チェルシー時代にリュディガーが復活できた理由は?【チェルシー1週間のニュース(2024年2月7日~2月13 日)】

チェルシー時代にリュディガーが復活できた理由は?【チェルシー1週間のニュース(2024年2月7日~2月13 日)】

チェルシー1週間(2024年2月7日~2月13日)の主なニュースを紹介。『FAカップ5回戦に進出』、『トゥヘル氏との会話が転機となったと明かすリュディガー』、『チェルシーサポーターにサッカー活動禁止と罰金15万円の処分』、『長期離脱のラヴィアが現在の心境を明かす』、『エンソ・フェルナンデスが残留を強調』などの動きがあった。

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 【2月7日】

FAカップ5回戦に進出

FAカップ4回戦(再試合)が行われ、チェルシーはアウェイでアストンヴィラと対戦。結果は1対3でチェルシーが勝利し、5回戦に進出した。試合後ポチェッティーノ監督は、『シーズン最高のパフォーマンスの1つ』、『試合のキーポイントは?』、『フェルナンデスのゴール』などについて話をした。

【関連記事:試合結果・アストンヴィラに勝利しFAカップ5回戦に進出

チルウェルは、

「まさに我々が望んでいた、そして必要としていた反応だった。試合へのプレッシャーはあったが、それを望んでいた。試合に臨む自信と一体感は、これまで見た中で最高のものだったよ」

この調子をキープしていきたいと話した。なお5回戦は、2月28日にリーズユナイテッドとホームで対戦することが決まっている。

トゥヘル氏との会話が転機となったリュディガー

2021年1月26日にランパード氏の後任として、チェルシーの新指揮官となったトーマス・トゥヘル氏。当時控えが多く、中々出場の機会がなかったアントニオ・リュディガーが、トゥヘル氏との会話がきっかけでモチベーションが上がり、再びレギュラーに定着したことを明かした。

「トゥヘルがチェルシーの監督に就任して、私にチャンスを与えてくれたとき、それは私にとって新しい人生だった。彼は私のところに来て『トニ、あなた自身のことを話してほしい』と言った。

彼は私の攻撃性と飢えがどこから来るのか知りたがったので、私はベルリンのノイケルンで育った頃のこと、そして私がコンクリートのピッチで一生懸命プレーしていたので、年上の子たちが『ランボー』と呼び始めたことを話したんだ。

彼は私という人間について尋ねてくれた。それは僕にとってとても大きかったんだ。トゥヘルが私にチャンスを与えてくれたとき、とてもモチベーションが高かったので、ベンチに戻ることは決してなかった。私はこのクラブ、このバッジに 200% を捧げるつもりだと決心していた。私にとってあらゆることを耐えた後のチャンピオンズリーグの優勝は、ケーキの上のパイナップルに過ぎなかった」(Players’ Tribune Football)

【2月8日】

ドログバ氏が今のチェルシーに言及

チェルシーで164ゴール・88アシストを記録し、CLやリーグを優勝に導く活躍をしたディディエ・ドログバ氏。昨年4月には“もはやチェルシーではない”と不甲斐ない成績に落胆していたが、今は復活することに期待していると話した。

「クラブにとって簡単な時期ではないと思うけど、彼らは私のサポートと信頼がある。なぜなら、チェルシーはまだチェルシーだからだ。今いる若い選手たちがチェルシーに来たのは、私たちが遺産を築いたからであり、彼らはその遺産の一部になりたいと思っている。

残念ながら、フットボールに時間はない。それでも、彼らには適応する時間が必要だ。私がチェルシーに加入した時、グループの選手たちは24〜27歳が中心だったことを覚えておいてほしい。私たちはすでに試合への準備ができていた。でも、彼らはまだ学んでいる最中で、まだ22〜24歳と若い。彼らには時間を与えるべきだ。そして、彼らがピークに達した時『これが新世代だ』と人々は言うだろう。クラブのビジョンがロマン・アブラモヴィッチ氏(前オーナー)が就任した時ととても似ている」

 とチェルシーをサポートしていきたいと明かした。(Sky Sports)

【2月9日】

チェルシーサポーターにサッカー活動禁止処分

2023年12月19日にスタンフォードブリッジで行われたカラバオカップ・準々決勝のチェルシー対ニューカッスルユナイテッド戦で、PK戦に入る前にピッチに侵入した25歳の男(ジョーダン・チドリー)が、マルティン・ドゥブラフカに近づき、顔面に殴りかかり、そのまま退場する事件が起こっていた。

彼は自身の行為を認め、3年間のサッカー活動禁止に加え、807ポンド(約15万円)の罰金処分が科されたという。刑が軽く済んだ理由としては、「彼がしたことが“悪意”ではなく、“単なる高揚していただけ”」と説明されている。(BBC)

【2月10日】

長期離脱のラヴィアが現在の心境を明かす

昨夏サウサンプトンからチェルシーに完全移籍したロメオ・ラヴィア。新戦力として期待されていたが、10月のトレーニング時に足首を負傷し、戦列を離脱。昨年12月27日のクリスタルパレス戦でようやく途中出場を果たすも、その試合で太ももを負傷してしまい再度故障者リストに名を連ねてしまった。

公式戦わずか32分しか出場していないラヴィア。2月25日のカラバオカップ決勝にも出場できないことをポチェッティーノ監督が明かした。そのような中、彼自身のSNSで現在の心境を明かした。

「たくさんの応援メッセージを受け取ったので、それが私にとって大きな意味があることを伝えたかった。チームを助けることができず残念だが、復帰することに集中している。待つ価値はあるんだ」

と必ず復活をするとコメントした。ラヴィアに加え、ジェームズ、フォファナ、ククレジャ、サンチェス、バディアシル、ウゴチュクらが怪我で離脱。クラブに支障をきたしている継続的な怪我の問題を解決するために新しいスタッフを雇おうとしているようだ。(TEAMtalk)

【2月12日】

クリスタルパレス戦は劇的勝利

プレミアリーグ24試合目が行われ、チェルシーはアウェイでクリスタルパレスと対戦。結果は、1対3でチェルシーが勝利した。試合後ポチェッティーノ監督は、『非常に失望した前半45分』、『シウバ&ギュストの怪我の状態』、『ギャラガーの攻守での貢献&残留の意志』などについて話した。

【関連記事:試合結果・クリスタルパレスに劇的勝利のチェルシー

フェルナンデスが残留を強調

チェルシー退団を検討していると報道されたエンソ・フェルナンデス。しかし、代理人のウリエル・ペレス氏は『選手に退団するつもりなどない』ときっぱり否定。フェルナンデス自身もFAカップ4回戦再試合で直接フリーキックを決めた後、脱いだユニフォームを観客に掲げるというパフォーマンスを披露していた。

そしてプレミアリーグ第24節クリスタルパレス戦でもゴールを決め、試合後のインタビューで退団希望の噂について彼自身が初めてコメントした。

「チェルシーを離れたくない。その噂がどこから来たのかはわからないが、SNSでそのような話が出たのだと思う……僕はチェルシーを去りたいという噂を完全に否定するためにこの場に出てきた。チームメイトやコーチングスタッフとはとても良い関係にある。彼らが望むまで私はここで続けるつもりなんだ」

 退団報道が出てから、2試合連続でゴールを決めるなど、チェルシーで勝ち星を増やし、タイトルを獲得することを強調した。

【2月13日】

ダウダ・ディオンがコブハムでトレーニングを開始

チェルシーはAFダルーサラムに所属していたダウダ・ディオンを獲得したようだ。正式にはまだ発表されていないが、既にトップチームでのトレーニングを開始している。今後もコブハムでトレーニングを続け、来シーズンにストラスブールにレンタル移籍されるか、どうかを判断するようだ。

ディオンは守備的なミッドフィルダーとして、昨年11月に開催されたU-17ワールドカップにセネガル代表として出場。準決勝のアルゼンチン戦で勝利に大きく貢献したこともあり、注目を集めていた。チェルシーのスカウト陣は、同選手が1億ポンドの選手に成長する前に獲得したいと考えていたという。ディオンは2006年6月生まれで現在17歳。18歳になればチェルシーへ正式に加入することができる。(Fabrizio Romano)