【PL2024-25】支配率75%も決定的なチャンスを作れずエヴァートンと引き分けたチェルシー。守備陣の貢献には大満足

【PL2024-25】支配率75%も決定的なチャンスを作れずエヴァートンと引き分けたチェルシー。守備陣の貢献には大満足

2024年12月22日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ17試合目が行われ、チェルシーはアウェイでエヴァートンと対戦。結果は、0対0の引き分けに終わった。

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プレミアリーグ2024-25・エヴァートン戦(アウェイ)

スターティングメンバー(4-2-3-1)

プレミアリーグ2024-25・エヴァートン戦(アウェイ)

サブメンバー:ヨルゲンセン、アチャンポン、ベイガ、カサデイ、T・ジョージ、マドゥエケ、フェリックス、ギウ、エンクンク。

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【前半】

暴風雨の厳しいコンディションで幕を開けた一戦。ホームながら、ほぼ全員で守る相手に対して、両WG(ネト、サンチョ)を起点に攻撃を展開。

前半26分には、右サイドのスペースへ飛び出したパーマーの正確なグラウンダークロスに、ジャクソンがうまくタイミングを合わせてシュートをしたが、ピックフォードによってはじき出されるなど、得点を奪えず前半が終了した。

【後半】

後半5分、左サイド深くに抜け出されたエンディアイエが、折り返しをファーで収めたハリソンがすかさずシュート。それをサンチェスが見事なセーブで阻止する。

膠着状態が続く中、後半30分にジャクソン、ネトを下げエンクンク、マドゥエケを投入。しかし最後のビッグチャンスは、エヴァートンへ。

右サイド深くから、リンドストロームのクロスを入れられると、それをサンチェスが触ってボックス中央にこぼれる。これをエンディアイエが至近距離からシュートを放つが、アダラビオヨが右足を投げ出してシュートブロック。気迫の守りを見せ、スコアレスドローで試合を終えた。

【まとめ】

チェルシーは支配率75%、シュート12本(枠内5本)、コーナー5本、パス642回、ゴール期待値は0.77でエヴァートンの0.39を上回った。

【マレスカ監督コメント】

簡単ではなかったが…誇りに思う内容

「選手たちには、ブレントフォード戦よりも今日の試合のほうが満足いくものだったと言った。理由は、この試合をかなり心配していたからだ。難しい試合だし、難しいスタジアムだし、難しいチームだ。彼らは守備がトップクラス。無失点率ではヨーロッパでもトップ5に入るチームなんだ。彼らと対戦するとチャンスを作るのに苦労する。簡単な試合ではなかった。

ロングボール、セカンドボール、セットプレーなど、さまざまなことに対処する方法を学ばなければならない。どのように守備をして、それにどう対処するかも重要。だからこそ、今日はとても誇りに思う。もちろん、いつものように試合に勝つために準備したが、(引き分けたことについて)今日は満足している」

後半の戦術変更後もチャンスは作れず

「チャンスを作るという点では厳しい試合になることは分かっていた。前回のアーセナル戦を見れば分かるが、一般的に彼らに対してチャンスを作るのは苦労する。確かにもっとうまく攻撃できたかもしれないが、パーマーのスペースがなかった。最後の30分で、フェルナンデスを攻撃的MFに移し、ギュストをカイセドの隣に配置して、何かを変えようとした。

全体的に、このようなタイプの試合では、多くのチャンスを作れないことは分かっているので、的確に判断する必要がある。前半、ジャクソンがキーパーと1対1になったし、ポストに当てたシーンもあった。もし、そこで的確に判断して得点することができていれば、おそらく試合は違ったものになっていただろう」

守備陣の貢献に大満足

「サンチェスは前半に1回セーブし、後半にもう1回セーブしたと思う。我々が彼を必要とするときに助けてくれる存在なんだ。そしてトシンはとても良かったし、コルウィルもとても良かった。今日は守備の選手全員がとても良かったので、彼らの活躍を嬉しく思っている。無失点で、失点を許さなかった。

クリスマスに、最高の攻撃力と最高の守備力でリーグ2位につけていることは嬉しい。しかし、最も重要なことは異なるタイプの試合のやり方を学ぶ必要があるということ。今日の試合は簡単なものではなかった」

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【今後の試合と感想】

リーグ6連勝…とはならなかったが、プレミアリーグ17試合を終えて10勝5分2敗と2位をキープしたチェルシー。次戦は、12月26日(日本時間27日)にホームでフルハムとリーグ戦を行う。

リヴァプールやアーセナルに引き分けるなど、上位陣を苦しめている同チーム。マレスカ監督は、どのような戦術で挑むのか?敵地でのロンドンダービーではあるが、勝利を手にしたい一戦だ。