「体は警告を発していたけど、それを聞きかなかった」リース・ジェームズが明かす怪我からの教訓と離脱期間の苦悩

「体は警告を発していたけど、それを聞きかなかった」リース・ジェームズが明かす怪我からの教訓と離脱期間の苦悩

今夏、キャプテンに任命されたリース・ジェームズ。キャプテンマークを巻き、開幕戦となったリヴァプール戦には出場していたが、数日後のトレーニングセッションでハムストリングを負傷。

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その後、約3カ月の離脱を知られたジェームズ。10月21日のアーセナル戦から復帰し、ブレントフォード戦、ブラックバーンローヴァーズ戦(カラバオカップ)、トッテナム戦、マンチェスターシティ戦と徐々に出場時間を伸ばしている。

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「(怪我をしたときに)体は警告を発していたけど、私は聞きかなかった。やりたいことはプレーをすることだったからね。だけど今は、“少しスピードを落とす”ということに気づけるようになった。

こんなに気分が良いのは久しぶりだよ。体力とフィットネスが再び高まっているのを感じているし、最近は安定してプレーができている。まだ90分間プレーできていないけど、ベストのレベルに戻るためにトレーニングをハードにこなし、毎日限界に挑戦しているんだ。

今は、またチームを助けることができるようになったから嬉しいね。ほぼ3カ月間離脱をしていたから、再び自分のフォームを取り戻すためには時間がかかる。戻ってきたらすぐに『前のレベルに戻るだろう』と考える人もいるけど、そうはいかないんだ。ゆっくりだけど、着実に進んでいる」

インターナショナルブレイク中の現在もコブハムに残り、フル出場できるフィットネスを取り戻すために汗を流しているキャプテン。復帰まで長期間チームから離れていたときには、キャプテンとして何もできないことに歯がゆさを感じていたようだ。

「常にグループにいないと影響を与えるのは難しい。だから自分がフィットしていないときは難しかったよ。だけど、チアゴ・シウバが迷ったときやアドバイスが必要だと感じたときに一番助けてくれた。彼は年齢的にも僕の父になれるし、僕も彼みたいになりたいんだ。どのようなキャプテンなのかということは言えないけど、これまでのところ楽しんでいる。光栄なことだよ」

今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任し、39歳のチアゴ・シウバがキャプテンに就任するかに思われたが、“彼は腕章を巻かなくてもキャプテン”という位置付けの元、ジェームズ、そして副キャプテンにベン・チルウェルを指名。しかし若いチームをまとめる上で、シウバの存在は欠かせないものになっているようだ。

「私たちは、新しいグループになった。互いに時間を過ごすほど、理解が深まってきている。パフォーマンスは上向いているし、自信は高まってきている。厳しい試合を続けてきたけど、良い勝点をいくつか掴み、ステップアップした。だから、これをさらに発展させ続ける必要がある」

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4勝4分4敗で10位と、中位にいるチェルシー。キャプテンの復帰により、チームに勢いが戻りトッテナム戦で勝利、そしてマンチェスターシティ戦でも引き分けに持ち込むことができた。

今後も厳しい相手との連戦(ニューカッスルユナイテッド、ブライトン、マンチェスターユナイテッド)が続くが、今のチーム状況であれば勝利を手にすることも可能だろう。これからの巻き返しに期待したい。

Souce:Chelsea FC