2点のリードも…終盤に追いつかれアーセナルと引き分けたチェルシー。サンチェスのミスについてポチェッティーノ監督がコメント

2点のリードも…終盤に追いつかれアーセナルと引き分けたチェルシー。サンチェスのミスについてポチェッティーノ監督がコメント

2023年10月21日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ9戦目が行われ、チェルシーはホームでアーセナルと対戦。結果は、2対2の同点に終わった。

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スターティングメンバーは、サンチェス、ギュスト、シウバ、コルウィル、ククレジャ、カイセド、ギャラガー、フェルナンデス、ムドリク、パルマー、スターリングでフォーメーションは4-3-3。

サブメンバーは、ペトロヴィッチ、マートセン、ジェームズ、ディサシ、バディアシル、ウゴチュク、マドゥエケ、ワシントン、ジャクソン。

リーグ8戦を終えて、3勝2分3敗とチームに勢いがついてきたチェルシー。リーグ3連勝を懸けて戦った。

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強い雨が降りしきる中スタートした、スタンフォードブリッジでのビッグロンドンダービー。チェルシーは、パルマーをトップに置きながらも中盤・攻撃的な選手たちが流動的に動きながら攻守で躍動。

前半11分には、右サイドでボールを持ったスターリングのクロスにムドリクがゴール前でヘディング。これがサリバの広げていた左腕に直撃。VARの結果PKが与えられ、それをパルマーが左隅へ蹴り込み、先制に成功する。

アーセナルは攻撃を仕掛けるも、ギュストとククレジャの両サイドバックの奮闘で、アーセナルのサイドアタック止める。守備意識も高く、被枠内シュート0本と、チェルシーが1点をリードして前半を終えた。

後半3分には、ムドリクが左足でクロスを上げようとしたボールが、そのままファーポストに吸い込まれ、ホームで初ゴールを記録。貴重な2点目をアーセナルから奪うことができた。

試合を優位に進めていたチェルシーだったが、後半32分にビルドアップ時にサンチェスからの縦パスがずれると、これに反応したライスがボックス手前右からダイレクトでミドルシュートを打つ。これがゴールの左隅に決まり、手痛い失点。

後半39分には、途中交代で入ったトロサールがサカのクロスに合わせ、立て続けに失点。試合を振り出しに戻され終了と…チェルシーにとって悔しい結果となった。試合後ポチェッティーノ監督は、

「もちろん、私たちは最後の結果に失望しているが、最後の数分だけを見ることはできない。前向きなことがたくさんあった。素晴らしい性格と個性を示し、競争力があったんだ。決して失いたくない方法で2ポイントを失ってしまったが、昨シーズン プレミアリーグのタイトルのために戦っていたチームと対戦し、多くのポジティブなシーンがあったことは誇りに思う」

と結果には落胆したが、内容については満足したと話した。そしてこの日はブロヤが欠場、ジャクソンが控えという中、パルマーをゼロトップで起用した。

「私たちは攻撃する形と戦略を変える必要があった。パルマーとギャラガーが相手のセンターバックを止め、中央で優位性を得ようとした。そして、スターリングとムドリクをサイドで使用し、1対1という場面を作りたかった。彼らのパフォーマンスにとても満足したよ。

そしてムドリクの得点は、意図していたものだと思う。正直に言うと、彼は努力した。彼だけが称賛に値するというわけではないが、彼はキーパーの位置を理解しており、その位置から得点することが可能だったということだ。彼にはスタンフォードブリッジでの最初のゴールが必要だったんだ。

加えて、ククレジャも称賛に値するプレーを見せてくれた。彼は移籍期間の最後にとどまることを決め、本当によくトレーニングしていた。今試合では、サカのようなとても良い選手と対峙して、本当に良いプレーをした」

ジェームズとギュストの不在時には、右サイドバックを任されていたククレジャ。アーセナル戦では本職の左サイドバックで監督にインパクトを与えた。最後に、サンチェスのミスについて言及した。

「彼にはとても満足している。もちろん、サンチェスは自分に失望し、動揺しているが、サッカーでは間違いが起こるもの。最初のゴールを許すまでは、我々の方が良かったからね。テンポ、タイミングをよりよく読まなければいけない。

ただ誰かを責めることはないし、それは起こりえること。『いつペースダウンするべきか、いつリスクを冒すべきか』など、まだ若いチームでお互いをもっと知っていく必要がある」

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昨シーズンのリーグ戦で2連敗した相手に対して、引き分けは悪くない結果。しかし、勝利が手に届きそうな内容だっただけに、多くのサポーターは落胆している。次戦のブレントフォード戦(10月28日)ではホームのサポーターの前で勝点3を取り、信用を取り戻していけなければならない。