サウサンプトンにリーグ連敗を喫したチェルシー。顔面をキックされ担架で退場したアスピリクエタの状況は?
- 2023.02.19
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- チェルシー, Chelsea, サウサンプトン, セサル・アスピリクエタ, グレアム・ポッター, ダビド・ダトロ・フォファナ, プレミアリーグ
2023年2月18日(日本時間19日)に2022-23シーズン プレミアリーグ23試合目が行われ、チェルシーはホームでサウサンプトンと対戦。結果は、0対1でチェルシーが敗北となった。
スターティングメンバーは、ケパ、アスピリクエタ、クリバリ、バディアシル、チルウェル、フェルナンデス、コバチッチ、マドゥエケ、フェリックス、マウント、D・フォファナでフォーメーションは、4-2-3-1。
サブメンバーは、ベッティネッリ、チャロバー、W・フォファナ、ホール、ギャラガー、ザカリア、ムドリク、スターリング、ハヴァーツ。
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のファーストレグで、ドルトムントに負けたチェルシー。リーグ戦も3試合勝ちなしと厳しい状況の中で、リーグ最下位のサウサンプトンと対戦。シウバ、ジェームズなどの主力を温存し、約1カ月ぶりの勝利を目指した。
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しかし、攻撃を積極的に展開したのはサウサンプトン。開始直後にバディアシルのミスからスレマナにボックス内への侵入を許してシュートを打たれると、この撥ね返りに反応したアームストロングがミドルシュート。しかし、これをクリバリがカバーし、事なきを得る。
その後もサウサンプトンが前線からボールを奪いにくるため、チェルシーは攻撃のリズムを失い、個人の突破のみでゴール前まで行こうとするも中々上手くいかず、枠内シュートはわずか2本と、寂しい内容となった。
そのよう中、前半アディショナルタイム1分に、ペナルティエリアの外でサウサンプトンがフリーキックのチャンスを得た。それをウォード=プラウズに決められて、失点。前半を0対1で終えた。
喉から手が出るほど得点がほしいチェルシーは、後半開始からW・フォファナ、スターリングを投入。それでも得点は動かず、後半19分にハヴァーツとムドリクを入れて、得点を奪いに行く。
その4分後には、ハヴァーツのパスをペナルティエリアに侵入したスターリングがダイレクトで叩くも、メイトランド=ナイルズにブロック。さらに3分後には、左に流れたハヴァーツからの正確なクロスをゴール前のスターリングが頭で合わすもペローに阻まれ、再三のチャンスをモノにできなかった。
そのような流れの悪い中、サウサンプトンのコーナーキックの場面で、途中投入のマーラがバイシクルシュートを試みた際、ボールではなくアスピリクエタの顔面にキック。これで頭部を負傷したアスピリクエタは、ピッチ内で数分間の応急処置を受けたあと、ストレッチャーに乗せられてピッチを後にした。
キャプテンも失ったチェルシーは、その後も得点を狙ったが、悪い流れを最後まで断ち切れず、無得点で敗北。公式戦5試合勝ち星なしと…本当の本当に厳しい状況となっている。試合後ポッター監督は、
「サウサンプトンは明確な戦術とアイデアを持ってプレーをしていた。背の高いターゲットマンを使ってうまく混戦に持ち込んできたけど、チームの前半のパフォーマンスは平均以下のものだったし、望んでいたものとは違っていた。後半の反応は良かったと思うし、ゴールに値するプレーもあった。得点するのに十分なチャンスを作ったけど、決めるべきところでゴールを決めなければ、サッカーで勝つのは非常に難しい。
ホームでサウサンプトンに1対0で負けるということは、十分にいいプレーができなかったということだし、その責任は誰よりも自分にある。このところの結果が良くないのはわかっているし、状況を好転させるために努力を重ねていくだけ」
と良いプレーが出来ていなかったことを認めた。また、D・フォファナの前半での交代については、
「スターリングをサイドのエリアで使いたかったし、それが交代の理由だ。ダビドにとっては厄介な試合だった。彼は本当にいいプレーをしていたと思うし、必ずしも彼を責めるわけではなく、むしろ戦術的にスターリングを起用した。
また選手の欠場(ツィエク、ジェームズ、ククレジャ、ロフタスチーク、シウバ)は怪我によるものではなく、彼らの中に怪我から復帰したばかりの選手が何人かいることを考慮したからなんだ。試合間隔や試合内容によるもの。ジェームズは、週の初めに考えていたよりも多く、2度90分間プレーしていた。だから、負荷の軽減とチームマネジメントが必要だった。だが、それによりプレーの流動性、まとまりも失われてしまった」
とフォファナの交代は、前半の難しい局面を打開するためのものだったと話した。そして、多くの選手を休ませたことでチームとしての流動性が失われていたとも付け加えた。
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最後に後半26分に顔面にキックを受け、ピッチ上で長時間の治療を要し、担架で退場したアスピリクエタの状態について、口を開いた。
「意識もあるし、奥さんとも話していたから、良かった。特に最初に倒れたときは本当に心配したけど、病院という最適な場所にいて、今後も彼の様子を観察していく。彼は倒れた瞬間、意識がなかったと思うので、これからあらゆる検査をし、彼が無事であることを確認しなければならない。心配だったし、恐ろしい出来事だった」
と意識を取り戻したと話したが、今後も検査を受けていくと話した。アスピリクエタの怪我の状態は本当に心配だが、チームの状態もとても心配な状況だ。2023年に入って公式戦10試合で、わずか1勝(クリスタルパレス)と大型補強の効果が出ていない。
キャプテンが大ケガによりピッチを離れ、冬の移籍市場では副キャプテンを務めていたジョルジーニョもアーセナルへ。チームをけん引する選手がいない中、次戦はトッテナムとの大一番。勝利でこの悪い流れを断ち切りたいが…とても難しい試合になることが予想される。ポッター監督も選手も正念場を迎えている。
・チェルシーは2023年に入り、公式戦10試合で1勝のみ
・チェルシーはサウサンプトン戦のリーグ戦で連敗。これは1993年12月以来の出来事
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