2023年初戦となったノッティンガムフォレスト戦に引き分けたチェルシー。ジェームズ不在の影響が「モロ」に出た内容に

2023年初戦となったノッティンガムフォレスト戦に引き分けたチェルシー。ジェームズ不在の影響が「モロ」に出た内容に

2023年1月1日(日本時間2日)にプレミアリーグ2022-23シーズンの16試合目が行われ、チェルシーはアウェイでノッティンガムフォレストと対戦。結果は、1対1の引き分けに終わった。

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スターティングメンバーは、ケパ、アスピリクエタ、シウバ、クリバリ、ククレジャ、ジョルジーニョ、ザカリア、プリシッチ、マウント、スターリング、ハヴァーツでフォーメーションは、4-2-3-1。

サブメンバーは、ベッティネッリ、チャロバー、ホール、チュクエメカ、ギャラガー、ハッチンソン、オーバメヤン、コバチッチ、ツィエク。

前節のボーンマス戦で連敗を止めたチェルシー。今試合ではW杯3位決定戦を戦ったコバチッチとツィエクがサブメンバーに入り、2連勝に挑んだ。

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80パーセントという支配率で、チェルシーが試合のペースを握ると、前半16分には左サイドの深い位置からプリシッチがクロスを供給。対応した相手ディフェンダーの足に当たり、クロスバーに直撃。跳ね返ったこぼれ球をスターリングが冷静に決め、幸先よく先制し、前半を終える。

しかし、後半に入ってからはノッティンガムフォレストが前線からプレスをかけて、積極的に攻撃を展開。防戦一方になったチェルシーは、なんとか無失点に抑えていたが、後半18分にコーナーキックからのクリアボールをオーリエが拾われてしまい、胸トラップから右足を振り抜かれ失点。試合を振り出しに戻されてしまった。

得点が必要となったチェルシーは、ギャラガー、オーバメヤン、ツィエク、コバチッチ、チュクエメカを投入するも連携が上手く行かず、後半は枠内シュート0本で試合終了。チェルシーは、2023年の初戦を勝利で飾ることが出来なかった。試合後ポッター監督は、

「前半に試合を支配したが、全体として十分にうまくやれたとは思えなかった。ボールを速く回せなかったし、動きが足りなかったという点で、パフォーマンスレベルは十分ではなかった。両ハーフとも相手を評価しなければならない。前半は深く守って大きなスペースを攻めた。後半は少しコントロールが効かなくなったところで苦しくなった。相手は自分たちの良いところを発揮していた。最後にオーバメヤンの決定機があったが、1ポイントよりも多く取っていたら不公平だったと思う。

後半のノッティンガムフォレストはアプローチを変え、より良いプレーを、より積極的に、より多くの選手を前に送り、フォワードをうまく使っていた。彼らは危険で、ここ最近の成績を見ても、相手を苦しめているから、今日のチェルシーも苦戦した。後半序盤はポゼッションを失っていたから選手交代で取り戻したけど、試合を通じてもっとできたはずだし、それは可能だった。ブレントフォードには引き分け、アストンビラとクリスタルパレスには勝ったけど、ブライトンには完敗した。これがプレミアリーグというものなんだ。アウェイでは簡単にはいかないが、これが直面している問題。我々はより良くならなければいけないんだ」

とコメント。アウェイでの戦い方について多くの課題があると話した。また、1月の移籍市場がオープンしたことについては、こう語った。

「移籍市場が開くことはシーズンの一部だから、文句を言うつもりはない。ウィンドウが開いている間は雑音が入るが、それは普通のことで、対処しなければならない。現代のフットボールの一部なんだ」

既に1月の移籍市場では、モルデからダトロ・フォファナ(FW)を獲得。加えてブノワ・バディアシル(CB)の獲得についてモナコと完全合意するなど、順調に補強が進んでいる。しかし、選手を補強しただけで今のチームパフォーマンスが向上し、ポッター監督のやりたいサッカーが見られるのか?というと、それには疑問が残る。

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やはり両サイドのジェームズ、チルウェルがいなくなったチェルシーの攻撃はとても寂しく、特にジェームズがいなくなってからは公式戦10試合でわずか3勝と、選手の個人パフォーマンスで勝っている印象だ。主力選手の怪我がなければ…という言い訳はいえるが、それは全チームに言えること。その中でマネジメントをして、チームを勝利に導くのが監督の仕事。

トゥヘル前監督が考えた選手補強が、ポッター監督のサッカーに全く合わないのかもしれないが、その状況はトゥヘル前監督も同じこと。彼はランパード前々監督の選手を受け継ぎリーグ4位、そしてチャンピオンズリーグ優勝に導いた。ここまでの好成績は望まないが、もう少しポッター監督が理想とするサッカーを見てみたい。

次の対戦相手はマンチェスターシティ。この試合で大敗するようであれば、ポッター監督の将来に少しだけ暗雲が立ち込める…のかもしれない。

 

・アスピリクエタはチェルシーで495試合目の出場を達成。外国人選手としてはチェフ氏を抜いて、歴代最多出場記録を樹立

・チェルシーは年明け最初の試合において、7年連続未勝利