約200億円を投じてエンシソやパニチェッリなど17選手を獲得【ストラスブール2025年夏の移籍市場まとめ】

約200億円を投じてエンシソやパニチェッリなど17選手を獲得【ストラスブール2025年夏の移籍市場まとめ】

チェルシーの姉妹グループであるストラスブール(フランス リーグ・アン)。昨季はリアム・ロシニアー新監督のもと、リーグ7位という好成績を残し、UEFAカンファレンスリーグ出場権も獲得、予選を通過しリーグフェーズにも進出している。

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2023年6月に7500万ユーロ程度で、ストラスブールのほぼ100パーセントの株式を取得したチェルシーのオーナーを務めるコンソーシアム「BlueCo」。『若手のスーパースターたちに、公式戦の出場時間を与えながら、チェルシーのピッチに立つための道筋を作る』ことを計画し、買収した経緯がある。

プレミアリーグ同様、2025年9月1日(日本時間2日)に移籍市場がクローズとなったリーグ・アン。今回は、ストラスブールの移籍(獲得選手、退団選手)についてまとめた。

チルウェル、エンシソなど17選手を獲得

今夏ストラスブールは、欧州のコンペティションを戦うため、多くの選手を補強。その数は17人(※2024年夏は13人加入)となり、移籍金1億1600万ユーロ(約200億円)程度を投じた。なお昨夏の支出は、約97億円となっている。

《加入選手》

【GK】

マイク・ペンダース←チェルシー(レンタル)

ステファン・バイッチ←ブリストルシティ(フリー)

【DF】

ルーカス・ホグスベリ←ノアシェラン(1500万ユーロ・約25億円)

アンドリュー・オモバミデレ←ノッティンガムフォレスト(1050万ユーロ・約18億円)

バレンティン・バルコ←ブライトン(1000万ユーロ・約17億円)

スマイラ・クリバリ←ドルトムント(750万ユーロ・約13億円)

ベン・チルウェル←チェルシー(移籍金不明)

ママドゥ・サール←チェルシー(レンタル)

【MF】

フリオ・エンシソ←ブライトン(1800万ユーロ・約31億円)

マティス・アムグー←チェルシー(1400万ユーロ・約24億円)

マキシ・オイェデレ←レギア・ワルシャワ(600万ユーロ・約10億円)

パペ・デンバ・ディオプ←SVズルテ・ワレヘム(500万ユーロ・約8億円)

ケンドリー・パエス←チェルシー(レンタル)

ラファエル・ルイス←ベンフィカ(レンタル)

【FW・WG】

ホアキン・パニチェッリ←アラベス(1600万ユーロ・約27億円)

サム・アモ・アメヨー←サウサンプトン(700万ユーロ・約12億円)

マーシャル・ゴド←フルハム(700万ユーロ・約12億円)

【関連記事:約97億円を投じてママドゥ・サール、ナナシなど13選手を獲得 ストラスブール2024年夏の移籍市場まとめ

レンタル移籍4選手のうち姉妹グループのチェルシーから、ママドゥ・サール、パエス、ペンダースと3名が加入。そしてアムグー、チルウェルが完全移籍でフランスに渡った。

そして、今冬にレンタルという形で加入していたオモバミデレ、バルコ、サム・アモ・アメヨーは買取オプションや買取義務がついていた中で、全員が完全移籍で加入することになった。また最終日にはブライトンからエンシソの獲得を発表。今夏の補強の目玉となった。

バクワ&ディアッラで約110億円の収入

昨夏は、フリーや契約満了で9選手がチームを去ることになった。しかし今夏は12人が退団し、8人がレンタル移籍でチームを去った。なお収入は、8570万ユーロ(約148億円)程度になり、今夏は50億円程度の赤字となっている。

《退団選手》

【GK】

ロビン・リッセル→レンヌ(300万ユーロ・約5億円)

アラー・ベラロウシュ→ブラガ(30万ユーロ・約5000万円)

【DF】

ママドゥ・サール→チェルシー(1400万ユーロ・約24億円)

マーヴィン・セナヤ→オセール(150万ユーロ・約2億5000万円)

スティーヴン・バセヤ→アルヴェルカ(40万ユーロ・約7000万円)

トーマス・ディレイン→ル・アーヴル(フリー)

アマドゥ・シセ→ル・マン(レンタル)

ヨニ・ゴメス→ワースラント=ベフェレン(レンタル)

【MF】

アビブ・ディアッラ→サンダーランド(3150万ユーロ・約54億円)

ジェシー・デマンゲ→メス(移籍金不明)

パペ・デンバ・ディオプ→ニュルンベルク(レンタル)

パペ・ダウダ・ディオン→ダンケルク(レンタル)

ジュニオール・ムワンガ→ナント(レンタル)

【FW・WG】

ディラン・バクワ→ノッティンガムフォレスト(3500万ユーロ・約60億円)

モイーズ・サヒ・ディオン→FCVデンデルEH(フリー)

ジェレミー・セバス→SCバスティア(移籍金不明)

アブバカル・アリ・アブダラ→フランクス・ボラン(移籍金不明)

パトリック・オウオトロ→ナンシー(移籍金不明)

オスカル・ペレア→AVS(レンタル)

ミロシュ・ルコヴィッチ→ラスパルマス(レンタル)

ラヤン・メッシ→ポー(レンタル)

【関連記事:約560億円でJ・ペドロ、ガルナチョなど13人を獲得 チェルシー2025-26シーズン夏の移籍市場まとめ・加入選手編

昨季まで主力としてプレーをしていたバクワが移籍市場最終日にノッティンガムフォレストに完全移籍、そしてキャプテンを務めていたディアッラもサンダーランドに移籍し、2人だけで114億円の収入を得た。

また、ママドゥ・サールがチェルシーに完全移籍しクラブワールドカップにも出場していたが、同大会が終了後、レンタル移籍という形でストラスブールに復帰した。

「BlueCo」がオーナーになり、3シーズン目に突入したストラスブール。今季はリーグ戦に加えて、カンファレンスリーグでも戦うことになったロシアニー監督。昨季以上の成績が期待されている。

 

(※移籍情報や移籍金は、海外メディアのBBC、Sky  Sports、The Athletic、Goal、Evening Standard、Fabrizio Romanoなどを参照。また移籍金のアドオンがない状態の金額を記載。2025年9月2日時点)