ブレントフォードに敗れ、リーグ4敗目を喫したチェルシー。ムドリク&フェルナンデス欠場の理由は?
2023年10月28日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ10戦目が行われ、チェルシーはホームでブレントフォードと対戦。結果は、0対2でチェルシーが敗北。リーグ戦4敗目を喫した。
スターティングメンバーは、サンチェス、ディサシ、シウバ、コルウィル、ククレジャ、カイセド、ギャラガー、マドゥエケ、パルマー、スターリング、ジャクソンでフォーメーションは4-2-3-1。
サブメンバーは、ペトロヴィッチ、ビーチ、マートセン、ジェームズ、ギュスト、バディアシル、ウゴチュク、ワシントン、マトス。
リーグ9戦を終えて、3勝3分3敗とチームに勢いがついてきたチェルシー。10月無敗を目指して戦った。
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チェルシーは5バックで構えるブレントフォードを押し込むと、前半10分にマドゥエケがボックス右から枠の左にコントロールシュートを放つが、これはクロスバーに直撃。その9分後には、パルマーの浮き球パスに飛び出したククレジャがボレーで合わせるも相手ゴールキーパーの正面となり、スコアレスで前半が終了した。
後半もチェルシーがボールを保持しながら、得点を奪いに行くがチャンスを作れず、逆に後半13分に失点してしまう。スローインの流れからボックス右深くまでエンバウモに侵入され、浮き玉のクロスを上げられると、ピノックにフリーでヘディングをされ、ネットを揺らされてしまう。この時ディサシ、マドゥエケのマークが中途半端になっていたことも失点の要因となった。
反撃に出たいチェルシーは、ワシントン、ジェームズ、マートセンなどを投入。しかし、守備への意識をさらに高めたブレントフォードを全く崩せない。後半ロスタイムには、コーナーキックのチャンスでサンチェスがゴール前に上がったが、ブレントフォードのカウンターが成功し、2失点目。チェルシーは、公式戦5試合ぶりの黒星となった。
試合後ポチェッティーノ監督は、
「負けを受け入れるのは難しい。なぜなら前半は本当に良いプレーをして主導権を握り、支配していた。相手にもチャンスを与えなかったのだから、得点をするべきだった。
得点できなかった自分たちを責める必要がある。得点には運も必要だし、そうなれば後半はゲームも変わっていただろう。それは私たちのミスであり、試合に負けた理由でもある」
と前半にチャンスを作っていたときに、ゴールを奪えなかったことが敗因だと話した。また、ムドリクとフェルナンデスがトレーニング中に筋肉を負傷したことにより、マトス、ワシントンを急遽サブメンバーに入れたことを明かした。
「マトスとワシントンは昨日U-21でプレーする予定だったが、プレーするのを止めさせ、メンバーに入れた。負傷した選手が多すぎて、私たちには選択肢が少なく、だからゴールキーパーを2人控えに入れることになった。負傷者が出て、ベンチに入れる選手がいなかったのは不運だった。
結果には、全員が落胆している。それはパルマーもそう。彼は素晴らしいパフォーマンス、キャラクター、パーソナリティを見せ、常にチームのことを考えている。10年間ここにいるようにプレーし、彼の性格と個性を示しているんだ。彼が練習を始めた初日から才能が見えるが、チームがもっと良くなるには時間が必要なんだ」
怪我人が多くいる中でも、チームを構築していく上で新加入のパルマーが重要な存在になっていると話した。最後に、次戦のリーグ戦(トッテナム)について聞かれると、
「次はカラバオカップ(ブラックバーンローヴァーズ)だから、その後にリーグ戦について話す。今日やノッティンガムフォレストのような試合では、支配しているのにゴールが奪えない。ブロックがとても深く、ボックス内で選手が多すぎて、得点を決めるのに苦労している。
しかし、アーセナルやリヴァプールのようなチームと対戦したときの試合を見れば、チームは本当によくやっていたと思う。だから心配はしていない。カラバオカップでは、フェルナンデスとムドリクが戻ってくる可能性がある。そこで勝ち、トッテナム戦に備える必要がある」
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『守ってカウンター』というチームに対して苦戦が続いているチェルシー。今後もそういった相手と対峙する時に勝点を落とすようなら、CL出場権となる4位以内に到達することはできない。
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