ルートンに辛勝しアウェイでの連敗を「4」でストップしたチェルシー。パルマー&マドゥエケの活躍をポチェッティーノ監督が称賛

ルートンに辛勝しアウェイでの連敗を「4」でストップしたチェルシー。パルマー&マドゥエケの活躍をポチェッティーノ監督が称賛

2023年12月30日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ20試合目が行われ、チェルシーはアウェイでルートンタウンと対戦。結果は、2対3でチェルシーが勝利した。

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スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ギュスト、ディサシ、シウバ、コルウィル、カイセド、ギャラガー、パルマー、ジャクソン、マドゥエケ、ブロヤでフォーメーションは4-2-3-1。

サブメンバーは、ベルグストロム、ベッティネッリ、ギルクリスト、マートセン、マトス、フェルナンデス、スターリング、エンクンク、ムドリク。

リーグ19試合7勝4分8敗で10位のチェルシー。リーグ連勝を目指して、2023年最後の試合に挑んだ。

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先制したのはチェルシー。前半12分にジャクソンが抜け出し、ボックス内に侵入。相手ゴールキーパーの股を抜くシュートを打つが、これは弾かれてしまう。しかし、自陣ボックス内にいたカボレのパスをボックス左角でカットしたパルマーが左足を振り抜き、ゴール右下のサイドネットを揺らした。

これでチェルシーペースで試合が進むかに思われたが、リーグ連勝中のルートンは前線からプレスをかけてきたことで、ボールを保持できない状態になってしまう。そのような中、ファウルが増えてセットプレーを軸に幾度かフィニッシュの場面を作り出され劣勢になる。

しかし、それを耐えて前半37分に自陣左サイドでのボール奪取からコルウィルがスペースに抜け出すと、中央のパルマーを経由したボールが右のマドゥエケに。そのままボックス右に持ち込んだマドゥエケは相手ディフェンダーを引き離し、利き足とは逆の右足でゴール上に強烈なシュートを打ちゴール。2点リードで前半を終えた。

後半はルートンが得点を奪うため、積極的にサイドからクロスを入れてチャンスを作ろうとするが、チェルシーのディフェンス陣がなんとか失点を防いでいた。

再度耐えたチェルシーは、後半25分にディサシの縦パスを前線で収めたジャクソンが、中央に走り込んだパルマーへ正確なラストパスを供給。パルマーはゴール前でゴールキーパーとディフェンダーを巧みにかわしゴールイン。リードを3点にする。

3点差となり、余裕を持って残りの時間を過ごせるかに思われたが…多くのサポーターが応援する中、ルートンの勢いを止められず、後半35分に右コーナーキックの場面でバークリーにヘディングで合わせられ失点。

その直後にマドゥエケを下げフェルナンデスを投入するが、試合の流れを断ち切れず、後半42分にアデバヨに決められ、リードは僅か1点に。ダウティとオグベネの両サイドから繰り出される精度の高いクロスに苦しめられる中、サイドの守備を強化するために、後半45分にギルクリストを入れて何とか守り切り、2対3で辛勝。アウェイでの連敗を4でストップさせた。試合後ポチェッティーノ監督は、

「決して簡単な試合ではなかった。だから勝利できてとても嬉しい。ルートンは最後まで戦うチームであり、それはリヴァプール、アーセナル、マンチェスターシティとニューカッスルユナイテッドとの試合を見れば分かるだろう。ここでプレーすることの難しさが分かるはず。彼らは自分たちのプレーを信じており、非常に優れた選手たち、非常に優れたコーチを擁しているから、ここでプレーするのは大変だった。

ただ、私たちは勝つ必要があった。もちろん、最後の数分間に2失点して少し苦しんだが…全体としては新年に向けて自信を高めるには良い結果となった。勝点3が必要だったし、望んでいたものを手に入れることができた」

と敵地で苦戦することを予想しながらも、勝点3を獲得できたことに満足していると話した。また今試合でゴールを決めたパルマーとマドゥエケ、そして試合後に不満げな表情を浮かべたシウバについて聞かれると、

「パルマーが重要かつ決定的な選手であることは明らかだよ。このようなゴールを決めたことは、彼にとってもチームにとってもとても嬉しいことだよ。マドゥエケにも良いパフォーマンスがたくさんあった。選手たちはステップアップしているから満足している。

またシウバについては、39歳でプレーしているだけでOKという訳ではないんだ。チームを助けたいと思っているし、感情もそこにある。些細なことが原因だったと思うし、それを示してくれた。彼はいつもこんな感じなだけど、それは良いことなんだ

最後に、明日(2024年1月1日)からオープンする冬の移籍市場での動きについて話した。

「それはオーナーやスポーツディレクターと話し合うこと。私たちはいつもとても良いコミュニケーションをとっているから心配していない。私たちは話し合って、何かをする必要があるかどうかを判断する。

最も重要なのはチームと協力すること。私たちは今、彼らにステップアップを促し、選手を回復させているところなんだ。ラヴィアは、前回の試合には出場したが、今日は出場できなかった。だからこそ集中して、チームと選手を改善するために100パーセント努力している」

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2023年最後の試合を勝利で締めくくったチェルシー。しかしリーグ戦8勝4分8敗で10位とまだまだ上位に上がらなくてはいけないポジション。2024年は勝負の年になるはずだ。