スタンフォードブリッジ再開発のため隣接した土地を購入【チェルシー1週間のニュース(2023年10月18日~24日)】

スタンフォードブリッジ再開発のため隣接した土地を購入【チェルシー1週間のニュース(2023年10月18日~24日)】

チェルシー1週間(2023年10月18日~10月24日)の主なニュースを紹介。スタジアム再開発のため隣接した土地を購入、チュクエメカが再負傷、マートセンの契約延長条項を発動、クドゥスの移籍が破談に終わった経緯、アーセナル戦はドロー、アレッサンドロ・バストーニ(インテル)の獲得に関心などの動きがあった。

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【10月18日】

スタジアム再開発のため隣接した土地を購入

チェルシーはスタンフォードブリッジの敷地を拡大し、スタジアムを再開発することを考えており、隣接しているストール退役軍人住宅がある土地を購入したとThe Athleticが報じた。約9週間の協議期間を経て、売却は2024年初めに完了。チェルシーが土地を取得するのは早くても2025年末になる見込みとなっている。

この契約により、スタジアム計画に大きな柔軟性を与えることになったが、チェルシーの公式発表によると、今後新しい計画申請書が必要となり、それが承認された場合、取り壊しと再建に必要な期間は4年から最長7年と見積もられ、その間にクラブはホームでの試合を他の所で行う必要があるという。収容人数4万人程度と、規模が小さいスタンフォードブリッジ。現在の敷地を整備するのか、他に移転するのか、今後さらなる協議が行われていく予定だ。

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チュクエメカが再負傷

チェルシーは、再負傷によりカーニー・チュクエメカの復帰が遅れることを発表した。8月21日に行われたウエストハムユナイテッド戦で左ひざを負傷し、手術を行ったチュクエメカ。10月7日に行われたバーンリー戦ではベンチ入りを果たしていたが、練習中に再負傷してしまい、さらなる検査を受けることになった。

また、トレヴォ・チャロバーも再負傷により復帰時期が遅れると発表された。上記2名に加え、エンクンク、チルウェル、ラヴィア、フォファナなどが負傷中。ベストメンバーが揃わない状況が続いている。(Chelsea FC)

【10月19日】

マートセンの契約延長条項を発動

チェルシーは、イアン・マートセンとの契約オプションにあった1年間の契約延長を行使したようだ。これにより契約期間が2025年夏までとなったため、来夏フリーで退団することはなくなった。

チェルシーは、マートセンと長期契約を締結することを望んでいるが、リーグ戦での出場機会が少ないことから、ここ数週間で提示した2つのオファーを拒否。チェルシーは、このままの状態が続くようであれば、来冬・来夏に売却する考えがある。(Evening Standard)

【10月20日】

クドゥスの移籍が破談に終わった経緯

今夏、アヤックスからウエストハムユナイテッドに移籍したモハメド・クドゥス。その代理人であるジェン・メンデレヴィッチ氏が、チェルシーと個人合意に至っていたことを明かした。

「チェルシーとは個人合意に達し、彼はポチェッティーノ監督とも話をしていたけど、契約は成立しなかった。チェルシーはアヤックスに対して、移籍金1700万ポンド(約30億円)というオファーを出したため、最終的には破談になったんだ。彼らはカイセドの移籍交渉に集中していて、そこにすべてのエネルギーを費やしていた」

と明かした。エンクンクの負傷により、攻撃的なポジションの選手を探していたチェルシーはクドゥスのほかにも、マイケル・オリーセ(クリスタルパレス)、ブラッドリー・バルコラ(現PSG)らを獲得リストに入れていたが、最終的にはマンチェスターシティからコール・パルマーを獲得した。(RMC Sport)

【10月21日】

アーセナル戦はドロー

プレミアリーグ9戦目が行われ、チェルシーはホームでアーセナルと対戦。結果は、2対2の同点に終わった。試合後ポチェッティーノ監督は、パルマーのゼロトップ、ククレジャのパフォーマンス、ムドリクのゴール、サンチェスのミスなどについて話をした。

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また今試合で得点を決めたムドリクは、

「試合前に、ゴールキーパーコーチが『相手のゴールキーパーを見るように』と伝えてきた。それが僕の頭に残っていたんだ。彼はゴールを離れる癖があるから、僕はチップシュートをした。クロスとシュートの中間を選択して、それが良い結果に結びついたね。スタンフォードブリッジで得点できたことは、僕にとって大きな意味がある。あの瞬間が好きだったし、もっともっとこの瞬間を味わいたいね」

とホームでの初ゴールを喜んだ。次戦(10月28日)はホームでブレントフォードと対戦する。(Chelsea FC)

【10月24日】

バストーニの獲得に関心

チェルシーは、インテルに所属しているアレッサンドロ・バストーニ(24歳・イタリア・CB)の獲得に関心を示しているようだ。最終ラインの主軸を担うチアゴ・シウバの後釜として、バストーニの獲得に乗り出す可能性があるとMirrorが報じた。

現在、シウバとチャロバーの去就が不透明となっており、ウェズレイ・フォファナも怪我で長期離脱していることから、センターバックを1名確保したいと考えているチェルシー。しかし、バストーニは今夏にインテルとの契約を2028年夏まで延長。移籍金は6000万ポンド(約109億円)程度に設定されているようだ。