ムドリクが総額140億円でチェルシーに完全移籍【チェルシー1週間のニュース(2023年1月10日~1月16日)】

ムドリクが総額140億円でチェルシーに完全移籍【チェルシー1週間のニュース(2023年1月10日~1月16日)】

チェルシー1週間(2023年1月10日~1月16日)の主なニュースを紹介。ジョアン・フェリックスがローンでチェルシーに加入、ミハイロ・ムドリクが総額140億円でチェルシーに完全移籍、日本人選手がチェルシー女子に加入、モイセス・カイセド、ユヌス・ムサなど中盤選手の獲得に着手するなどの動きがあった。

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 【1月11日】

 J・フェリックスがローンでチェルシーに加入

 アトレティコマドリードに所属するジョアン・フェリックスをレンタルで獲得したことを発表した。フェリックスは、

「チェルシーは世界でも素晴らしいチームの一つで、チームの目標達成に貢献できればと思っている。ここに来ることができてとてもとても嬉しいし、スタンフォードブリッジでプレーできることを楽しみにしているんだ」

と意気込みを話した。なお、レンタル料金は1100万ユーロ(約15億円)。そして、フェリックスの給与をチェルシーが負担する契約となっている。(ChelseaFC、Fabrizio Romano)

ノニ・マドゥエケに関心か!?

PSVに所属しているノニ・マドゥエケ(20・イングランド・WG)の獲得について、検討しているようだ。今シーズンは怪我もあり、公式戦9試合の出場で2ゴールを記録。トッテナムのアカデミーで、プレーをしていた経験もあるマドゥエケ。チェルシーはPSVと交渉を開始しており、3000万ユーロ(約41億円)の移籍金を提示しているようだ。(The Time)

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【1月12日】

ポッター監督とベテラン選手たちが話し合いを行う

怪我人の多さもあり、成績が上がってこないチェルシー。そのような中、ポッター監督とベテラン選手たちによる話し合いが行われた。

「チアゴ・シウバ、セサル・アスピリクエタ、ジョルジーニョ、マテオ・コバチッチとじっくりと話をしたんだ。本当に良い話し合いができたよ。彼らは正直だったし、彼らの抱えている心配事をはっきりと伝えてくれた。だからこそ我々は、前に進むことができると思う」

とポッター監督。後半戦から巻き返しを図るために、選手たちとの信頼関係をしっかりと築くことができたようだ。

【1月13日】

フルハムに敗れ公式戦3連敗

プレミアリーグ18試合目が行われ、チェルシーはフルハムと対戦。結果は2対1でチェルシーが敗北し、公式戦3連敗となった。試合後ポッター監督は、負傷交代したザカリアの怪我の状態やデビューしたフェリックスの一発退場&3試合出場停止について言及。また、成績不振によりファンが不満を募らせている現状についてもコメントした。

日本人選手がチェルシー女子に加入

INAC神戸に所属していた浜野まいか選手が、チェルシーの女子チームに加入した。契約は2027年夏までとなり、まずはスウェーデンのハンマルビーIFにレンタル移籍する。浜野選手は、

「私の考える世界ナンバーワンのクラブと契約できたことを本当に誇りに思います」

とコメント。エマ・ヘイズ監督は、

「まいかは素晴らしい才能の持ち主で、昨年のU-20ワールドカップで輝き、ゴールデンボールとシルバーブーツを獲得している選手。スウェーデンのハンマルビーIFにレンタル移籍している間、彼女がどのように成長するのか、とても楽しみにしている」

今後の成長が楽しみな浜野選手。チェルシーでの活躍も期待したい。

 【1月15日】

M・ムドリクが総額140億円でチェルシーに加入

シャフタールドネツクからミハイロ・ムドリク(22・ウクライナ・WG)を完全移籍で獲得したことを正式に発表した。背番号は15、契約は2031年夏までの長期契約となった。ムドリクは、

「チェルシーと契約できて本当に嬉しい。ビッグクラブで、素晴らしいリーグでプレーできる。自分のキャリアのこの段階において、とても魅力的なプロジェクト。新しいチームメイトに会うのが楽しみだし、ポッター監督やスタッフの下で学ぶのが楽しみなんだ」

とコメントを残した。ムドリクは2001年1月5日生まれ。左ウイングを主戦場とするアタッカーで、一瞬で相手を置き去りにする加速とテクニックが強みとなっている。2016年にシャフタールの下部組織に加わり、2018年10月にカップ戦でトップチームデビュー。その後は主にセカンドチームで経験を積みながら、アルセナルキーウやデスナチェルニーヒウへの期限付き移籍も経験。2021年後半からシャフタールに復帰した。

2021-22シーズンから徐々に出場時間を伸ばし、昨季のリーグ戦では年明けに中断となるまで公式戦11試合に出場し、2ゴール・6アシストを記録。2022年6月にウクライナ代表デビューを飾ると、今シーズンに本格ブレイク。公式戦18試合で10ゴール・8アシストと活躍を見せていた。

当初は、アーセナルが彼の獲得に向けて動いており、今冬に3度のオファーを提示したが、シャフタールが要求する金額に届かず拒否。そのような中、チェルシーが7000万ユーロ(約97億円)+3000万ユーロ(約41億円)のアドオンを提示したことにより、クラブ間で合意。急転直下でチェルシーが獲得に成功した経緯があった。

 チェルシー会長のトッド・ベーリー氏と共同経営者のベフダド・エグバリ氏は、

「彼をチェルシーに迎えることができ、大変嬉しく思っている。ミハイロは非常に魅力的な才能を持っており、今すぐ、そして今後数年間チェルシーにとって素晴らしい戦力となることを信じている。攻撃にさらなる深みを与えてくれるだろうし、ロンドンでとても温かい歓迎を受けると確信している」

 今冬には既にローンでフェリックスを獲得していたが、プリシッチの長期離脱、スターリングの怪我もあり、ムドリクの獲得に踏み切った可能性が高い。5大リーグ未経験のムドリクに大量の資金を投じたチェルシー。後半戦に向けて、大きな期待を寄せているようだ。(ChelseaFC、David Ornstein)

2023年公式戦初勝利

プレミアリーグの19試合目が行われ、チェルシーはホームでクリスタルパレスと対戦。結果は、1対0でチェルシーが勝利し、2023年の初勝利を飾った。試合後ポッター監督は、デビューしたブノワ・バディアシルのパフォーマンス、ハーフタイム中に正式加入が発表されたムドリクの魅力、ザカリアの怪我の状態などについて話した。

【関連記事:1点を守り切りクリスタルパレスに勝利したチェルシー。バディアシルのデビュー&ムドリク加入についてポッター監督がコメント

【1月16日】

中盤選手の獲得に着手

チェルシーは冬の移籍市場で、バディアシル(DF)、D・フォファナ(FW)、アンドレイ・サントス(MF)、フェリックス(FW)、ムドリク(WG)とすでに5人を獲得。さらに中盤を補強するために動き出すようだ。第一候補として動いていたベンフィカのエンソ・フェルナンデスは移籍金で折り合いがつかずに破談。そのような中、ブライトンのモイセス・カイセドの獲得に関心を示しているようだ。加えて、バレンシアに所属するユヌス・ムサの動向にも注視。中盤の選手を最低でも1人獲得したいようだ。(CBS Sports、Relevo)