ムドリク、パルマーらのゴールでニューカッスルUに辛勝したチェルシー。問題点をポチェッティーノ監督が指摘

ムドリク、パルマーらのゴールでニューカッスルUに辛勝したチェルシー。問題点をポチェッティーノ監督が指摘

2024年3月11日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ27試合目が行われ、チェルシーはホームでニューカッスルユナイテッドと対戦。結果は、3対2でチェルシーが辛勝した。

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スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ギュスト、ディサシ、チャロバー、ククレジャ、カイセド、フェルナンデス、ギャラガー、パルマー、スターリング、ジャクソンでフォーメーションは4-2-3-1。

サブメンバーは、サンチェス、シウバ、ギルクリスト、アチェンポン、カサデイ、ムドリク、チュクエメカ、マドゥエケ、ワシントン。

リーグ26試合10勝6分10敗で11位のチェルシー。前節、引き分けたブレントフォード戦から立て直すために、スタンフォードブリッジで勝利を目指した。

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チェルシーは前半6分、右サイドからギュストがクロス。そのクリアボールをボックス右手前で拾ったパルマーがミドルシュート。これをボックス中央のジャクソンが、右足のヒールでわずかにコースを変えてゴール左隅に流し込み、幸先よく先制する。

その後は、徐々にニューカッスルユナイテッドペースになり、前半43分に自陣でボールを回収できず、ギマランイスにボックス左手前にいたイサクにパスを通されると、そのままボックス内に侵入されシュート打たれると、それがゴール右隅のサイドネットに吸い込まれ、同点に追いつかれて前半が終わる。

後半に入ると、主導権を握ったのはチェルシー。後半12分にフェルナンデスの縦パスをボックス右手前で受けたパルマーがカットインから意表をつくタイミングで左足を振り抜くと、このシュートが相手ディフェンダーの股間を抜けて、右隅にゴールイン。

そして後半26分にスターリングを下げてムドリクを投入すると、その6分後に彼が期待に応えるプレーを披露。左サイドを持ち上がったジャクソンの折り返しをペナルティアーク手前のギャラガーが受けると、後方から駆け上がったムドリクとスイッチ。そのままゴール前まで侵入し、飛び出したドゥブラフカを冷静にかわしたムドリク。最後は、右足を振り抜きゴール。リードを2点に広げる。

このまま終わるかと思われたが、マーフィーのボールを奪いにいったククレジャが簡単に交わされてしまい、ボックス右まで侵入されると、強烈なシュートをゴール右上に決められ、リードは1点に。ロスタイム6分間を何とか守り切り、リーグ戦3試合ぶりの白星を挙げた。

試合後ポチェッティーノ監督は、

「問題はチームがもっと成熟し、チームがもっと団結する必要があるということ。今日、ディフェンスラインが初めて一緒にプレーした。ギュスト、ディサシ、チャロバー、ククレジャ、彼らは確かに良かったが、これまで一緒にプレーしたことがなかった状況のせいで、我々はいくつかのミスを犯した。

しかし、それは言い訳ではなく、事実であり現実。最も重要なことは諦めず、動き続けること。素晴らしいパフォーマンスとは言えないかもしれないが、昨シーズンプレミアリーグの4位、チャンピオンズリーグで戦っていたチームに勝ったんだ。選手たちが戦い、パフォーマンスする姿を見ることができて良かった」

と勝利はしたものの、初の組み合わせとなった守備陣にミスが出たという現実も冷静になって話した。しかし、ポジティブな点もある。それは途中出場から得点を決めたムドリクのパフォーマンスについてだ。

「とても良いゴールだった。彼は本当に良いゴールを決めた。それがベンチから出場した選手に期待していることであり、インパクトを与えることだ。そして今、プレーできるポジションでさまざまな選手と競争しなければならない立場にある。(彼が先発になれるかどうかは)私よりも彼にとっての問題だ」

と今後もインパクトを残すことを期待した。そして、今試合で得点を記録したパルマーとジャクソンについても言及した。

「パルマーはうまくやっているし、自分のクオリティを示している。まだ改善する必要があるが、非常に良い仕事をしている。チームとコーチングスタッフの要求に応えてくれている。

そしてジャクソンも改善している。そこには努力があり、彼のプレスの仕方を見ればそれがわかるだろう。試合を重ね、経験を重ねることで、ゴール前ではより冷静かつより臨機応変に対応できるようになるだろう。彼にはチェルシーで多くのゴールを決められる攻撃的な選手になる能力があるから、我々は信じ続ける必要がある」

と若手選手たちの成長を実感していると話した。最後に、試合後に観戦に訪れていたトッド・ベーリーオーナーと会話をしたことを明かした。

「はい、彼は息子と一緒に来た。オーナー陣が全員来ていたと思う。インタビューと記者会見のためにプレスルームに行く必要があったからほんの数分しか話すことができなかったけど、とても楽しい会話だった。関係は良好だよ」

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とオーナー陣の前で勝利できたことに安堵した。順位こそ上がらなかったが、ヨーロッパ選手権圏内の6位マンチェスターユナイテッドとは1試合少ない中で8ポイント差と徐々に詰めてきている。

そして次の試合(3月17日)は、FAカップ準々決勝でレスターシティ(チャンピオンシップ)と戦う。再びウェンブリーの舞台に立つための重要な戦いとなる。