サール、オドイ、ルカクの移籍先は?【チェルシー1週間のニュース(2023年8月22日~8月28日)】

サール、オドイ、ルカクの移籍先は?【チェルシー1週間のニュース(2023年8月22日~8月28日)】

チェルシー1週間(2023年8月22日~8月28日)の主なニュースを紹介。ホールがニューカッスルUにレンタル移籍、D・ワシントンをサントスから獲得、A・サントスがノッティンガムFにレンタル移籍、ルートン戦で今季初勝利、ペトロヴィッチがニューイングランドレヴォリューションから加入、サール、オドイ、ルカクの移籍情報などの動きがあった。

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【8月22日】

ホールがニューカッスルUにレンタル移籍

チェルシーは、ルイス・ホールがニューカッスルユナイテッドにシーズンローンで移籍したことを発表した。なお契約には、条件次第で来夏に完全移籍へ移行する買い取り義務のオプションが付随しており、オプション発生時には3300万ユーロ(約52億円)の移籍金に加え、800万ユーロ(約13億円)のボーナスが支払われるようだ。ホールは、

「僕と家族はニューカッスルユナイテッドのファン。僕と弟は幼い頃から自分たちがニューカッスルサポーターであると教えられて育ったんだ。ビッグクラブだし、試合が始まるのが待ちきれない。昨年はチェルシーで、多くの経験を積んだし、選手としても人間としても成長できたことを誇りに思っていた。子供の頃から応援してきたニューカッスルで、このシャツを着ることができて光栄なんだ」

と移籍した理由を話した。レンタルだが、実質的にチェルシーを退団することになったホール。マウント、アンパドゥ、ロフタスチークに続いて、アカデミー出身の選手がクラブを去ることになった。(Chelsea FC、BBC)

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【8月24日】

D・ワシントンをサントスから獲得

チェルシーは、デイヴィド・ワシントン(18・ブラジル・FW)をサントスから獲得したことを発表した。契約は7年+1年のオプション付き。移籍金は、1600万ユーロ(約25億円)+400万ユーロ(約6億円)の追加オプションが付いた契約となっている。

ワシントンは、2016年にサントスのU-11に加入、当初は左のウインガーとして起用されていたが、中々芽が出ず、2021年U-17に加入したときに、センターフォワードにコンバートされ得点を量産。2022年には公式戦30試合で30得点をマークして地位を確立。昨シーズンはトップチームで公式戦9試合に出場し2得点を記録するなど、順調に同クラブで成長。今シーズンは、チェルシーを買収したコンソーシアム「BlueCo」が株主となったストラスブールへローン移籍する可能性が高くなっている。(Chelsea FC、Fabrizio Romano)

【8月25日】

A・サントスがノッティンガムFにレンタル移籍

チェルシーは、アンドレイ・サントス(19・ブラジル・MF)が、ノッティンガムフォレストにシーズンローンで移籍することを発表した。今夏の米国でのプレシーズンに帯同し、ポチェッティーノ監督にインパクトを与えていた一人だったが、出場時間+プレミアリーグで経験を積ませるために、チェルシーを離れることになった。サントスは、

「ここに来ることができてとても幸せだし、興奮しているよ。ノッティンガムフォレストが大きなクラブであることは理解しているし、良い選手を多く抱え、良いサッカーをしている。僕にとってそれは重要なことなんだ。プレミアリーグでプレーするのがずっと僕の夢だったから、試合に出場するのが待ちきれないよ」

なお、この契約には買い取りオプションや義務などは付随しておらず、来シーズンはチェルシーでプレーをすることが期待されている。(Chelsea FC、Nottingham Forest)

【8月26日】

ルートン戦で今季初勝利

プレミアリーグ3試合目が行われ、チェルシーはホームでルートンと対戦。3対0でチェルシーが快勝し、今季初勝利を手にした。試合後ポチェッティーノ監督は、ラヒーム・スターリングが覚醒した理由、ニコラス・ジャクソンのパフォーマンス、試合の勝因、最後の補強プランなどについて話をした。

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【8月27日】

ペトロヴィッチが正式に加入

チェルシーは、ニューイングランドレヴォリューションから、ジョルジェ・ペトロヴィッチ(23・セルビア・GK)を獲得したことを正式に発表した。契約は、7年+1年の延長オプション付きとなった。ペトロヴィッチは、

「自分にとって大きな一歩だし、世界有数のビッグクラブと契約することはずっと夢だった。プレミアリーグでプレーするのは本当に楽しみだし、チェルシーでいろいろなことを学びたい」

とコメント。ペトロヴィッチは、母国セルビアのチュカリチュキでプロキャリアをスタートし、2022年4月からニューイングランドレヴォリューションでプレー。在籍初年度からMLS年間最優秀GK候補で2位になるなど活躍。今夏にアーセナルと対戦したMLSオールスターのメンバーにも選出されていた。サンチェス&ペトロヴィッチを確保したチェルシー。ゴールキーパーの問題はひとまず解決した。(Chelsea FC)

【8月28日】

サール、オドイ、ルカクの移籍情報

放出候補となっているマラング・サール、ロメル・ルカク、カラム・ハドソン・オドイ。彼らは、U-21のチームで練習を行っており、今のところ、ポチェッティーノ監督と会話をする機会は無く、移籍先を探している。

サールは、フェネルバフチェが獲得に関心を示しているようで、チェルシーは600万ユーロ(約9億円)程度の移籍を求めているようだ。加えてルカクは、ユベントスへの移籍を拒否。完全移籍での放出が難しい状況の中、ローマがシーズンローンで獲得を望んでおり、レンタル移籍料金500万ユーロ程度(約8億円)+750万ユーロ(約12億円)の給与をカバーすることで合意に達したようだ。また、今回新たにチェルシーとルカクは今後2年間の給与を減額することで合意。加えて、4300万ユーロ(約68億円)の契約解除条項も入れた内容となったようだ。

またオドイに関しては、フルハムへの移籍が濃厚と伝えられていたが、900万ユーロ(約14億円)程度の移籍金をめぐる交渉の結果、両クラブは合意に至らず破談。その後、ノッティンガムフォレストなどが興味を示しており、交渉が行われている。(Evening Standard、Telegraph、Star Gazetesi、Fabrizio Romano)