スカッド形成に費やした移籍金総額でトップに立つ【チェルシー1週間のニュース(2024年9月4日~10日)】

スカッド形成に費やした移籍金総額でトップに立つ【チェルシー1週間のニュース(2024年9月4日~10日)】

チェルシー1週間(2024年9月4日~10 日)の主なニュースを紹介。『ECLリーグフェーズの登録メンバーを発表』、『ジェイソン・ギャノン氏がCEOに就任』、『スカッド形成に費やした移籍金総額でトップに』、『ベーリー氏とエグバリ氏の関係に変化?その理由は?』、『公式グローバルタイヤパートナーが決定』、『WB起用でPL優勝に大貢献した選手がルートンに移籍』などの話題があった。

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【9月5日】

ECLの登録メンバーを発表

UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)のリーグフェーズ登録選手29人を発表した。チェルシーは今季クラブワールドカップにも出場するため、最大で80試合ほどの公式戦を戦う予定。パーマー、ラヴィア、フォファナといった主力や怪我明けの選手のコンディションを考慮して3選手を登録外にした。

■リストA(リストBの条件外選手で定員25人)

【GK】

サンチェス、ヨルゲンセン、ベルグストロム

【DF】

ディサシ、ククレジャ、アダラバイヨ、バディアシル、ジェームズ、ギュスト、ベイガ

【MF】

フェルナンデス、マドゥエケ、チュクエメカ、デューズバリー・ホール、カイセド、カサデイ

【FW・WG】

ネト、ムドリク、フェリックス、ジャクソン、エンクンク、サンチョ、ギウ

■リストB(2003年1月1日以降生まれで一定期間の所属歴がある選手。定員なし)

【GK】

メリック

【DF】

コルウィル、アチェンポン

【MF】

キアノ・ダイアー、ハリソン・マクマホン

【FW・WG】

タリク・ジョージ

リーグフェーズでは、ゲント(10月3日・H)、パナシナイコス(10月24日・A)、ノア(11月7日・H)、ハイデンハイム(11月28日・A)、アスタナ(12月12日・A)、シャムロック・ローバーズ(12月19日・H)と戦うことが決定。なおリーグフェーズ終了後に最大3人の追加登録や登録変更が可能になるため、パーマーやラヴィアも今大会に出場する可能性が残されている。(Chelsea FC)

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ャノン氏がCEOに就任

昨年10月にCOO(最高執行責任者)として、ジェイソン・ギャノン氏を雇用したチェルシー。今回、同氏が最高経営責任者兼CEO(最高経営責任者)に就任したことを発表。これにより、昨年5月からチェルシーのCEOに就任していたクリス・ジュラセック氏が、現職を退き、クリアレイクキャピタルの運営幹部になることも併せて発表された。

ギャノン氏は、NFL・ロサンゼルスチャージャーズでSoFi スタジアムのマネージングディレクターを務めていた経歴があり、当初はスタンフォードブリッジの再開発計画を推進する予定となっていた。(Chelsea FC、Daily Mail)

【9月6日】

カッド形成に費やした移籍金総額でトップに立つ

サッカー専門の調査機関でもある『CIES』が、欧州主要リーグの2024年夏の移籍市場が閉幕し、各クラブが今シーズンの戦いに向けたスカッドを完成させた中、移籍金総額(完全移籍と期限付き移籍の合計+ボーナス)を独自に算出してランキング。スカッド形成に費やした移籍金総額について、チェルシーがトップに立った。

今夏もデューズバリー・ホール、ネト、フェリックス、サンチョなどの選手補強に多額の移籍金を費やした中、移籍金総額は12億6300万ユーロ(約2011億円)に到達したようだ。

スカッド形成に費やした移籍金総額トップ10

1位:チェルシー(12億6300万ユーロ)

2位:マンチェスターユナイテッド(10億3800万ユーロ)

3位:マンチェスターシティ(10億1700万ユーロ)

4位:アーセナル(7億9800万ユーロ)

5位:トッテナム(7億8700万ユーロ)

6位:PSG(7億7200万ユーロ)

7位:リヴァプール(7億3500万ユーロ)

8位:レアルマドリード(7億2000万ユーロ)

9位:ニューカッスルU(6億8300万ユーロ)

10位:ユベントス(6億2600万ユーロ)

オーナー変更後、多くの資金を投じてきたチェルシー。しかし結果が伴わない中、今シーズンこそは、何かしらのタイトルを獲得するなど結果を出さなければいけない状況となっている。

【9月7日】

ーリー氏とエグバリ氏の関係に変化?その理由は?

ロマン・アブラモビッチ体制を引き継いだコンソーシアム『BlueCo』。主に、ロサンゼルスドジャースのオーナーを務めているトッド・ベーリー氏とクリアレイクキャピタルのベフダド・エグバリ氏が表に出て、移籍やスタジアム改修などの問題について取り組んできた。

そのような中、クリアレイクとベーリー氏の間で、互いの株式を買収する選択肢を検討しているとの報道が出た。現在、チェルシーの株式はクリアレイクが61.54%を所有。残りの38.46%をベーリー氏、マーク・ウォルター氏、ハンスユルグ・ウィス氏の『BlueCo』の面々が所有している。

今回クリアレイクの共同創設者であるエグバリ氏とベーリー氏の間で、クラブ運営に関する考え方に大きな相違(ポチェッティーノ監督交代、SDの体制など)があり、その関係が冷え込んでいるという。ベーリー氏が率いる『BlueCo』は、クラブの完全買収に必要な25億ポンド以上の資金を提供するリソースを持っていると言われているが、クリアレイクは現時点で株式を売却しないと断固として主張。エグバリ氏が、先頭に立って指揮を執っている状況だという。

現時点ではプロフェッショナルな関係が続いているものの、買収当時ほど綿密に連絡を取り合ってはないなど関係に変化が見られている。今後もこの問題がどのように展開するのか分からないが…まずはトップチームが結果を残すことで、この問題も好転する可能性がある。今シーズンの成績次第で、様々な事がまた変化しそうだ。(Bloomberg、Telegraph)

【9月9日】

式グローバルタイヤパートナーが決定

1975年に設立された中国のタイヤメーカー「リンロンタイヤ」が、公式グローバルタイヤパートナーになったことを発表した。提携の一環として、リンロンはチェルシー男子チームバスのタイヤを提供。さらに、特注コンテンツなどを通じて、提携をさらに活性化させていく予定となっている。(Chelsea FC)

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【9月10日】

WB起用でPL優勝に大貢献した選手がルートンに移籍

アントニオ・コンテ監督が指揮をした2016‐17シーズンにプレミアリーグを優勝したチェルシー。その時に、主に右のウイングバックで起用され大活躍したビクター・モーゼスが、チャンピオンシップに所属するルートンタウンに移籍したことが発表された。モーゼスは、

「この国に来て、またサッカーを楽しめるのは僕にとって良いこと。ルートンは昨シーズンプレミアリーグに所属していたけど、チャンピオンシップに降格した。今の主な目標は、クラブが再びプレミアリーグに昇格できるようサポートすることだよ」

とコメントした。現在33歳となったモーゼスだが、同クラブ退団後はロシアのスパルタク・モスクワでプレー。今夏退団し、フリーとなっていたところルートンが獲得した。チェルシーでは公式戦128試合に出場し、18ゴール・12アシストを記録するなどイングランドでの経験も豊富。ベテラン選手として、チームをけん引する存在になってほしい。(Luton Town)