フルハムに勝利しリーグ2勝目を挙げたチェルシー。ムドリクの初ゴール&カイセドの怪我についてポチェッティーノ監督がコメント

フルハムに勝利しリーグ2勝目を挙げたチェルシー。ムドリクの初ゴール&カイセドの怪我についてポチェッティーノ監督がコメント

2023年10月2日(日本時間3日)に、2023-24シーズンのプレミアリーグ7戦目が行われ、チェルシーはアウェイでフルハムと対戦。結果は0対2でチェルシーが勝利し、リーグ2勝目を挙げた。

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スターティングメンバーは、サンチェス、ククレジャ、ディサシ、シウバ、コルウィル、ギャラガー、カイセド、フェルナンデス、パルマー、ムドリク、ブロヤでフォーメーションは4-2-3-1。

サブメンバーは、ペトロヴィッチ、ブルッキング、マートセン、ギルクリスト、マトス、ウゴチュク、マドゥエケ、スターリング、ワシントン。

リーグ6試合を終えて、1勝2分3敗と負けが先行しているチェルシー。アウェイのロンドンダービーで勝利がほしいチームは、長期離脱をしていたブロヤをセンターフォワードとして先発起用した。

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前半開始早々から積極的に攻撃を仕掛けるチェルシー。前半18分に、待望のゴールがムドリクに生まれる。自陣中央でボールを持ったカイセドが左サイドへ展開すると、駆け上がったコルウィルがフリーでボールを収め、クロスを供給。ボールはディオプの頭を越えてムドリクに渡ると、胸トラップから相手ゴールキーパーのレノの股下を冷静に通して先制。ムドリクはチェルシー加入後、初めてゴールを記録した。

さらにその1分後、フルハムのビルドアップでリームからのパスをパルマーが上手くカット。ボックス内のブロヤにスルーパスを送ると、ボールがリームに当たり、その跳ね返ったボールをブロヤが合わせてゴールイン。昨年10月のウルブス戦以来となる復活のゴールを決め、0対2という良い展開で前半を終えた。

後半が開始するときにアクシデントが発生したのか、ムドリクに変えてマートセンが投入される。ムドリクが下がったことで、中々チャンスを作れずにいたチェルシーだが、後半18分にはギャラガー、ブロヤと繋いでボールを持ち運ぶと、ボックス右へ走り込んだギャラガーの折り返しから、マートセンが左足でシュート。しかし左ポストに直撃し、追加点を奪うことができなかった。その後、ウゴチュク、スターリングなどを投入し、より中盤を強化する形で試合を進めていたチェルシー。

唯一のピンチは後半32分。ケアニーがエリア内に走り込んできたルキッチにダイレクトパス。それをフリーで合わせられるが、サンチェスが左足でセーブ。ロスタイムには、ウィリアンとぶつかり膝を痛めたカイセドとフェルナンデスに変えて、マドゥエケとトップチームデビューとなったマトスを投入。そのまま試合が終わり、チェルシーがリーグ4試合ぶりの白星を飾った。試合後ポチェッティーノ監督は、

「前半は相手よりも良かったし、後半はコントロールできていた。選手たちもファンもこの勝利を必要としていたからとても嬉しい。1週間で2勝(カラバオカップ3回戦・ブライトン、フルハム)と勝利の味を感じる必要があったし、またクリーンシートも達成できた。これからも落ち着いて信念と自信を持ち続ける必要がある。多くの選手が離脱するなどネガティブな状況も多かったが、最も大切なのは信念なんだ」

と公式戦で連勝できたことで、チームが自信を持ち始めていると語った。また、チェルシーでの公式戦24試合目にして初ゴールを記録したムドリク&ブロヤのパフォーマンスについては、

「ムドリクとブロヤにとっては喜ばしいことで、ムドリクにとってはプレミアリーグ初ゴール。そしてブロヤにとっては長期離脱後に再びゴールを決めた。この競争はチームにとって本当に良いこと。選手たちには時間が必要で、定着するには時間がかかる。適応することが大事で、ムドリクにとってここに来るのは大きな変化だったし、特に未確定のチームに馴染むのは簡単なことではない。時間をかけ、忍耐力を持って才能ある若い選手たちを信頼し、自信をつけさせることが、大きな仕事。忍耐力がない人もいるけれど、本当にそれが必要なんだ。勝てないときでもチームは冷静で、前向きで、信念を持っていた」

とポチェッティーノ監督が信頼して使い続けたことにより、ムドリクは徐々に自信を取り戻し、パフォーマンスも向上していることを明かした。最後に、ムドリクが前半で交代した理由とカイセドが試合終了間際に膝を引きずりながら交代したことについて話をした。

「ムドリクは太ももに違和感があったようだ。プレーを続けることに不安を感じていたから交代した。大きな問題ではなく、土曜日に出場できることを願っている。またカイセドについては、打撲だった。疲れていたようだし、様子を見ていきたい」

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と大きな問題に至らない可能性が高いようだ。次戦はアウェイのバーンリー戦(10月7日)。この試合では出場停止だったジャクソンが復帰、またチュクエメカ&ジェームズも全体練習に復帰しており出場する可能性が高い。怪我人が戻ってきつつあるチェルシー。シーズン序盤で躓いたが、これからは勝利を積み重ねていけるようになるはずだ。