エヴァートンに追いつかれ引き分けで終えたチェルシー。試合後のドレッシングルームの様子をポッター監督が明かす

エヴァートンに追いつかれ引き分けで終えたチェルシー。試合後のドレッシングルームの様子をポッター監督が明かす

2023年3月18日(日本時間19日)に2022-23シーズン プレミアリーグ27試合目が行われ、チェルシーはホームでエヴァートンと対戦。結果は、2対2の引き分けに終わった。

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スターティングメンバーは、ケパ、バディアシル、クリバリ、W・フォファナ、ジェームズ、フェルナンデス、コバチッチ、チルウェル、ハヴァーツ、プリシッチ、フェリックスでフォーメーションは、3-4-2-1。

サブメンバーは、ベッティネッリ、ククレジャ、チャロバー、チュクエメカ、ギャラガー、カンテ、マドゥエケ、ロフタスチーク、ムドリク。

リーズユナイテッド(PL)、ドルトムント(CL)、レスターシティ(PL)と公式戦3連勝と調子を上げてきているチェルシー。好調のジェームズ&チルウェルを両ウイングに置き、公式戦4連勝を狙った。

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前半は序盤からハヴァーツ、フェリックス、プリシッチなどを中心に攻撃を展開し、エヴァートンの守備陣を脅かしていき、枠内シュート3本を放つも無得点。ただ、エヴァートンの攻撃を枠内シュート0本に抑えるなど、守備の安定性を見せ、前半をスコアレスで終える。

試合が動いたのが、後半8分。フェルナンデスからのフィードに反応した左サイドのチルウェルが、ダイレクトでペナルティーエリア内に折り返す。そして、このこぼれを回収したフェリックスがボックス左から左足でシュート。絶妙のコースに放たれたボールはゴール右のポストに当たり、ゴールイン。好調なチームは、4試合連続で先制に成功した。

しかし、アウェイのエヴァートンも得点を奪うため、徐々に攻撃の勢いを増していく。そして、後半24分に右コーナーキックの場面でファーのタルコウスキが競り勝たれ、それをゴール前のドゥクレに頭で押し込まれ失点。

得点を奪いたいチェルシーは、後半31分に追加点を決める。フェリックスとのワンツーでボックス右に侵入したジェームズがゴッドフリー、タルコウスキと交錯してPKを獲得。これをハヴァーツが冷静に右側に決め、勝利に近づく。

その後、コバチッチ、フェリックス、足が攣っていたフォファナを下げてロフタスチーク、チュクエメカ、チャロバーを投入し、逃げ切りをはかるが、後半44分にドゥクレのスルーパスに反応した途中出場のシムズがクリバリを振り切り、ボックス左に侵入すると右足でシュート。これをケパが防ごうとするもボールの威力が勝り、再び失点。最後の最後で追いつかれてしまい、引き分けで終えたチェルシー。ポッター監督は、

「ホームで勝ち点2を落としたので、本当にがっかりしている。試合に勝ちたかったし、チームは勝つための意思を見せたと思う。だけど、最終的にはうまく守り切れず、2失点してしまった。

セットプレーからの最初のゴールは本当に残念だった。試合前にそのことは話していた。そして2点目は、うまく攻めることができず、相手に大きなスペースを与えてしまい、失点となった。どれだけ試合に打ち込み、どれだけ攻撃しようとしたかを考えると、小さなことが失点につながってしまい本当に残念だ。

エヴァートンは自分たちの長所をうまく使っていたと思う。彼らはフィジカルが強く、ロングボールやセカンドボール、スローイン、セットプレーでドゥクレやオナナを使いチャンスを作り、プレッシャーをかけてきた。短時間コントロールを失ってしまい、そのときに失点してしまった。そこが悔やまれるところだ」

とセットプレーには事前に警戒していたが、そこから失点しまったことに落胆した。しかし、ゴール決めたフェリックスのパフォーマンスについては、高く評価した。

「彼は本当にいいプレーをしたと思う。ハヴァーツやプリシッチ、フェリックスやコバチッチとうまくリンクしていたし、彼がゲームに与えた影響には満足しているんだ。彼は常に適応し、学んでいる。フェリックスだけではなく、ハヴァーツ、プリシッチも積極的に攻めていた。ジェームズとチルウェルはサイドをうまく使い、フェルナンデスは中盤でクリエイティブなプレーを見せてくれたし、フォファナもゲームをうまく動かしていた。個々のパフォーマンスはポジティブで、チームの意思も良かった。だけど、勝点を落としてしまったので、悔しいという気持ちが強いから、選手たちは失望している。ドレッシングルームでの話の内容は語りたくないけど、彼らが苛立っていたことは事実。この試合に向けて多くのことを注ぎ込み、勝つことを望んでいたから、フラストレーションを感じていた。結果を見れば、勝ちたかったから一歩後退したと思うけど、パフォーマンス的には一歩前進した」

最後に、ギャラガーの起用方法と途中交代したフォファナの状態について話をした。

「ギャラガーは先発しない場合、最初のサブになる可能性が高い。今試合では中盤でコバチッチとフェルナンデスを起用したが、これは戦術的な判断に過ぎない。彼は出場するたびに良いプレーを見せているから、(途中出場は)当然悔しいはず。彼のことは評価しているし、素晴らしいチームプレーヤーなんだ。そしてフォファナは痙攣だった思うし、そう願うけど、まだ完全には把握していない。彼がフランス代表に合流できるかどうかは、まだわからない状況だ」

と初めてフランス代表に選出されたフォファナだが、欠場する可能性があることを示唆した。

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インターナショナルブレイクとなり、次戦は4月2日(アストンビラ)となる。2月は得点がわずか1だったが、3月は8得点と得点が増えてきているチェルシー。今試合は引き分けとなってしまったが、この調子を維持し、大一番のチャンピオンズリーグ準々決勝(4月13日&4月19日・レアルマドリード)を迎えてほしい。

・チルウェルは、チェルシーでリーグ50試合目の出場を達成

・フェリックスは、スタンフォードブリッジで初ゴールを記録

・チェルシーの公式戦の連勝は3でストップ