CLユベントス戦は4対0でチェルシーが大勝しグループステージ突破。怪我で途中交代したカンテ&チルウェルの状況は?

CLユベントス戦は4対0でチェルシーが大勝しグループステージ突破。怪我で途中交代したカンテ&チルウェルの状況は?

2021年11月23日(日本時間24日)に、チャンピオンズリーグ(CL) グループステージ・グループHの第5戦目が行われ、チェルシーはホーム・スタンフォードブリッジでユベントスと対戦。結果は、4対0(チャロバー、ジェームズ、オドイ、ヴェルナー)でチェルシーが勝利し、グループステージ突破を決めた。

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チェルシーのスターティングメンバーは、メンディ、チャロバー、チアゴ・シウバ、リュディガー、ジェームズ、カンテ(ロフタスチーク、前半37分~)、ジョルジーニョ(c)(サウール、後半31分~)、チルウェル(アスピリクエタ、後半26分~)、ツィエク、オドイ(マウント、後半31分~)、プリシッチ(ヴェルナー、後半26分~)で、フォーメーションは3-4-3。なお、コバチッチとハヴァーツは怪我のため欠場となった。

前回の対戦でユベントスに1対0で敗れていたチェルシーは、前半から試合のペースを握った。

前半22分には、ジェームズがフリーキックからゴールを狙うが、これはシュチェスニーがセーブ。そして前半25分に、ツィエクからのコーナーキックから、競り合いでこぼれたボールをチャロバーが右足で振り抜きゴール。チャロバーは、CL初スタメンで初ゴールとなった。

しかし、その後すぐにユベントスにチャンスが訪れる。前半28分に、元チェルシーのモラタがループシュートを放つと、飛び出してきたメンディを抜けボールはゴール方向へ。それをシウバが、ラインを割る直前に掻き出して失点を免れ、1対0で前半を終えた。

後半もチェルシーペースで試合が進んだ。試合開始から何度もチャンスを作ると、後半11分に左サイドからのクロスが右サイドに流れると、それを受けたジェームズが右足で強烈なシュートを打ち、対角線へ突き刺しリードを広げる。その2分後には、ゴール前の混戦を巧みなパス回しで繋ぐと、ロフタスチークのラストパスを受けたオドイが左足でシュートを決め3対0に。

さらに怪我から復帰し、後半26分から出場したヴェルナーが、後半のアディショナルタイムに、ツィエクからのパスに反応し、ワンタッチでゴールイン。試合は4対0、チェルシーが大量得点で、前回の雪辱を果たしグループステージ首位に立った。チェルシーの監督に就任後、50試合という節目を勝利で飾ったトゥヘル監督は、

「50試合目は素晴らしい試合だったね。守りの堅いチームを相手に、これだけのゴールを決めたことは素晴らしい成果。私たちとって素晴らしい夜であり、素晴らしい結果となったね。細部にまで気を配り、最初に対戦した試合のようにいつゲームを加速させ、よりシャープになるタイミングを見計らう必要があったが、チームはこれらすべてを実行してくれた。全員が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、感謝しているよ。このチームの一員であることを嬉しく思っているんだ。選手は素晴らしい態度で、決意とハングリー精神を持っている。このエネルギーと雰囲気を維持していきたいね」

と勝利を喜んだ。ちなみにトゥヘル監督は、50試合で32勝11分7敗、31のクリーンシートを記録するなど、ここまで素晴らしい成績を収めている。一方、怪我で交代したカンテとチルウェルについては、厳しい表情でコメントした。

「彼は反対側のジェームズ同様、素晴らしかったので心配しているんだ。彼らは最高の状態にあり、とても強く、とても自信を持ち、クオリティも高かった。チルウェルは、膝に痛みを抱えていてとても苦しんでいた。今は少しだけ良くなっているようだが、明日(水曜日)詳しい検査を受けることになる。悪い知らせではないことを願っている。また、カンテについても少し膝を捻ってしまった。それほど悪くないことを願っている。この2つだけが悲しいことだった。なぜなら、カンテは退場する瞬間まで再び素晴らしい活躍をしていたし、チルウェルも素晴らしい活躍をしていて、重要な存在だからね」

と二人の怪我が長引かないことを願っていた。

次戦は、プレミアリーグ13節のマンチェスターユナイテッド戦(11月28日・日本時間29日)。コバチッチ、ハヴァーツに続き、チルウェル、カンテが欠場する可能性が高くなった。ただ今のチェルシーであれば、選手層の厚さでカバーできる。好ゲームを期待したい。

チャンピオンズリーグ グループH 順位表

1位:チェルシー(4勝1敗、得失点+9、勝ち点12)

2位:ユベントス(4勝1敗、得失点+3、勝ち点12)

–決勝トーナメント進出–

3位:ゼニト(1勝1分3敗、得失点0、勝ち点4)

4位:マルメ(1分4敗、得失点-12、勝ち点1)

 

・チャロバーはCL初スタメンでゴール(22歳141日)。チェルシーにおいて、CL初スタメンでゴールを決めた選手として、オスカル(21歳10日)に次ぐ最年少記録に。

・チェルシーはCLで初めて、3人の異なるイングランド人選手(チャロバー、ジェームズ、オドイ)がゴールを決める。

・チェルシーはCLのホームゲームで5試合連続無失点。