マンチェスターシティの猛攻を凌ぎ勝点1を獲得したチェルシー。チームの素晴らしい努力に自信を高めるポチェッティーノ監督

2024年2月17日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ25試合目が行われ、チェルシーはアウェイでマンチェスターシティと対戦。結果は、1対1の引き分けに終わった。

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スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ギュスト、ディサシ、コルウィル、チルウェル、カイセド、ギャラガー、フェルナンデス、スターリング、パルマー、ジャクソンでフォーメーションは4-2-3-1。

サブメンバーは、ベッティネッリ、チャロバー、ギルクリスト、サミュエルズ・スミス、カサデイ、ムドリク、エンクンク、マドゥエケ、ハリソン。

リーグ24試合10勝4分10敗で10位のチェルシー。リーグ連勝を目指してエティハドに乗り込んだ。

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試合は、チェルシーが守ってカウンターという展開で進む。前半23分には、自陣低い位置でボールを受けたパルマーと入れ替わる形で、右サイドのスペースに飛び出したギュストからボックス内にフリーで走り込むジャクソンに供給。しかし、エデルソンの飛び出しに阻まれる。

そして前半42分に、チェルシーが先制する。自陣ボックス内でのギュストのクリアボールに対して反応したジャクソンが、巧みなワンタッチパスを右のタッチライン際のパルマーに繋いで一気に背後へスプリント。正確なリターンパスを受け直した後に左を並走するスターリングへ。ボックス内に持ち込んだスターリングは、ウォーカーに一度引っかかるが、そのこぼれを右隅へ蹴り込み、1点をリードして前半を終えた。

後半に入ると、チェルシーはさらに守備に追われる時間が長く続くことになった。デブライネを中心にパスを回されながら、左サイドのドクが何度も仕掛けてくるが、ギュスト&パルマーで対応しながら、何度もチャンスを防いでいく。

守備を固めたいチェルシーは、後半19分にスターリングを下げエンクンクを投入し、ジャクソンを左サイドに移行。その後パルマー、ジャクソンを下げ、チャロバーとカサデイを投入し、5バックにして1点を守り切ろうとしたが…後半38分にボックス右でウォーカーのシュートがこぼれ、中央にいたロドリに左足を振り抜かれると、これがゴールカバーに入っていたチャロバーにディフレクトしてゴールイン。

しかし、その後も集中力を切らさずに、粘りの守備を最後まで続けたチェルシー。敵地エティハドで貴重な勝点1を獲得することに成功した。試合後ポチェッティーノ監督は、

「今日は素晴らしいパフォーマンスだった。先制点を決めたし、前半はとても良い試合だった。選手たちにもそう言ったし、彼らを祝福している。なぜなら、素晴らしい努力だったからね。

今日見せたスピリットは、我々が望む戦い方。あらゆる分野でタレントが揃っているのだから、期待通りのレベルに達するだろう。世界最高のチームと対戦するのは決して簡単なことではないが、今日チームが見せた個性は、私を幸せにしてくれた」

引き分けという結果に終わったものの、チームの素晴らしい努力に自信を高めた様子だった。また、この試合で貴重な先制点を決めたスターリングのパフォーマンスについて聞かれると、

「彼の経験は重要だし、攻撃的な選手は常に得点を決めないと自信が持てない。彼はチームのために本当によく働き、よく守備をし、常にチームを助けるポジションにいて、ディフェンスラインや左サイドのチルウェルを助けるポジションにいる努力をしていた。

とても重要なパフォーマンスだった。私たちにとって良いパフォーマンスで、彼が良い勝ち点獲得に貢献してくれて本当に嬉しい」

最後に、2月25日にウェンブリーで行われるカラバオカップ決勝に向けて話をした。

「私たちにとって、この試合は勢いを維持し、自分たちが良い方向に進んでいること、向上していることに気づくための本当に重要な試合だった。今日のチームは競争力を持ち、良いプレーができることを間違いなく示した。

だからこそ、私たちは（カラバオカップ決勝で）リヴァプールに勝つことが可能だと感じる必要がある。リヴァプールは世界で2番目に優れたチームだと思っている。最も重要なのは信念。今は回復をして決勝に向けて準備する必要がある」

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クラブが最後にトロフィーを掲げたのは、2022年2月に行われたFIFAクラブワールドカップまで遡る。当時とは全く違う体制になったチェルシーだが、約2年ぶりにタイトルを獲得できるチャンスが到来した。リーグで低迷しているチームに勢いをつけるためにも、重要な一戦になることは間違いない。