約93億円でチェルシーに加入したクリストファー・エンクンク。移籍の理由やポチェッティーノ新監督の印象を明かす
- 2023.06.28
- Column
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2023年6月20日に、RBライプツィヒからチェルシーに完全移籍したクリストファー・エンクンク(25・フランス・FW)。移籍金は6000万ユーロ程度(約93億円)で、6年間の契約にサインをした。
フランス出身のエンクンクはPSGの下部組織出身で、2019年夏にドイツのRBライプツィヒに移籍。公式戦172試合に出場して70ゴール・56アシストを記録するなど、大きな飛躍を遂げ、2023-24シーズンからプレミアリーグに挑戦することを決断。
7月1日から正式に加入することになるが、6月22日にはコブハムを訪れ、初のインタビューに応えた。そこで、チェルシー移籍の理由やプレースタイル、ポチェッティーノ新監督の印象、チェルシーで好きな選手などについて話をした。
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「今は(移籍できて)信じられないぐらいハッピーだよ。チェルシーは僕をここに連れてくるために頑張ってくれたし、プロジェクトが自分にとって良かったんだ。選手として、そして一人の人間として自分を成長させるためにも、良いプロジェクトなんだ。クラブのため、ファンのため、そしてチームがトロフィーを獲れるためにすべてを捧げたい。ピッチの中では少し静かだけど、話すことも叫ぶこともできる。でもサッカーと勝利に集中しているし、すべてを適切に行うことに集中しているよ」
と新オーナーが進めるプロジェクト&トロフィーを獲得するためにブルーズに来たことを明かした。中盤でキャリアをスタートさせたエンクンクだが、その後ウイング、セカンドストライカーなど攻撃的なポジションに変わっていったことで、得点を量産していく。
「どこでプレーをしろと言われてもプレーするし、どのポジションでも上達したかった。何事もそうやって取り組んできたし、ポジションを変えてもゴールを決めることができたんだ。自分の能力を理解しているし、何ができるかもわかっている。自分のモチベーションの問題だから、(役割の適応に)驚いたことはないよ」
フランスのパリ郊外で生まれ、PSGの下部組織でプレーしていたエンクンク。しかし、そこを離れてドイツに移籍した時は葛藤もあったという。
「パリを離れるのは簡単な決断ではなかった。自分にとってのすべてがそこにあったからね。だけど、家族や友達が支えてくれたんだ。だから、自分のキャリアを向上させるための良いステップとなったし、今は当時その選択をして今ここにいることを本当に幸せに思っている。ロンドンはトッテナムやアーセナルと対戦したから、いくつかのスタジアムでプレーしたことはあるけど、それを除けば訪れたことはなかった。でも、すぐに適応することもできると思うし、すぐに準備できるようにあらゆることをやってきた。ドイツでの経験はここでの将来に役立つと思う」
今回、初めてロンドンで生活をすることになるが、ドイツでの経験が役に立つと話した。また、フランス人プレーヤーが在籍していることも彼にとってポジティブな要素となっている。
「バディアシルとフォファナは代表チームで少し知っているから、彼らと再会してもっと仲良くなって、ここで一緒にプレーできるのが楽しみだよ。そして新監督(マウリシオ・ポチェッティーノ)とはまだ話をしていないんだ。パリの友人たちと彼のことを少し話したけど、とても良い監督だと言っていたし、一緒に仕事ができることを楽しみにしているよ」
最後に、チェルシーで印象に残っている選手の名前を教えてくれた。
「間違いなくエデン・アザールのことが好きだよ。彼はチェルシーのレジェンド。親善試合でアザールと対戦したことはあるけど、他のチェルシーの選手とは会ったことがないんだ。そしてディディエ・ドログバも好きだよ。チェルシーでの最初の思い出は、チャンピオンズリーグで優勝したときドログバがカップを持って走っていたシーンなんだ」
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チェルシーは昨年の夏から彼の獲得に強い関心を示しており、早々にメディカルチェックを完了させていた。オーナー陣も期待しているであろうエンクンクの攻撃センス。ポチェッティーノ監督がどのようななポジションで起用し、攻撃を組み立てるのか。今からとても楽しみだ。
Source:ChelseaFC
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