1点を守り切りクリスタルパレスに勝利したチェルシー。バディアシルのデビュー&ムドリク加入についてポッター監督がコメント

1点を守り切りクリスタルパレスに勝利したチェルシー。バディアシルのデビュー&ムドリク加入についてポッター監督がコメント

2023年1月15日にプレミアリーグ2022-23シーズンの19試合目が行われ、チェルシーはホームでクリスタルパレスと対戦。結果は、1対0でチェルシーが勝利した。

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スターティングメンバーは、ケパ、チャロバー、シウバ、バディアシル、ホール、ジョルジーニョ、チュクエメカ、ギャラガー、マウント、ツィエク、ハヴァーツでフォーメーションは4-3-3。

サブメンバーは、ベッティネッリ、アスピリクエタ、ククレジャ、ハンフリーズ、クリバリ、コバチッチ、ロフタスチーク、オーバメヤン、D・フォファナ。

前節のフルハム戦を落とし、1月にまだ勝利が無かったチェルシー。今試合では、守備が不安定なチームの立て直しを図るため、モナコから新加入したバディアシルが初先発となった。

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試合は、左サイドのホール、右サイドのツィエクから多くのチャンスを作り、前半だけでコーナーキック9本を獲得。残念ながらセットプレーから得点を決めることはできなかったが、ジョルジーニョを中心にボールを左右に振り分けながら、試合を上手くコントロールしていた。

決定機は前半41分。ギャラガーが抜けだし右サイドからクロスを供給。中央のハヴァーツは触ることができなかったが、ファーに走り込んでいたホールが左足でダイレクトシュート。しかし、惜しくも枠外となり、前半を0対0で折り返す。

なおハーフタイムには、シャフタールドネツクからの移籍が発表されたミハイロ・ムドリクがピッチに登場。背番号15のユニフォームを着用し、ウクライナの国旗を羽織って、観客に挨拶をした。

後半に入ると、クリスタルパレスも前線からボールを奪いにくるなど、チェルシーも攻撃を上手く展開できない時間帯が続いていた中で、後半18分にオーバメヤンを投入。そして、その1分後に左コーナーキックを獲得。ショートコーナーからツィエクが左足で正確なクロスを入れると、ゴール前で競り勝ったハヴァーツがヘディングシュート。これを左隅に流し込み、チェルシーが先制した。

その後は、クリスタルパレスが猛攻を仕掛け、チェルシーが守備に回る時間が増えていく。後半46分には、ドゥクレの強烈なミドルシュートなど危ない場面を作られたが、ケパの好セーブもあり得点を許さなかったチェルシー。1対0で、2023年の初勝利を飾った。試合後ポッター監督は、

「素晴らしい観客だった。チームが今置かれている状況やピッチ上でプレーする若手たちのことを理解してくれて、みんなに寄り添い、ゴールまで導いてくれた。1対0ということでクリスタルパレスも最後までプレッシャーをかけてきたけど、全体的には良いプレーができた。相手にもいいチャンスがいくつかあったけど、今日は勝利を手にすることができたよ。若い選手も多いし、今の自分たちの状態からすると貴重な勝点3。気迫のこもったパフォーマンスだったと思う。勝てて嬉しいし、安心していないと言ったら嘘になる。フルハム戦より良いプレーができたと思うし、選手たちにとってもいい収穫だった。週末に向けて弾みをつけることができたよ」

と久しぶりの勝利に安堵した。そして、守備面で勝利に貢献したバディアシルのパフォーマンスについても笑顔で話した。

「彼にとっては初のプレミアリーグでの試合だったけど、本当によくやってくれた。クリバリは最近出場数が多かったし、木曜日の夜から今日までの期間が短かった。彼はうまくボールをさばいて、ヘディングでも高さでチームを支えた。今はプレミアリーグに適応しているところだけど、これからどんどん良くなっていくだろう。また、チュクエメカも初先発を果たしてくれた。そういうことを考えると、チームにとってはいい日だったし、この先もこの調子で続けていきたい」

また、前節のフルハム戦で負傷交代したザカリアの怪我の状態について聞かれると、

「彼は、大腿四頭筋を痛めて約1カ月の離脱を余儀なくされた。私たちとっては大打撃だが、早く治ることを願っている」

とコメント。ザカリアが負傷したことにより、中盤の選択肢がまた1つ減ったことを明らかにした。最後に、この日チェルシーに加入することが発表されたムドリクについても言及した。

「彼は大きな未来がある若手選手。ファイナルサードで非常に高い能力を発揮する。スピードがあり、攻撃を仕掛け、相手ディフェンスラインを突いて、サイドでプレーすることも、ゴールを狙うこともできる。契約期間(8年半)についてはクラブに任せているから、私は全力でサポートをしていくだけだよ。チームに競争力をもたらしてくれるはずだし、本当にエキサイティングな選手だから、サポーターも彼を気に入ると思うよ」

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公式戦の連敗を3で止めたチェルシー。ザカリアの離脱は非常に残念だが、今試合ではロフタスチークがサブメンバー入り。そして、初出場のバディアシルが良いパフォーマンスを披露するなど、明るいニュースもあった。

次戦はリヴァプールとの大一番となるが、チルウェルが復帰予定であり、新加入のムドリクも起用することができそうだ。戦力が少しずつ整いつつあるチェルシー。この勝利で、勢いを取り戻してほしい。

・チェルシーはクリスタルパレスとの公式戦直近12試合負けなし(12勝)

・チェルシーは1月の公式戦で初勝利

・バディアシルはチェルシーで公式戦初出場