カンテ&ジョルジーニョの契約が2023年夏に満了。トップチームに所属する選手の残り契約年数は?
昨シーズン契約満了で、アントニオ・リュディガー(レアルマドリード)とアンドレアス・クリステンセン(バルセロナ)がチェルシーを退団してしまったことは記憶に新しい。
そして2023年夏には、ディフェンスラインの要であるチアゴ・シウバ(38歳)。チームの中盤を長年支えてきたエンゴロ・カンテ(31歳)、ジョルジーニョ(30歳)が契約満了を迎えることになっている。シウバは、
「私にとって重要なのは、高いレベルでプレーを続け、最高の結果を出すこと。家族のことも考えなければならないし、大事な決断なので、どうするか決めなければならない」
と、これからチェルシーと契約についての交渉を行うとコメントした。
カンテは、チェルシーに残ることを希望しているとThe Athleticなどが報じているが、クラブ側は怪我が多くなっていることを懸念しており、退団濃厚と伝えられていた。しかし事態が変わり、契約について前向きな話し合いが両者の間で行われおり、残留する可能性が高くなっているようだ。
また副キャプテン・ジョルジーニョの代理人を務めるサントス氏は、『チェルシーとの契約延長が最優先で交渉を進める』とコメントを残しているが、契約がまとまらなかった場合、バルセロナやナポリが獲得に動く可能性があると伝えられている。
【関連記事:チェルシー『守備の要』4人の契約が2022年夏に満了】
2024年夏には、マテオ・コバチッチ、ルベン・ロフタスチーク、メイソン・マウントと中盤の選手たちが契約満了を迎える。一方で、ドルトムントに所属するジュード・ベリンガム、ウエストハムユナイテッドに所属するデクラン・ライスの獲得を目指していると報じられているため、来シーズンの中盤の陣容は大きく変わる可能性があり、各選手の動向に注目が集まっている。
今回は2023年1月12日時点で、現在トップチームに所属している選手&主なレンタル選手の残り契約年数をまとめた。
チェルシートップチームに所属している選手の残り契約年数一覧
【2023年夏】
チアゴ・シウバ(DF)
マーカス・ベッティネッリ(GK)
エンゴロ・カンテ(MF)
ジョルジーニョ(MF)
デニス・ザカリア(MF・シーズンローン)
ジョアン・フェリックス(FW・半年ローン)
【2024年夏】
セサル・アスピリクエタ(DF)
マテオ・コバチッチ(MF)
ルベン・ロフタスチーク(MF)
メイソン・マウント(MF)
クリスティアン・プリシッチ(MF)
ピエール=エメリク・オーバメヤン(FW)
【2025年夏】
エドゥアール・メンディ(GK)
ケパ・アリサバラガ(GK)
ベン・チルウェル(DF)
ルイス・ホール(MF)
コナー・ギャラガー(MF)
カイ・ハヴァーツ(FW)
ハキム・ツィエク(MF)
【2026年夏】
カリドゥ・クリバリ(DF)
【2027年夏】
ラヒーム・スターリング(FW)
【2028年夏】
リース・ジェームズ(DF)
マルク・ククレジャ(DF)
トレヴォ・チャロバー(DF)
カーニー・チュクエメカ(MF)
アルマンド・ブロヤ(FW)
ガブリエル・スロニナ(GK)
【2029年夏】
ウェズレイ・フォファナ(DF)
ダビド・ダトロ・フォファナ(FW)
【2030年夏】
ブノワ・バディアシル(DF)
【関連記事:マルクス・テュラムの獲得に向けて交渉を開始】
チャロバーは、2022年11月25日に2026年夏から28年夏+1年延長のオプション付きで新契約にサインをした。
「みんなも知っているように、自分は小さい頃からここにいて、ここで続けることはすべての子供の夢なんだ。これからもこのクラブのために全力を尽くしていきたい」
と喜びのコメントを残した。
2023年1月の移籍市場では、ここまでモルデからストライカーのダトロ・フォファナ(2029年)、モナコから左利きセンターバックのバディアシル(2030年)、そしてヴァスコダガマからは中盤のアンドレイ・サントス(契約期間未定)を獲得。加えて、プリシッチ&スターリングが怪我をしたことにより、半年間のローンでアトレティコマドリードからジョアン・フェリックスを獲得。こちらは買取オプションなどは付いていない契約となった。
チェルシー主なレンタル移籍選手の契約年数
カラム・ハドソン=オドイ(FW・2024年夏)→レヴァークーゼン
イーサン・アンパドゥ(DF・2024年夏)→スペツィア
マラング・サール(DF・2025年夏)→モナコ
レヴィ・コルウィル(DF・2025年夏)→ブライトン
ハーヴィー・ヴェイル(MF・2025年夏)→ハルシティ
ロメル・ルカク(FW・2026年夏)→インテル
チェルシーでの活躍が期待されるコルウェルは、現在ブライトンにローン中。シーズン序盤は出番が少なかったが、直近のリーグ戦4試合連続で先発出場するなど活躍しており、来シーズンはレギュラー争いをする可能性がある。またオドイ、アンパドゥにも期待したいが、契約期間が2024年夏までとなっているため、「延長」or「移籍」の判断をシーズン終わりにチェルシーが決断しなければならない状況となっている。
大型契約を結び、多くの若手有望選手を確保したいと考えている新オーナーのトッド・ベーリー氏。次は、次期キャプテン候補のマウントと中盤の要カンテの契約延長に向けて、交渉を進めるようだ。
- 前の記事
マルクス・テュラムの獲得に向けて交渉を開始【チェルシー1週間のニュース(2023年1月3日~1月9日)】 2023.01.10
- 次の記事
フルハムに敗れ公式戦3連敗のチェルシー。デビューしたフェリックスの一発退場&ザカリアの怪我の状態は? 2023.01.13