16歳のケンドリー・パエスを獲得【チェルシー1週間のニュース(2023年5月30日~6月5日)】

16歳のケンドリー・パエスを獲得【チェルシー1週間のニュース(2023年5月30日~6月5日)】

チェルシー1週間(2023年5月30日~6月5日)の主なニュースを紹介。 新CEOが決定、 デュジョン・スターリングがレンジャーズに完全移籍、チャリティマッチ「Game4Ukraine」が8月に開催、 マンチェスターシティがコバチッチと接触、レアルマドリードがハヴァーツ獲得に関心、ケパがPLセーブ・オブ・ザ・シーズンを受賞、16歳のケンドリー・パエスを獲得などの動きがありました。

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【5月30日】

 新CEOが決定

 チェルシーは、クリス・ジュラセック氏を新しいCEOに任命した。ジュラセック氏は、25年以上にわたってグローバル企業でリーダーシップを発揮した経験を持っており、共同スポーツディレクターのローレンス・スチュワート氏、ポール・ウィンスタンリー氏とともに、仕事をしていく。ジュラセック氏は、

「世界中で愛され、フォローされているチェルシーというクラブに参加できることを嬉しく思っています。その豊かなクラブ史の中で、次の章へと導いていくことを大変誇りに思います。私たちは、ピッチの内外で成長し、ロンドン、そして世界のどこからでも私たちを応援してくださる素晴らしいファンの皆さまを魅了する大きなチャンスを手にしています。私は、オーナー、指導者、そしてクラブを取り巻くすべての人々と緊密に協力してきます」

とコメントを残した。なお、ビジネス部門社長であるトム・グリック氏は、CEOの職を退き、クラブを去る予定です。(ChelseaFC)

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 【5月31日】

 D・スターリングがレンジャーズに完全移籍

レンジャーズは、チェルシーU-21に所属しているデュジョン・スターリング(23・SB ・イングランド)を獲得したことを発表した。8歳からチェルシーに在籍し、トップチームでは公式戦2試合に出場。今年7月1日から正式にレンジャーズに加入し、契約は4年になる予定。(Rangers FC)

チャリティマッチ「Game4Ukraine」が8月に開催

ウクライナの復興に必要な資金を集めるチャリティマッチ「Game4Ukraine」が、8月5日にスタンフォードブリッジで開催される。ウクライナのナショナルカラーを表すチームイエローとチームブルーの2チームが対戦し、シェフチェンコ氏とジンチェンコがキャプテンを務める予定となっている。元チェルシーのシェフチェンコ氏は、

「1年前、私がUNITED24の初代大使になったとき、ゼレンスキー大統領とウクライナのチャリティマッチについて話し合いました。ウクライナのための、ウクライナのための試合は、私がよく知っているチェルシーのホームスタジアム、スタンフォードブリッジで行われます。チェルシーとアーセナルの両ファンはもちろん、サッカーが好きでウクライナとの連帯を表明したいすべての人が、この試合を応援してくれると確信しています」

2人のキャプテンは、現代を代表するサッカー選手に加え、著名なゲスト選手を含むプールからチームを選出。チームを構成は、これから8月にかけて明らかにされていく。(Game4Ukraine)

【6月1日】

マンチェスターシティがコバチッチと接触

 イルカイ・ギュンドアンやベルナルド・シウバの去就が不透明なマンチェスターシティは、今夏の移籍市場で中盤の選手を補強する考えがあり、マテオ・コバチッチの獲得に興味を示しているようだ。両クラブは、契約に向けた交渉を既にスタート。移籍金についてはまだ話し合われていないが、チェルシーは3500万ポンド(約60億円)程度を要求する予定。なお、マンチェスターシティへの移籍については、コバチッチ本人も前向きなようで、個人合意の話は順調に進んでいるようだ。(Fabrizio Romano)

【6月3日】

レアルマドリードがハヴァーツ獲得に関心

カリム・ベンゼマ、エデン・アザール、マルコ・アセンシオら攻撃的な選手が退団するレアルマドリードは、カイ・ハヴァーツの獲得について検討を開始した。チェルシーは、選手を売却しなければいけない立場にあるため、当初の見立てよりも安い移籍金でハヴァーツを放出する可能性があるようだ。ハヴァーツは2025年夏までチェルシーと契約をしているが、彼に契約延長の意志がないようであれば、今夏に放出する考えのようだ。なお移籍金は、5000万〜6000万ユーロ(約75億円〜約90億円)+ボーナスになる予定だという。(Sky Sport、Fabrizio Romano)

【6月4日】

ジェームズ&チルウェルがポチェッティーノを歓迎

2023年7月1日にチェルシーの監督に就任するマウリシオ・ポチェッティーノ氏。ジェームズ&チルウェルが彼と働くことを楽しみにしているとコメントした。ジェームズは、

「昨シーズンはベストではなかったし、良い結果を残せなかったことは否定できない。怪我人も多かったし、クラブでもいろいろな変化があった。ピッチ上では自分たちが望んでいたことを達成できず、厳しい1年だった。来シーズンはもっと良くなることを願っている。だからこそ、彼(ポチェッティーノ)と一緒に仕事をするのが楽しみなんだ。誰もが彼は素晴らしい監督だと言っているし、来シーズンは早めに足元を固めて、これまでのように強くて良いチームになれるようにしたい」

またチルウェルは、

「目標は、自分たちのあるべき姿に戻ること。プレシーズンが非常に重要になるから、ポチェッティーノ氏と一緒に仕事をするのが本当に楽しみ。彼の下でプレーしたことのある選手たちと話したけど、みんな彼のことを良く言っていて、彼が良い監督であることを強調していたからね」

と両選手ともに、新監督と仕事をするのが楽しみだと明かした。(ChelseaFC)

ケパがPLセーブ・オブ・ザ・シーズンを受賞

昨年10月のアストンビラ戦でスーパーセーブ3連発を見せたケパが、プレミアリーグのカストロール・セーブ・オブ・ザ・シーズンを受賞した。候補に挙がったのは、アーロン・ラムズデール(アーセナル)、ニック・ポープ(ニューカッスルユナイテッド)、ギャビン・バズヌ(サウサンプトン)、ダビド・デ・ヘア(マンチェスターユナイテッド)、ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)など素晴らしいゴールキーパーたちだったが、最終的にケパが選ばれた。(Premier League)

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【6月5日】

16歳のK・パエスを獲得

チェルシーは、インデペンディエンテ・デル・バジェからケンドリー・パエス(16・エクアドル・MF)を獲得したことを発表した。パエスは、巧みなドリブルとパスでディフェンスを切り裂くビジョン、テクニックを兼ね備え、南米で最も優秀でクリエイティブな若い才能の一人としてすでに名声を確立。まだ16歳ながら、今夏のU-20 W杯では、エクアドル代表の一員として全3試合に先発出場し、1ゴールと2アシストを記録。移籍金は、全てのアドオンが含まれた場合2000万ユーロ(約30億円)に達する予定。なおパエスは、18歳の誕生日(2025年5月)に入団することが決まっている。(ChelseaFC、Fabrizio Romano)

M・ウガルテの獲得を断念

ポルトガルの地元紙などで、チェルシーへの加入間近と伝えられていたスポルティングCPのマヌエル・ウガルテ。しかし、給与面など金額をPSGが大幅に引き上げたことで、獲得レースから撤退。彼の獲得に失敗したチェルシーは、ブライトンのモイセス・カイセドや2部に落ちたサウサンプトンのロメオ・ラビアの獲得に向けて動き出したようだ。(Fabrizio Romano、Record)