ポッター氏の監督解任についてトゥヘル氏がコメント【チェルシー1週間のニュース(2023年3月28日~4月3日)】

ポッター氏の監督解任についてトゥヘル氏がコメント【チェルシー1週間のニュース(2023年3月28日~4月3日)】

チェルシー1週間(2023年3月28日~4月3日)の主なニュースを紹介。マーカス・ベッティネッリが2026年まで契約を延長、ラヒーム・スターリングが練習に復帰、カイ・ハヴァーツが慈善団体を設立、プレミアリーグ殿堂入り候補者が発表、ポッター氏の監督解任についてトゥヘル氏がコメントなどの動きがあった。

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 【3月28日】

ベッティネッリが2026年まで契約を延長

2021年夏にチェルシーに加入したゴールキーパーのマーカス・ベッティネッリが、2026年夏までの契約延長にサインをした。ベッティネッリは、

「チェルシーのような世界でも有数のビッグクラブにいられることは特権であり、初めてサインしたときは、ここにいられることを喜んだ。今ここでクラブの移行期を経て、チームが発展していくのを見られるのは素晴らしいことであり、さらに数年ここにいられることに胸を躍らせているんだ」

とコメント。チェルシーでの出場は公式戦1試合(2021-22シーズン FAカップ3回戦)に止まっているが、ケパ、メンディの控えゴールキーパーとしてチームを支えている。(ChelseaFC)

【3月29日】

スターリングが練習に復帰

チャンピオンズリーグベスト16のドルトムント戦(セカンドレグ)でゴールを決め、チームをベスト8に導いたラヒーム・スターリング。しかしその後、怪我のためプレミアリーグのレスターシティ戦とエヴァートン戦を欠場していた。しかし順調に回復し、インターナショナルブレイク中に行われたチームトレーニングに復帰。4月4日のリヴァプール戦に出場する可能性が出てきている。(ChelseaFC)

ハヴァーツが『カイ・ハヴァーツ財団』を設立

カイ・ハヴァーツが『カイ・ハヴァーツ財団』を設立したことを発表した。彼は、2021年7月にドイツで起きた洪水被害に苦しむ被災者への支援がきっかけとなり、今回スポーツ分野の若者の育成、病気や障害で日常生活が制限されている子どもや若者・高齢者の支援、動物の保護などを目的とした慈善団体を設立。チームには両親に加えて、彼女のソフィア・ウェーバーさんも加わっている。(Kai Havertz-Stiftung)

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【3月30日】

プレミアリーグ殿堂入り候補者が発表

プレミアリーグは、リーグの殿堂入り候補15名を発表。その中に、チェルシーのレジェンドであるペトル・チェフ氏、アシュリー・コール氏、ジョン・テリー氏が入った。プレミアリーグの殿堂は、1992年にリーグの名称がプレミアリーグに変更されてから、イングランドのトップリーグで活躍した偉大な名選手の功績を称えるものとして2021年に創設。チェルシーからはすでにフランク・ランパード氏が初回メンバーに名を連ね、さらに昨年は、ディディエ・ドログバ氏も殿堂入りを果たしている。なお、リーグの表彰委員会と既存の殿堂入りメンバー16名、そして一般投票によってノミネートされた15名のうち3名が2023年にプレミアリーグの殿堂入りを果たすことになる。(Premier league)

【4月2日】

リーグ10敗目で11位後退

プレミアリーグ28試合目が行われ、チェルシーはホームでアストンビラと対戦。結果は、0対2でチェルシーが敗北。リーグ10敗目となり、順位も11位に後退した。試合後ポッター監督は、ファンからの不満、エンゴロ・カンテの復帰、ベン・チルウェルのパフォーマンス、メイソン・マウントを起用しなかった理由などについて話しました。

また、この試合でセンターバックを務めたリース・ジェームズは、

「ゴールを奪うチャンスはあったのに、チャンスを生かせず罰を受けるかたちになった。非常に厳しい状況だけど、チーム全体が懸命に努力している。今、うまくいっていないのは細かい部分だけで、初心に戻ってこれを変えようとしなければならない」

と話した。(ChelseaFC)

【4月3日】

1シーズンで2人の監督解任。トゥヘル氏のリアクションは?

チェルシーは、グレアム・ポッター氏がクラブを退団したことを発表した。ポッター氏は、公式戦31試合で指揮を取り12勝8分11敗と、成績が振るわずクラブを去った。1シーズンで2人の監督を解任したチェルシー。次期監督候補として、4名の名前が挙がっている。

【関連記事:わずか206日でグレアム・ポッター監督を解任したチェルシー。次期監督候補として4名をリストアップ

また、バイエルンミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督が、古巣チェルシーの今シーズン2度目の指揮官解任についてコメントをした。

「昨夜の遅くに、解任のニュースを見た。それを処理するのに少し時間が掛かったよ。私がこのクラブ(バイエルン)に就任したのと同じタイミングということもあったしね。チェルシーでの仕事は本当に楽しかったし、生涯の友人も作った。しかし、クラブは大きく変わってしまったから、これが私に大きな感情を引き起こすことは無かったよ」

自身の監督就任とポッター氏の解任がほぼ同時となったことに、少しだけ感傷的になったようだ。チェルシーは、コーチを務めていたブルーノ・サルトールが暫定監督になっており、リヴァプール戦、ウルブス戦と指揮を取る予定となっている。(GOAL)