約270億円を投じスターリング、クリバリ、ククレジャなど9人を獲得【チェルシー2022年夏の移籍市場まとめ】

2022年9月1日23時（日本時間2日7時）に移籍市場がクローズとなるプレミアリーグ。チェルシーは新オーナーとなり、選手の獲得や放出に向けて多くの交渉を行っている。今回は、プレミアリーグ開幕直後の2022年8月10日時点での主な獲得選手や退団選手、ローン移籍選手をまとめた。

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チェルシーは昨シーズン、ロメル・ルカク（インテル）、マーカス・ベッティネッリ（フリー）、サウール・ニゲス（アトレティコマドリード）の3選手を獲得。移籍金が必要だったのは、ルカクの9750万ポンド（約148億）。なおサウールは、買い取りオプション付きのシーズンローンで獲得したが、チェルシーはそれを行使しなかった。

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今夏は、ラヒーム・スターリング、カリドゥ・クリバリ、マルク・ククレジャなど即戦力となる選手を獲得したほか、レアルマドリードも獲得を希望していたゴールキーパーのガブリエル・スロニナ（18歳）、得点とアシストを両立できるオマリ・ハッチンソン（18歳）、バルセロナやバイエルンミュンヘンなどが獲得を目指していた中盤のカーニー・チュクエメカ（18歳）と、将来活躍が期待される選手の確保にも積極的に動いている。

なお現在までの移籍金・総支出は、約1億6810万ポンド（約273億円）となっている。

加えて、レスターシティに所属するウェズレイ・フォファナ、バルセロナに所属するフレンキー・デヨングやピエール・エメリク・オバメヤンの噂も出ており、支出はティモ・ヴェルナーやカイ・ハヴァーツ、ベン・チルウェル、ハキム・ツィエク、エドゥアール・メンディ、チアゴ・シウバの6選手を獲得し、総額2億ポンド（約303億円）の大型補強を慣行した一昨シーズンを超える勢いだ。

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一方で、アントニオ・リュディガーやアンドレアス・クリステンセン、ダニー・ドリンクウォーターなどがフリーで退団。そして、ヴェルナーが古巣のRBライプツィヒに完全移籍したことで収入は、約41億円となっている。

また、昨シーズン約148億円を投じて補強したルカクはチームにフィットせず、わずか1年で古巣のインテルにシーズンローンで加入。また、ローン費も700万ポンド（約11億円）と移籍金とは全く見合わない金額でチェルシーを去ったが、買い取りオプションなどはなく、来季の去就は未定だ。

今後、放出が予想されている選手としては、マルコス・アロンソが完全移籍でバルセロナへ移籍する可能性が高くなっている。その他にもケパ、サール、ギルモア、バチュアイ、アンパドゥなどの移籍の噂がある。

リーグは開幕したが、移籍市場閉幕までは20日ほどある。どのような人員となるのか。今後は更に補強&放出の動きが加速しそうだ。

（※移籍情報や移籍金は、海外メディアのBBC、Sky Sports、The Athletic、Goal、Standardなどを参照。また移籍金のアドオンがない状態の金額を記載）