チェルシーがバーンリーに0対4で快勝。「試合での決定力の高さは目を見張るものがある」とトゥヘル監督が得点を決めたジェームズを賞賛
2022年3月5日(日本時間6日)にプレミアリーグが行われ、チェルシーはバーンリーと対戦(アウェイ:ターフムーア)。結果は0対4(チェルシー:ジェームズ、ハヴァーツ×2、プリシッチ)で、チェルシーが大勝した。
スターティングメンバーは、メンディ、チャロバー、シウバ、リュディガー、ジェームズ(ロフタスチーク、後半25分〜)、カンテ(コバチッチ、後半25分〜)、ジョルジーニョ、サウール、プリシッチ、マウント(ヴェルナー、後半33分〜)、ハヴァーツでフォーメーションは3-4-3。なお、チルウェル、アスピリクエタは怪我のため欠場となった。
前半は、支配率79パーセントという数字とは裏腹に、守備時に全員で守るバーンリーに対し、チェルシーの攻撃陣は上手く攻撃を組み立てる事が出来ず、0対0で前半を終える。
しかし、後半開始からはマウントを中盤に下げ、3-5-2気味のフォーメーションに変更したことでプリシッチが中央でフリーになる機会が増え、バーンリーの守備を崩していく。そして後半3分に、ボックスの右でボールを受けたジェームズが、フェイントでディフェンダーを翻弄してシュート。ゴール左隅に流し込み、チェルシーが先制する。
後半8分には、ボックス右からプリシッチが入れたクロスに、ハヴァーツが頭で合わせて追加点。さらに、その2分後には、ボックス右からジェームズがグラウンダーのクロスを入れると、正面で合わせたハヴァーツがこの日2ゴール目を挙げて、0対3とリードを広げた。
加えて後半24分には、サウールが左サイドから入れたクロスのこぼれ球をプリシッチが押し込んで、4点目。このまま試合は終了し、大量得点+クリーンシートで、リーグ3連勝となった。試合後、トゥヘル監督は
「ピッチがかなり乾いていて、ゲームを加速させるのが難しかったから、少し戦術を切り替え、カンテにもっとスペースを与えたんだ。チームはとてもよくやってくれたし、素晴らしい後半になった」
と話した。また長い怪我から復帰し、リーグ5点目を挙げたジェームズについては、
「彼は9週間という長い間離脱していた。この間に25試合もあったので、常に解決策を見つけようとし、チームとしてそれを実行した。この間、私たちは何とか試合に勝ち、タイトルも獲得できたが、彼が復帰して3試合、今日先発でプレーしたが、何が足りなかったのかが分かるようなプレーだった。トレーニングはもちろん、試合でも決定力の高さは目を見張るものがある。このような構成(3-4-3)でプレーする場合、このポジションは非常に重要であり、それは左サイドも同じなんだ。彼が戻ってきたことは、とても嬉しいね」
とジェームズが復帰した事で、トゥヘル監督が考える3-4-3のシステムが機能したと話した。チルウェルの復帰はまだ先になるが、決定力のある右のウイングが帰ってきたことで、チームの得点力が上がることは間違いないだろう。
・チェルシーは、後半開始10分間で3得点を挙げた。これはリーグ戦において、2015年10月のマンチェスターC対ニューカッスルU以来の出来事
・チェルシーが、今シーズンのリーグ戦で4得点以上挙げたのは、2021年10月のノリッヂ戦(7対0)以来