「周囲の声は多くのことが間違っていた。だからショックだったよ」マロ・ギュストが明かすリハビリ期間中の困難な時期
2023年、冬の移籍市場でリヨンから3000万ユーロ(約42億円)でチェルシーに移籍したマロ・ギュスト。今シーズン終了までは、リヨン(ローン)でプレーをして、2023-24シーズンからチェルシーに加入することになっている。
しかし、今年2月にハムストリングの怪我により、約2カ月間のリハビリを余儀なくされたギュスト。リハビリ期間中に経験した困難な時期について話をした。
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「自分の怪我について2つのクラブ(チェルシーとリヨン)は定期的に連絡を取っていた。しっかり回復できるのが一番大事だったから、リヨンのスタッフとも定期的に連絡を取り合い、ロンドンにも会いに来てくれた。彼らはいつも自分の背中を押してくれたし、家族にも支えてもらった。
でも店周囲の声は、多くのことが間違っていたよ。チェルシーに残りたいから復帰を遅らせていると考える人もいて、本当にショックだった。もっと早く復帰できると思っていたし、僕はいつもプレーをしたかったし、リヨンで全力を尽くしたいと考えていたんだ」
と想像以上にリハビリが長引いたことで、“自身の思い”とは相反することを言われたこともあったと明かした。しかし、チェルシーの練習施設・コブハムに滞在している間に、新しいチームメイトや環境に慣れることができただけでなく、まだプロとしてキャリアを始めたばかりの彼にとって、厳しい局面でどのように反応するべきなのかを理解するための学習期間にもなったようだ。
そのような中、メンタル面の調子を崩さないように集中していたという。
「精神的に疲れていたから、気分を一新させることが自分には大事だった。今回、フィジカル面とメンタル面の健康について、改めて集中することができたんだ。リハビリの半分はチェルシーで、後半はリヨンで行った。どちらのクラブも、僕が最高の状態で戻ってくることを望んでいたから、すべてがうまくいったよ」
リヨンに戻ったギュストは、4月23日のマルセイユ戦で復帰。5月8日のモンペリエ戦では先発出場し、完全復活をアピールした。
「これはまだ始まりに過ぎないんだ。リズムと自信を取り戻さなければならないし、順位を上げるために終盤の試合に集中している。今は、ヨーロッパ大会の出場権(5位以内)を得てクラブを去りたいと思っている」
リヨンでは、2021年1月にトップチームデビューを果たし、ここまで公式戦59試合に出場。2月~4月にかけて計11試合を欠場したが、周囲の声に惑わされず、リヨンでの残り4試合(クレルモン、モナコ、スタッド・ランス、ニース)に集中し、良い形でシーズンを締めくくることを考えている。
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5月19日に20歳の誕生日を迎えるギュスト。スピードと豊富な運動量を売りとする攻撃的な右のサイドバックで、来シーズンはリース・ジェームズやセサル・アスピリクエタとポジション争いを行うことが予想されている。
Source:ChelseaFC、The Athletic
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