクリスタルパレスに移籍したオリーズは、既に公式戦71試合に出場し6ゴール・19アシストを記録するなど、攻撃面でチームをけん引。リリース条項が3500万ユーロ(約55億円)と言われているが、チェルシーはボーナス込みで4500万ユーロ(約70億円)程度を提示したようだ。(RMC sport)
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【7月24日】
ワヒ獲得に前進
チェルシーはモンペリエに所属するエリー・ワヒ(20・フランス・FW)獲得のため、交渉を進めており、獲得に近づいているようだ。ワヒは昨シーズン公式戦33試合に出場し、19ゴール・6アシストを記録している。なお獲得後は、チェルシーを買収したコンソーシアム「BlueCo」が新たな株主となったストラスブールへローン移籍させる方針のようだ。(Fabrizio Romano)
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