チャロバーの今季初ゴールなどでトッテナムにクリーンシートで勝利したチェルシー。監督はマドゥエケのプレーを称賛

チャロバーの今季初ゴールなどでトッテナムにクリーンシートで勝利したチェルシー。監督はマドゥエケのプレーを称賛

2024年5月2日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ34試合目(26節延期分)が行われ、チェルシーはホームでトッテナム(5位)と対戦。結果は、2対0でチェルシーが勝利した。

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スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ギルクリスト、チャロバー、バディアシル、ククレジャ、カイセド、ギャラガー、パルマー、マドゥエケ、ムドリク、ジャクソンでフォーメーションは3-4-2-1。

サブメンバーは、ベッティネッリ、スタージュ、アチェンポン、カサデイ、キャスルダイン、タウリアイネン、キアノ・ダイアー、ジョージ、ワシントン。

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半24分・チェルシーゴール(チャロバー)】

前半開始からハイプレスでトッテナムの攻撃の芽を積んでいたチェルシー。前半24分にゴールから距離のあるフリーキックを獲得し、正確なボールをギャラガーがペナルティエリア内に出すと、これをチャロバーがヘディングで合わせ、綺麗な功を描き対角の右サイドに流し込み先制に成功。なお、チャロバーは今シーズン初得点となった。

前節アストンヴィラ戦の後半のように、ククレジャを中盤で起用。その策が攻守共に上手く行き、被枠内シュート0本。1点をリードして前半を終えた。

半27分・チェルシーゴール(ジャクソン)】

後半はトッテナムが攻めて、チェルシーが守備に回るが、それを凌いで無失点に抑える。

後半27分には、ボックス手前中央でフリーキックを獲得。それをパルマーが直接ゴールを狙うが、このシュートはクロスバーに直撃。しかしその跳ね返ったボールをジャクソンが頭で押し込み2点にリードを広げる。

その後もトッテナムに攻め続けられるが、チェルシーは5バック気味にしてしっかりと守り、試合終了。2対0で勝利を手にした。

【まとめ】

チェルシーは、支配率こそ38パーセントと低かったがシュート16本(枠内5本)。セットプレーからのチャンスをきちんと決め2得点で、ホームでのリーグ戦3連勝を飾った。

【試合後のポチェッティーノ監督】

ーズン当初から望んでいた内容

「前半は素晴らしかったが、後半は苦しむ展開になった。トッテナムには質の高い選手がいたからね。ただ私にとっては、最高の試合だったと思う。最高に幸せだよ。今試合でのプレーや戦い方は、シーズンの初めから望んでいたものだった。こうして私たちは成長し、より良い結果を残し、あらゆる面で向上することができる。

チームは良い状態にある。セットプレーでは素晴らしいプロフェッショナルたちが仕事をしてくれた。チームは望んでいたプレーの組み立て方を本当に示してくれたんだ。重要なのは『名前』でサッカーをするのではないということ。怪我人が多かったが競争心を持ち、チームとして行動できたことを証明した」

ドゥエケのプレーを称賛

「彼は今日、ボールを持っていても持っていなくても信じられないくらい素晴らしかったと言いたい。マドゥエケはギルクリストの守備も助けていた。将来、競争的な精神を育むために必要なパフォーマンスを見せてくれた」

カデミー出身選手の活躍

「チャロバーとギャラガーも素晴らしかった。このクラブで育ち、アカデミーシステムを経てきた選手たちは、感情が出るんだ。そして、この種の試合(ロンドンダービー)ではもう少し力を発揮できる能力がある」

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【今後の試合と感想】

リーグ34試合14勝8年9分11敗で8位に浮上したチェルシー。怪我人が14人とトッテナム相手に苦戦するかと思いきや…ピッチに立った選手たちが素晴らしいパフォーマンスを見せ、シーズンダブルを達成することができた。

6位のマンチェスターユナイテッドとは3差とその差を縮めることに成功。次戦は5月5日にウエストハムユナイテッドとホームで戦う。リーグ戦は残り4つ。全ての試合で勝点を獲得できれば、欧州のコンペティションに出場する可能性が高くなる。この勢いを維持し、良い形でシーズンを終えたい。