ミドルズブラを下し3シーズン連続でFAカップ準決勝に進出したチェルシー。好調を維持するチームについてトゥヘル監督がコメント

ミドルズブラを下し3シーズン連続でFAカップ準決勝に進出したチェルシー。好調を維持するチームについてトゥヘル監督がコメント

2022年3月19日(日本時間20日)にFAカップ準々決勝が行われ、チェルシーはアウェイでチャンピオンシップに所属するミドルズブラと対戦。結果は0対2(チェルシー:ルカク、ツィエク)で、チェルシーが勝利し、準決勝に進出した。

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チェルシーのスターティングメンバーは、メンディ、アスピリクエタ、シウバ、リュディガー、サール、コバチッチ(カンテ、後半23分〜)、ロフタスチーク、マウント、ツィエク(ケネディ、後半36分〜)、プリシッチ(ヴェルナー、後半23分〜)、ルカク(ヴェイル、後半39分〜)でフォーメーションは、4-2-3-1。なお、ジェームズ、オドイ、クリステンセン、チルウェルは怪我のため欠場。また、サウールは新型コロナウイルス陽性反応がでたため欠場となった。

試合はミドルズブラが前線からプレスをかけ、チェルシーの守備陣にプレッシャーをかけていく。しかし、チェルシーは上手く回避しながら攻撃を展開。空いたスペースを活用して、カウンターアタック気味に攻撃を仕掛けていく。

前半15分には、ツィエクが右サイドのスペースに飛び出したマウントにスルーパス。そのままボックス付近まで運び、グラウンダーのクロスを供給。これを中央に走り込んでいたルカクがワンタッチで流し込み、早い段階でチェルシーが先制に成功する。

そして、前半31分にもカウンターが成功する。リュディガー、コバチッチ、マウントと繋ぎ、最後はツィエクへ。ボックス手前右でボールを受けたツィエクは、カットインから左足を振り抜き、左下隅にゴール。2点をリードして前半を終えた。

2点のリードがあったチェルシーは、リスクを冒して攻撃に出ることはなく、攻守のバランスを上手く保ちながら時間を消化していく。試合終盤にはケネディ、ヴェイルを投入。普段起用する事が中々できない選手を投入し、経験を積ませて試合終了。結果は、0対2でチェルシーが勝利しFAカップ準決勝に進出した。試合後、トゥヘル監督は、

「とても集中して試合をする事ができていたので、とても嬉しいね。ビッグチャンスも許さなかった。チームとして守り、攻めることができていた。落ち着いて試合をコントロールし、相手のハイプレスから逃れ、ラインの裏のスペースを見つけ、速い攻撃を作り出す方法を見つけることができた。決定的な場面で得点し、後半はより多くのチャンスを作れたと思っている。

またこの12試合(11勝1敗)は、いつも感動的なパフォーマンスができたわけではなく、運良く逃げ切ったこともあった。その一例として、アウェイのクリスタルパレス戦がある。この試合は、我々にとって最高の試合ではなく、引き分けでもおかしくなかったのだが、最後の最後で得点することができた。残念ながらリヴァプールやマンチェスターシティとの差が開いた時期には苦戦しみ、長期離脱者や新型コロナウイルスに苦しんだが、常に非常に高いレベルを維持できたと思う」

ここ最近のチームのパフォーマンスについて、満足していると話した。また、メンバーから外れたケパとジョルジーニョについては、

「ケパは体調を崩していた。そして、ジョルジーニョには小休止の機会を与えた。彼は90分以上6試合続けてプレーしていたし、これからイタリア代表として重要な2試合がある。肉体的だけでなく精神的にも重要なので、彼には休息をとってもらった。一緒に移動する必要はないと判断したんだ」

チェルシーは、3シーズン連続でFAカップ準決勝に進出。そして公式戦6連勝を記録して、代表ウィークに入ることができた。

3月18日にはチェルシー購入の入札が終わり、入札者が出揃った模様で、2週間後に再開するリーグ戦前に購入者が決まる予定となっている。オーナーが決まり、一刻も早く通常の試合運びが出来ることを願っている。

・チェルシーは公式戦6連勝を達成

・ツィエクは自身の誕生日にゴールを記録。これはチェルシーの選手として17人目

・マウントはチェルシーにおいて、公式戦148試合の出場で25ゴール・25アシストを記録