W・フォファナのリーグ初ゴールでリーズUに辛勝したチェルシー。チルウェルのパフォーマンスについてポッター監督がコメント

W・フォファナのリーグ初ゴールでリーズUに辛勝したチェルシー。チルウェルのパフォーマンスについてポッター監督がコメント

2023年3月4日に2022-23シーズン プレミアリーグ25試合目が行われ、チェルシーはホームでリーズユナイテッドと対戦。結果は、1対0でチェルシーが勝利した。

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スターティングメンバーは、ケパ、バディアシル、クリバリ、W・フォファナ、ロフタスチーク、フェルナンデス、コバチッチ、チルウェル、フェリックス、スターリング、ハヴァーツでフォーメーションは、3-4-2-1。

サブメンバーは、ベッティネッリ、チャロバー、チュクエメカ、ギャラガー、ザカリア、ムドリク、マドゥエケ、ツィエク、オーバメヤン。

直近の公式戦3連敗(CL・ドルトムント、サウサンプトン、トッテナム)に加えて、3試合ともに無得点と全く結果が残せていないチェルシー。今試合は、シウバ&ジェームズが怪我のため欠場となったこともあり、システムを3バックにして、得点&勝利を目指した。

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チェルシーは、勝利のために前半序盤からリーズユナイテッドの守備陣を圧倒する動きで攻撃を展開する。前半15分には自陣でルーズボールを奪い、スターリングがドリブルで持ち上がり、ハヴァーツにスルーパスを供給。そのままボックス右に持ち込みチップキックでゴールを狙うが、これは相手ゴールキーパーのメリエがセーブ。その7分後には、ボックス中央でスターリングの折り返しをフェリックスがダイレクトで合わせるもクロスバーに嫌われ無得点。惜しいチャンスを何度も作ったが、得点を奪うことができず、前半をスコアレスで終える。

前半のパフォーマンスを維持したいチェルシーは、後半に入ってもペースが落ちず、前半から再三攻撃に参加していた左ウイングのチルウェルを起点に攻め続けていた。それが実ったのが後半8分。チルウェルの左コーナーキックからボックス中央で競り勝ったW・フォファナが高い打点で合わせて、先制に成功する。

その後は守備に重きをおきながら、ショートカウンター気味に攻撃を行うが、中々チャンスを作れず、後半23分にフェリックス、スターリングを下げ、ザカリアとギャラガーを入れ中盤を守るフォーメーションにシフト。

フェリックスとスターリングを下げたことで攻撃の起点がなくなったチェルシーは、徐々にリーズユナイテッドにチャンスを作られていくが何とか凌いでいく。後半39分にはチャロバーを投入し、4バックで守りきり、クリーンシートで公式戦7試合ぶりの勝利を飾った。試合後ポッター監督は、

「試合のスタートは良かった。フェリックスはバーを叩き、相手ゴールキーパーが1対1で好セーブを見せ、フォファナがヘディングで迫っていた。私にとって重要なことは、前半の開始時にうまく攻撃し、それを90分間維持すること。そうすれば、ゴールは来るんだ。リーズユナイテッドとの対戦はいつも接戦で、激しい展開になる。だから、後半に(フォファナが)ゴールを決めたときは、チーム全員にとって嬉しい瞬間だったが、そのあとは失うものがある状況を少しばかり意識してしまった。

ただ、勝ってクリーンシートを維持したことは、選手にとって本当に良いことだった。厳しい時期が続いたから、勝利は嬉しい。選手たちにも、サポーターたちにも、苦しい思いをさせたからね。素晴らしい3ポイントであり、重要な3ポイントだった。自信にもなるし、士気も上がる。この勝利で自信を取り戻し、火曜日の夜に行われる大一番(CL・ドルトムント戦)に備えたい」

と何よりも勝利が欲しかった指揮官が、喜びのコメントを残した。また怪我から復帰し、今試合でも素晴らしいパフォーマンスを披露したチルウェルとフォファナについて聞かれると、

「チルウェルは週を重ねるごとに強くなっていて、今日は本当に良い形で試合に影響を与え、大きく貢献してくれたと思う。

そして、フォファナの離脱したのはとても大きかったんだ。彼が怪我をしたのはホームでのミラン戦で、もうずいぶん前のこと。彼はチームにほかの選手とは異なるものをもたらしてくれる。フィジカルが強く、大きなスペースをカバーしてくれるし、リカバリーするためのスピードとフィジカルがあるから、少し高い位置でディフェンスすることができる。そして、エリア内ではうまく攻撃することができるから、チームにとって重要な選手なんだ」

と復帰組の選手たちがチームの勝利に貢献してくれたことを喜んだ。最後にシウバが怪我で最大6週間不在の予定となっている中、守備の要としてクリバリに大きな期待を寄せていることも明かした。

「いろいろな変化がある中、彼にとってプレーをするのは簡単ではなかったと思う。だけど、クリバリは素晴らしい人間で、チームがうまくいくことを望んでいる。チームのことを大事に思っているし、フォファナとバディアシルという2人の若い選手を助け、リーダーシップと冷静さを示してくれた。だから、彼の活躍は本当に嬉しい」

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プレミアリーグにフィットできていなかったクリバリだが、徐々に新天地でのプレーに対応してきていると話した。約1カ月半ぶりに勝利を手にすることができたチェルシー。しかし、後半の枠内シュートはフォファナのゴール1本のみと、決定的なチャンスが1つしか作れなかったことは今後の課題。

次戦のCLドルトムント戦は1点のビハインドとなっており、ベスト8に進出するためには複数得点が必要な状況となっているが、チェルシーの2得点以上は、昨年の12月(ボーンマス戦)まで遡る。

ポッター監督は『結果が出なければ、それは監督の責任であり、自分はそれを受け入れる』と話していることから、この試合の結果がポッター監督の去就にも大きく影響しそうだ。2023年で一番重要となるCLドルトムント戦、ポッター政権が続く道は勝利しかない。

・フォファナは、プレミアリーグで初ゴールを記録

・フェルナンデスは、今試合で10回以上の正確なロングボール、ボールリカバリー、ファイナルサードでのパスを記録。これは、今シーズンのチェルシーの選手として初めてのこと

・チェルシーは2023年公式戦2勝目