約54億円でチェルシーに移籍したニコラス・ジャクソン。チェルシー移籍の理由やサディオ・マネからの助言を明かす
- 2023.07.13
- Column
- サディオ・マネ, チェルシー, チェルシー移籍, ニコラス・ジャクソン, ビジャレアル, ディディエ・ドログバ
2023年7月1日に、ビジャレアルに所属していたニコラス・ジャクソン(22・セネガル・FW)の獲得を発表したチェルシー。移籍金は3500万ユーロ程度(約54億円)で、契約は2031年夏までの8年となった。
ジャクソンは、2019年夏にビジャレアルの下部組織に加入。2020-21シーズンにはミランデスへの期限付き移籍を経験し、復帰後の2021年10月にトップチームデビューを果たしている。2022-23シーズンは、公式戦38試合の出場で13ゴール5アシストを記録するなど注目を集め、複数のクラブが今夏に獲得を目指していたが、本人がブルーズへの加入を希望したこともあり移籍が成立した。
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そんな彼が、プレミアリーグの印象、チェルシーに移籍した理由、サディオ・マネからの助言、3人のストライカーに憧れていた少年時代などについて話をした。
「スタンフォードブリッジに来たのは初めてだけど、完璧だね。とても広いし、ファンはピッチの近くにいる。ビジャレアルのスタジアムがそうだったから、ファンがピッチのすぐ近くにいることに慣れているし、それがとても気に入っているんだ。ビッグクラブに入りたかったし、チェルシーは世界最高のチームのひとつ。それに小さい頃から、デンバ・バやディディエ・ドログバ、ニコラ・アネルカといった選手たちのプレーを見ていた。だから、このチームでプレーするのが夢だったんだ。
チェルシーからのオファーが来たとき、自分の心に疑いはなかったよ。家族や代理人とも話したし、ドログバやデンバ・バという名ストライカーもここでプレーをしている。だから自分の胸の中の答えはイエスだったし、それを信じてここに来ることを決めたんだ。特に、2012年のチャンピオンズリーグ決勝でドログバがヘディングシュートを決めたときのことを覚えているよ。成長する過程でチェルシーの選手たちを見ていたから、彼らの足跡をたどろうと決めたんだ。ここでもさらに成長できることを願っている」
と幼い頃からドログバやデンバ・バなど、チェルシーレジェンドたちの姿を見て育ったジャクソン。彼はチェルシーでプレーをすることを夢見ており、それを叶えることができたという。そしてプレミアリーグの印象&マネからの助言などについても明かした。
「アフリカにいたときもイングランドのサッカーを見ていた。自分にとってプレミアリーグは世界最高のリーグだし、このリーグが大好きなんだ。代理人のディオマンシー・カマラと同リーグのことについても話したよ。彼はフルハムなど、いくつかのチームでプレーしていたから、リーグやこの国のことをよく知っていたんだ。
そして(セネガル代表のときに)サディオ・マネにポチェッティーノ監督のことを話したら、とても高く評価していたよ。サディオは監督の言うことに耳を傾ければ、上達できるように、たくさん助けてくれると言ってくれた」
-100%の力を出してチームを助ける-
2021-22シーズンはスペイン3部リーグのビリャレアルの Bチームに所属していたジャクソンだが、2022年のカタールW杯で代表デビューを果たしたことが自信に繋がったのか、シーズン最後のリーグ戦8試合で9ゴールを挙げ、5月のリーガ・エスパニョーラ月間最優秀選手に輝く、素晴らしいパフォーマンスを披露した。
「自分のシーズンがうまくいったことに驚きもしなかったし、もっとやりたかった!なぜなら、自分には到達すべき目標があったのに、それを達成できなかったんだ。とても良かったけど、もっとできると思っていた。自分はいつももっと欲しいと思うタイプだけど、神が与えてくれたものにはいつも感謝しているし、生活のためにサッカーをするということが、どれだけ幸運なことかも理解している。こんな素晴らしいチーム、スタジアムでプレーできるのだから、いつも与えられた機会の中で全力を尽くしていきたい。
以前は、チャンスをすべて決めれば30ゴールくらいはできただろうと考えていた。でもチャンスを逃していたから、懸命に努力をしていたんだ。その後は、すごく上達したし、すべてを改善できた。自分は常にベストを尽くし、100パーセントの力を出し、チームを助ける。だから、ここで一生懸命努力をして、チームメイトやファンのサポートを受けながらチェルシーで一緒に何かを成し遂げたい」
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ここ数カ月の活躍で、大きな人生の転機を迎えたジャクソン。技術、スピード、そして強靭なフィジカルを活かし、相手ディフェンダーの脅威となる選手に成長してもらいたい。
Source:ChelseaFC、The Athletic
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